怪物事変 15巻(藍本松)【新刊あらすじ&レビュー】※ネタバレあり File0236

怪物事変15SF・ファンタジー
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こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします

いい作品が見つかれば幸いです

※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします

今回紹介する新刊コミックは11/4発売の
怪物事変」15巻(藍本松)です

概要

業火に巻かれた裏屋島で起きた二匹の狐による襲撃事件は、憧れ続けた安らぎの炎にその身を焼かれた赤城が倒れたことで終結したのでございます。辛くも屋島を守りきり、安堵する夏羽一行と四国狸にございましたが、傷ついた体以上に心は疲弊しておりました。そのような中で、捕らえた花楓の処遇や、残された結石について話し合っていたところ、さらなる悲しみの報せが屋島を包み込み…。

Amazonより抜粋

作品情報

タイトル
 怪物事変 
作者
 藍本松 
発売日
 2021年11月4日 
掲載誌
 ジャンプSQ 
ジャンル
妖怪、バトル

サブタイトル

56.獣

57.落星

58.選択

59.頼電

主な登場人物(新規・更新)

♧三代目団三郎
佐渡狸頭領

♧金長
四国狸

♧四代目芝右衛門
淡路狸頭領

♤卜部(うらべ)
警察庁公安「ゲンジ」所属

♤源頼電(みなもと らいでん)
警察庁公安「ゲンジ」所属、大の狸嫌い

内容紹介

裏屋島への襲撃は赤城の死によって一応の決着を見た

しかしそれだけで騒動の幕引きになる程狸陣営の被害は小さいものではなかった

取り分け太三郎の危篤状態は伊予姫の心だけでなく戦いに関わった全ての戦士の心を削っていった

必然その後の俎上に上るのは捕えた花楓の処遇であったが、多郎太はあえてこれからの屋島狸を統べる伊予姫に厳しい決断を促そうとする

しかし簡単に殺せば終わりという幕引きに疑問を感じた夏羽は野火丸に助言を請うがその答えに悩みが増す一方であった

多くの狸を死に追いやり混乱をもたらした花楓に対する夏羽の決断は

「殺さない、でも許さない」

であった

夏羽なりに悩んだ末の結論であったがその逆風となったのが太三郎の死だった

佐渡狸頭領の三代目団三郎、淡路狸頭領の四代目芝右衛門、四国狸の金長、そして新たな屋島の頭領となった伊予・・・この面々を説得しなければ夏羽の主張は通る事を許されなかった

葬儀後に集められた席で伊予が列席の狸に問うたのは花楓を「討つ」か「討たぬ」か

事前に行った投票で圧倒的に票を占めたのは「討つ」と「白票」の二つの選択肢

対して「討たぬ」はたったの3票

誰何されるまでもなく申し出たのは全吉と夏羽

2人は決して花楓を赦すつもりはなかったが、だからといって「討つ」という選択肢には反対の意見を述べる

そしてこの採決を大きく左右する最後の1人が静かに心の内を吐露し始めると会場には複雑な空気が流れだしてしまう・・・

屋島の騒動の一部がSNSにアップされ織が頼ったのは勝手にスマホに登録されていたツナマヨの名前だった

しかも彼からもたらされた情報で残る石の一部は京都にあるとわかる

紺から稲生が京都出身の狐だと知らされるとがぜん京都への注目度は高まって行ったが、隠神は京都に乗り込むのは最後の最後だと予定していた

熟考の結果京都への遠征を決定した夏羽達だったが、そこでツナマヨの正体と彼が所属する機関「ゲンジ」の存在を聞かされるがそれは敵にも味方にもなりうる危うい邂逅であった

レビュー

こんにちは

アニメ化後も好調な怪物事変の15巻です

今回で屋島編が終了し物語は稲生の出生の地・京都へと移っていきます

前巻は花楓や赤城との派手なバトルが中心でしたが、今回は打って変わって罪と罰に向かい合うデリケートな展開となりました

悪いことをしたのは花楓だけど指示したのは稲生

そこで花楓を怒りのままに罰してしまうだけで本当にいいのか?

その問題に夏羽や伊予のような若者が真摯に向かい合う姿は派手なバトルに引けをとらない緊張感たっぷりな雰囲気で面白かったです

その中でも特に屋島を背負う重責と自分の考えとの折り合いの付け方で悩む伊予を見ていると、何かを決断する難しさと責任を切に感じてしまいました

対する花楓も自分が楽しい事と相手に迷惑をかけたり苦しめたりする事の線引きがちゃんと出来ておらずいわば大きい子供みたいな姿は我々人間も同じ思考で動いてしまっている事があるのではないかと考えさせられました

自分さえ楽しければいいのか?

人を憎むのか?罪を憎むのか?それともその仕組みを憎むのか?

はたまた憎むだけで解決するのか?

簡単には解決できない難しい問題ですよね

そんな問題へのひとつの結論を提示する為にも色んな人に読んで欲しい巻だなと思いました

子供のうちから思い悩む事も悪くないですがちょっと重大な問題すぎますよね(笑)

そんなややこしい問題をしっかり解決して夏羽達には笑って欲しいものです

さあ次回からまた新展開です

稲生の懐に飛び込んで攻略の糸口を見つけられるでしょうか?

16巻に続く


Luck'o
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