ヒットメーカー・高橋留美子が下宿アパート・一刻館を舞台に大人の恋愛模様を描く1980年代のクラシックな雰囲気漂うラブコメの決定版!
作品情報
タイトル |
めぞん一刻(4) |
作者 |
高橋留美子 |
出版社・掲載誌 |
小学館・ビッグコミック |
刊行日 |
1983年6月1日 |
ジャンル |
ラブコメ |

インデックス
- Part.1 あれがいい
- Part.2 SOPPO
- Part.3 ふりむいた惣一郎
- Part.4 ショッキング・ジョッキ
- Part.5 祭りの暗い片すみで
- Part.6 夏の思い出
- Part.7 事件
- Part.8 狭い宇宙
- Part.9 誤解の方程式
- Part.10 明るい5号室
- Part.11 坂の途中
主な登場人物
♤五代裕作(ごだい ゆうさく)
五号室の住人、浪人生
♡音無響子(おとなし きょうこ)
一刻館の新しい管理人、美人で働き者、未亡人
♡一の瀬(いちのせ)
一号室の住人、世話焼きおばさん、夫・息子の賢太郎と暮らしている
♤四谷(よつや)
四号室の住人、年齢・職業など一切不明な謎の男
♡六本木朱美(ろっぽんぎ あけみ)
六号室の住人、スナック「茶々丸」で勤務、裸同然で歩き回る
【音無家】
♤音無惣一郎(おとなし そういちろう)
響子の夫、病気で死亡
♤大家
響子の義理の父、一刻館の大家
♡郁子(いくこ)
惣一郎の姪、明るく元気な性格で五代を気に入っている
♤三鷹瞬(みたか しゅん)
テニスクラブのコーチ、爽やかな見た目で笑うと歯が光る
♡七尾こずえ(ななお こずえ)
五代の元バイトの同僚、五代が好き
♤坂本(さかもと)
五代の悪友
♡黒木(くろき)
人形劇クラブの部員、クールな綺麗系
ストーリー概要
響子の母、三鷹の存在を知り結婚に賛成する
↓(Point①)
惣一郎、行方不明になる(Point②)
↓
夏祭り、五代はこずえと響子は三鷹とデート
↓(Point③)
五代、勘違いから一刻館を出て行く
↓(Point④)
五代、見つけたアパートには前の住人が居ついていた
↓
五代、一刻館に帰りたいが誤情報で怒った響子が断る(Point⑤)
ポイント紹介
Point①三角関係解消
五代と三鷹に勝手に腹を立てた響子は二人を突き放して一人に戻ろうとする。怒りの原因がわからない二人はそれぞれ思い当たる節を考えて事を荒立てないよう行動するが、その結果響子は二人に嫌われたように感じて強がりながらも内心寂しさを感じていた。
Point②惣一郎と惣一郎
在りし日の惣一郎は突然白い犬を引き連れて帰ってきた。彼が手に持っていた焼き鳥のにおいに釣られたようなのだがそのまま音無家に居着いてしまう。最初シロと名付けられたその犬は惣一郎という名前に反応して返事をするようになり後にその名前を引き継ぐことになった。
Point③こずえの願い
大学の友人達がひと夏の体験で盛り上がる中、こずえの友人達は一年経っても何もしてこない五代に欠陥があると断言しこずえを悩ませる。こずえは思い切って夏の思い出が欲しいと五代に打ち明けるが二人が想像する夏の思い出には大きな隔たりがあった。
Point④響子さん、結婚⁉︎
一刻館の住人から響子と三鷹が結婚するという話を聞かされた五代。最初は話半分に聞いていたがなにやら真実味を帯びてきた事で機を見計らい直接響子に聞いてみるとあっさりと認めてしまう。「三鷹さんの妹が」という言葉は電車の音でかき消されてしまうが。
Point⑤行き違いは果てしなく
早とちりで一刻館を飛び出してアパートを借りた五代は、立ち退かない前住人に頭を悩ませていた。それを見た響子は五代が別の女性と同棲していると勘違いしてしまう。誤解を解こうと五代は一刻館の住人に伝言を頼むがこれで更に事態はこじれていく。
名セリフ3選
①『ヒモ。貧乏人。優柔不断。卑怯者。女の敵。カス。』
こずえに食事の世話になりながら響子の動向を気にする五代に朱美が投げた言葉。
②『夏の思い出が欲しいの。』
夏の終わりにこずえが五代に言った言葉。当然五代はアレを想像するが・・・。
③『帰って来て、帰って来て、お願い‼︎部屋はあります、ありますから・・・』
帰るきっかけを失い意固地になる五代に響子が言った言葉。お互い限界だった。

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