「神のみぞ知るセカイ」の若木民喜が送るちょっと・・・どころではない不器用な二人が企てる単身赴任回避の為の嘘の結婚ストーリー!
概要
『神のみぞ知るセカイ』若木民喜待望の最新作、テーマは<結婚>!!!
Amazonより抜粋
「結婚しませんか? 私たちの一人の生活を守るために」
首都圏の旅行代理店でツアーの企画を担当する会社員のタクヤとリカ。
共に人付き合いが苦手で目立たないが、人知れず充実した一人生活を送っている。
タクヤは保護した猫と、リカは地図さえ眺めていれば幸福な日々……
ところが日本からはるか離れた海外の支店開設により
<独身者が優先で海外派遣!!!>
国内でさえ人付き合いが苦手なのに海外に何年も行きっぱなし…?
こまったリカはタクヤにとある計画を持ちかけて……
ほとんどしゃべったこともない二人が、たったの365日後に結婚することに!?
猫好きメガネ男子と地図マニアの無愛想女子の、
令和の結婚コメディー、第1集!
作品情報
タイトル |
結婚するって、本当ですか(1) |
作者 |
若木民喜 |
出版社・掲載誌 |
小学館・週刊ビッグコミックスピリッツ |
刊行日 |
2020年8月12日 |
ジャンル |
恋愛 |
インデックス
- ADV.1 「結婚するって、本当ですか?」
- ADV.2 「結婚宣言って、必要ですか?」
- ADV.3 「お祝いだって、必要ですか?」
- ADV.4 「なれそめって、必要ですか?」
- ADV.5 「プロポーズは、やらなきゃいけませんか?」
- ADV.6 「婚約指輪はいりますか?」
- ADV.7 「結婚するって、なんですか?」(前編)
- ADV.8 「結婚するって、なんですか?」(後編)
主な登場人物
♤大原拓也(おおはら たくや)
旅行代理店JTCの社員、企画造成部、コミュ障で受け答えがワンテンポ遅れる
♡本城寺莉香(ほんじょうじ りか)
拓也の一年先輩社員、地図と旅行が趣味、相手を無言で見つめる癖がある
♧かま
拓也の飼い猫、野良猫にいじめられているところを拓也に拾われる
♡黒川(くろかわ)
拓也たちの上司
♧ケイスケ、権田、小宮
拓也の同僚
ストーリー概要
拓也の支店でイルクーツク支店の支店長を選ぶと通達される(独身者)
↓(Point①)
拓也、莉香ー偽装結婚で単身赴任を回避する事で合意
↓(Point②)
黒川に結婚を報告
↓(Point③)
アリバイ固めに奮闘する
↓(Point④)
権田が拓也に結婚のアドバイスを求める(Point⑤)
ポイント紹介
Point①シベリア片道切符
JTCはシベリアのイルクーツクに支店を出すことになり、拓也がいる支店から支店長を選ぶと通達してきた。対象は独身者だった為、拓也はネコの世話があるから行けないと断るが社会人としてその理屈は通らないとバッサリ切り捨てられてしまう。
Point②嵐の回避策
莉香は休日に偶然会った拓也と話しているうちに思わず嘘の結婚話をでっちあげてやり過ごそうという相談を持ちかける。拓也はもとより言った莉香も驚いたが、利害は一致しているうえ後には退けない状況に拓也も合意するしかなかった。こうして嘘の結婚話が動き出した。
Point③地味にやり過ごすはずが・・
社内で目立たない二人の結婚話は静かにやり過ごされるだろうと踏んでいた二人だったが、支店をあげてのお祝いムードに目眩を覚え倒れ込んでしまう。何とかなれそめを作ろうと一人お台場に赴いた莉香だったが、イメージを作ろうにも拓也の顔すらはっきり思い出せない始末で自分の不甲斐なさにため息しか出てこなかった。
Point④脅迫電話
突然拓也の元にかかってきた非通知の電話。内容は莉香との結婚が偽装である事を知っていると仄めかすものであり拓也をシベリアに送ってやると吐き捨てて切れてしまう。同じ支店の人間が疑わしいのは確かだが誰を警戒すればいいのかわからない状況だった。
Point⑤突貫!愛の巣作り
権田が拓也に相談したい事があると持ちかけてくると、警戒心を強めつつも自宅で話をする事になった。そうなると必要なのが拓也の部屋の偽装工作で、莉香主導の元ペアアイテムや写真など同棲を匂わせる部屋作りにいそしむ二人であった。
名セリフ3選
①『私と、結婚しませんか?』
莉香が会社を辞めると言った拓也に切り出した一言。言った本人も驚いていたが、お互いの生活を守るためのパートナーとして拓也に感じるものがあったのだろうか・・?
②『なんてことなの・・大原君の顔を思い出せない。2年も向かいの席で仕事してたのに・・どんな顔だったか・・どんな声だったか・・はっきり覚えてない・・自分がいかに雑に生きているか、他人に関心がないか、一瞬でつまびらかにされてしまった。』
なれそめを作ろうとして拓也のシミュレーションが出来ないと愕然とした莉香の言葉。結婚は色々な事を見直さなければならないきっかけとなった。
③『かんちがいしちゃダメだ。』
権田の訪問を乗り切った二人は意外にお互いのことに悪い手応えを持っていなかった。あくまでそれは嘘のパートナーの上でだと二人が自分を戒めた言葉。

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作者の主な作品
- 「聖結晶アルバトロス」小学館・全5巻
- 「神のみぞ知るセカイ」小学館・全26巻
- 「ねじの人々」小学館・全3巻
- 「なのは洋菓子店のいい仕事」小学館・全7巻
- 「キング・オブ・アイドル」小学館・全6巻
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