
こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「さよなら私のクラマー」2巻です
概要
”埼玉の県立高校、蕨青南。弱さゆえか“ワラビーズ”と揶揄されるチームに、個性豊かな1年生が入部してくる。周防すみれ、曽志崎緑、恩田希……。コーチには女子日本代表のレジェンド、能見奈緒子が加わり、ワラビーズは生まれ変わり始める。だが、その記念すべき初戦の相手は、高校日本一、久乃木学園。前半で圧倒的点差をつけられてしまうが……。”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
さよなら私のクラマー |
作者 |
新川直司 |
発売日 |
2017年1月17日 |
掲載誌 |
月刊少年マガジン |
ジャンル |
サッカー |

サブタイトル
- 04.地獄の門
- 05.埼玉蕨の三悪人
- 06.フロンティア
- 07.恋わずらい
あらすじ
「動く才能と隠す才能」
後半に入り恩田がボールを持つ事でワラビーズにリズムが生まれ始める
そのセンスは鷲巣監督をして刮目させる程であった
一方で、周防は練習試合では負けを選択し、再戦に期す気の抜けたプレーを続けるが恩田はそれを良しとはしなかった
恩田の熱意に負けてUー17の佃と真っ向勝負を選択した周防は、孤独だった中学時代とは違い頼れる周りを使う事で佃の裏をかき得意のスピードでねじ伏せていく
その圧巻のパフォーマンスに佃のプライドの炎は更に激しく燃え始める
「女子サッカーを牽引していくのは私達だ」
「天才を越える天才」
試合終盤に向けて存在感を増す恩田を中心にワラビーズは反撃の一点を求めて久乃木ゴールへとおそいかかっていく
点差は十分な中、久乃木のイレブンはやり過ごす事を選択せず最後まで久乃木のスタイルを貫く事を徹底する
スタイルにプライドを持つチームの矜恃であった
「カウンターが鋭い おさえきれなくなった 引くか キープして残り時間やり過ごすか ロングボールで蕨を下げさせれば 21-0は上出来でしょ もう点はいらない
それは
久乃木の哲学ではない」
「ポエマー拉致」
わずかな部費を能見の絶望的なセンスによるユニフォームに溶かされたワラビーズは新たなユニフォームの資金を得るべく曽志崎を中心に東京フットサル大会に出場を決める
しかし、メンバーの白鳥が電車の乗り間違いで遅れると、片思いの選手を見にきていた佃とお供の井藤を拉致し頭数を揃えるのであった
「あきらめるもんか 女子サッカー選手は代々あきらめが悪いんだ サッカージャンキーなめんな」
レビュー
2巻です
弱小サッカー部がなにかの間違いで強豪校と練習試合する
まぁスポーツ漫画入りではよくあるテンプレですよね
ちょっと違うのはボッコボコにしすぎることかな(笑)
0-21って部員やめてくぞ
そんな中でも恩田や曽志崎は全国常連の久乃木学園に食いつこうとしますが、対して周防は無謀な試合での消耗を諦め次の試合で戦う為の怒りを貯める事に専念し始めます
同じフィールドで同じ状況を共有し、気持ちは前を向いているのに取った行動がここまで違うのが面白いですよね
悪く言えば意識の共有が全く出来ていませんが、出来たばかりのチームなのでやむなしな所はあります
それをフィールドでぶつけ合うのもサッカーの醍醐味であります
それくらい高い壁を前に覚醒した恩田は、久乃木が誇る天才・井藤をも魅了するプレーを見せ始めます
なんとか爪跡は残しましたが、チームとしての自力の差を体感できた久乃木学園戦が終わり物語は部費捻出の為のフットサル編に突入します
今度は恩田、井藤のファンタジスタが同じチームで躍動します
そして周防、佃の水と油コンビ(?)も交えたドリームチームは優勝を手に出来るのか

試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「冷たい校舎の時は止まる(原作・辻村深月)」講談社・全4巻
- 「さよならフットボール」講談社・全2巻
- 「四月は君の嘘」講談社・全11巻

3巻に続く
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