姫騎士は蛮族の嫁 2巻(コトバノリアキ)【新刊あらすじ&レビュー】※ネタバレあり File0240

姫騎士は蛮族の嫁02SF・ファンタジー
Luck'o
Luck’o

こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします

いい作品が見つかれば幸いです

※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします

今回紹介する新刊コミックは11/9発売の
姫騎士は蛮族の嫁」2巻(コトバノリアキ)です

作品情報

タイトル
 姫騎士は蛮族の嫁 
作者
 コトバノリアキ 
発売日
2021年11月9日
掲載誌
 別冊少年マガジン 
ジャンル
ファンタジー、ラブコメ

サブタイトル

第6話 酒宴は蒙霧の晴れ

第7話 邂逅は旧交の縁

第8話 剣舞は懇親の印

第9話 竜狩りは戦士の業

第10話 逢魔は人の業

主な登場人物(新規・更新)

♧カルカ・ロト
森人(イクスト)の理術士

♧ニムハラ
霊樹(クフウェク)の蕾

♧ヴゥユメーク
妖精(テフュー)の大長

♧ヴァス老・グァス老・バルハス老
鉱人(クィェフト)の三賢老

♡ナィレア
四年前東征騎士としてセラに仕えた騎士

♡マルシアス
イルドレン軍従軍司祭、公暦(コモネラ)教徒

内容紹介

蛮族に囚われ嫁に指名され、今度はドラゴンまで撃退したイルドレン王国東方征伐軍第一騎士団長にして貴族の娘・セラフィーナ・ド・ラヴィラント

ここまでカルチャーショックを受ければもう驚くことはないと思っていたいた彼女の前に現れたのはなんと「人ならざる者たち」であった

「森人(イクスト)の理術士・カルカ・ロト」

「霊樹(クフウェク)の蕾・ニムハラ」

「妖精(テフュー)の大長・ヴゥユメーク」

「鉱人(クィェフト)の三賢老・ヴァス老・グァス老・バルハス老」

お伽話でしか聞いたことのない種族を前にして言葉を失うセラに向かってヴェーオルは紹介と説明を続ける

彼の言葉によると先の四種族とヴェーオルの「汎人」を合わせて「五大氏族」と呼びその文化圏を総じて「諸部族連盟」として共存していた

それは西の脅威であるイルドレンに対抗した連合・・・・ではなく「魔物」に対抗する為の協力関係とのことであった

ちなみにイルドレンは大して脅威とは思われていなかったらしい・・・・チーーン(死)

蛮族に囚われて人生が終わるどころか見識が広がっていくばかりのセラに紹介されたのはかつての既知と呼べる人物であった

彼女の名はナィレア

元セラの部下でありフィロマール子爵家のれっきとした貴族騎士であった

四年前の遠征で命を落としたと思われていたが、セラ同様戦った蛮族に求婚され彼の地で新しい生活を始めており子宝にも恵まれていた

そのギャップに言葉もないセラであったが、彼女の幸せそうな姿を見て思わず誰にも聞こえない声で独り言ちてしまう

「いいな(ボソッ)」

一族の戦士と手合わせしたり竜狩りを手伝ったり蛮族の文化に馴染み始めたセラの耳に聞き捨てならない話が飛び込んでくる

それは森人の理術に似た力を行使して竜を攻撃している者がいるという話だったが、セラには思い当たる存在がいた

「公暦(コモネラ)教徒の司祭」

セラの想像通り竜を攻撃し森を焼き払っていたのは従軍司祭のマルシアスであったが、問題はマルシアスの蛮行の結果ではなく行為そのものであった

司祭の攻撃で力を失った大地から湧きだしたのは「澱み」と呼ばれる魔物で、その触手は一瞬にしてマルシアスを飲み込み闇き波動を揺らめかせていた・・・・

レビュー

こんにちは

1巻発売後即重版になった姫騎士は蛮族の嫁の2巻です

いや~素晴らしいですね

この調子でアニメ化まで一気に行っちゃいましょう!

昨今はファンタジーと言えば「なろう系」という感じですけど、この作品はベースとしてしっかりオリジナル世界のファンタジー設定がしっかりと出来ていてストーリーを追うごとにその世界が更なる広がりを見せるいわば古き良きファンタジーを彷彿とさせてくれます

ベースとしてはドラゴンやエルフ、ドワーフなどなじみ深い種族なので抵抗感が少ないですし、その上で主人公セラが住むイルドレン王国の生活事情や騎士としての立場視点で物語が進むので感情移入もしやすく読み進めやすいですね

そして蛮族と思っていた相手が良い人でしかも生活水準は自分達より上と知ったセラのショックが刺さります(笑)

でもそんな蛮族を敵と決めつけず受け入れる気持ちを持ったセラって柔軟な価値観の持ち主ですよね

ヴェーオルはセラの反応を受け入れる器量の大きさがあるし、ラブコメであり癒しのような優しいストーリーもこの作品の魅力です

さて今回はそんな小さくないカルチャーショックを受けたセラに更なるカルチャーショックが訪れます

目の前にエルフ、妖精、ドワーフが現れたらある意味異世界転生ですよね(笑)

そこで知らないものを拒むのではなく自分の見識の狭さを恥じるセラの高潔さに心打たれてしまいます

後半ではちょっと(かなり?)イカれた司祭マルシアスが登場します

蛮族を蔑んでいたのは最初のセラと同じですが彼女は妄信的な公暦(コモネラ)教徒の上にセラを勝手に神格化しているのでなかなかの質の悪さを披露してくれます

良い感じのかき回しキャラです

ぜひ今後も継続して使って欲しいものです

さあ蛮族に囚われて自身の知らない世界や人種を目の当たりにしたセラはとある人物と対面することになります

この出会いが今後の展開にどんな影響を与えるのか楽しみです

3巻に続く


Luck'o
Luck’o

試し読みはこちらから↓↓

コトバノリアキ先生のつぶやきはこちらからチェック!→Twitterリンク


姫騎士は蛮族の嫁 記事一覧

コメント

タイトルとURLをコピーしました