ヒットメーカー・高橋留美子が下宿アパート・一刻館を舞台に大人の恋愛模様を描く1980年代のクラシックな雰囲気漂うラブコメの決定版!
タイトル |
めぞん一刻(5) |
作者 |
高橋留美子 |
出版社・掲載誌 |
小学館・ビッグコミック |
刊行日 |
1984年1月1日 |
ジャンル |
ラブコメ |

インデックス
- Part.1 風邪に抱かれて
- Part.2 星をつかむ男
- Part.3 願ひ事かなふ
- Part.4 キッスのある風景
- Part.5 見るものか
- Part.6 なんて器用なの
- Part.7 こずえちゃん気をつけて
- Part.8 一刻館の昼と夜
- Part.9 配達された一枚の葉書
- Part.10 子供のいる風景
主な登場人物
♤五代裕作(ごだい ゆうさく)
五号室の住人、浪人生
♡音無響子(おとなし きょうこ)
一刻館の新しい管理人、美人で働き者、未亡人
♡一の瀬(いちのせ)
一号室の住人、世話焼きおばさん、夫・息子の賢太郎と暮らしている
♤四谷(よつや)
四号室の住人、年齢・職業など一切不明な謎の男
♡六本木朱美(ろっぽんぎ あけみ)
六号室の住人、スナック「茶々丸」で勤務、裸同然で歩き回る
【音無家】
♤音無惣一郎(おとなし そういちろう)
響子の夫、病気で死亡
♤大家
響子の義理の父、一刻館の大家
♡郁子(いくこ)
惣一郎の姪、明るく元気な性格で五代を気に入っている
♤三鷹瞬(みたか しゅん)
テニスクラブのコーチ、爽やかな見た目で笑うと歯が光る
♡七尾こずえ(ななお こずえ)
五代の元バイトの同僚、五代が好き
♤坂本(さかもと)
五代の悪友
♡黒木(くろき)
人形劇クラブの部員、クールな綺麗系
ストーリー概要
五代、風邪をひく
茶々丸でクリスマスパーティー(Point①)
↓
五代、年越しに一刻館に一人残される
↓
朱美、酔って五代と響子にキス(Point②)
↓
響子、レオタードを購入
五代、バレンタインでこずえから花をもらう(Point③)
↓
こずえ、五代の事を三鷹に相談する
↓
一刻館でコスプレパーティー
↓(Point④)
響子、惣一郎の三回忌(Point⑤)
ポイント紹介
Point①一番星おまけ付き
茶々丸でクリスマス会が開かれる当日、金欠だった五代はクリスマスツリーの装飾のバイトにでていた。響子にクリスマス会には行くと伝えたが当然のようにプレゼントを買う金はなく、ぼんやりツリーを見上げながら一の瀬から聞いた響子の子供時代のエピソードを思い出す。
Point②トラブルキッス
男にフラれて泥酔状態で帰ってきた朱美は部屋まで運んでくれた五代を別れた男と勘違いしてキスをしてしまう。それを横で見ていた響子はすかさず間に割って入るが、すると今度は響子までキスされてしまう。その事がきっかけで翌日響子と五代は微妙な空気に包まれてしまう。
Point③パンジーの花言葉
こずえからバレンタインのチョコレートと一緒にパンジー花を受け取った五代は、一刻館に戻ると聞きたくもない一の瀬の学生時代のエピソードど共にパンジーの花言葉を教えてもらう。こずえの深い想いに悩む五代だったが実はその花を渡した事には別の理由があったのだった。
Point④惣一郎への手紙
郁子の家庭教師で音無家を訪れていた五代は大家から響子宛の荷物を預けられる。それは惣一郎の日記で響子の手元にあった方がいいと大家が判断したのだったが、惣一郎を思い出す道具に五代は内心嫌な気分だった。それでもちゃんと日記は渡したが取り出す時に挟まっていた手紙が五代のカバンの中に落ちてしまう。
Point⑤子供談義
惣一郎の三回忌を迎え再び響子に結婚を迫る母は作戦を変えて露骨に「孫」という言葉を使って再婚を周りにもアピールする。その思惑に乗ってきたのは三鷹で、自分は沢山の子供が欲しいと主張し始める。すると五代も負けずに子供談義に入り込もうとするが・・。
名セリフ3選
①『少女の頃あったんですか?』
響子の少女時代のエピソードに共感する一の瀬に彼女が言った言葉。確かに。
②『あんな妖怪みたいな連中でも、いないとさびしいもんだ・・』
一刻館で一人年を越すことになった五代の言葉。
③『・・管理人さんだけはまともだと思ってたのに・・そのかっこう・・』
響子が制服姿でドンチャン騒ぎに参加している姿を見た賢太郎の言葉。最後の良心を失った瞬間。
「めぞん一刻」全15巻
主な作者関連作品
- 「うる星やつら」小学館・全34巻
- 「らんま1/2」小学館・全38巻
- 「1ポンドの福音」・全4巻
- 「犬夜叉」小学館・全56巻
- 「境界のRINNE」小学館・全40巻
- 「MAO」小学館・既刊5巻
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