小説の神様(手名町紗帆/原作・相沢沙呼)【既刊レビュー】File0002-02 小説の力を信じる若き作家達のピュアストーリー

小説の神様(1)既刊あらすじ&レビュー

こんにちはLuck’oです

Luck'o
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ここでは読んだ漫画のレビューをしていきます

今回ご紹介するのは「小説の神様」です

小説が原作のコミカライズで2020年10月2日に劇場版も公開されている作品です

作画の手名町紗帆先生は第32回グランドチャレンジで佳作を受賞今作が連載デビューとなっています

作品概要

小説家の父に憧れた少年は中学生にして作家デビューを果たすが、その後は作品の人気が続かず新作を発表するたびに部数は減っていき、ネットのレビューも遂に星一つになってしまう

小説が人の心を動かすと信じていた少年の面影は既になく、高校生にして引退を考えていた矢先に担当編集者から提案されたのは他の小説家との合作であったが、これが波乱の始まりであった

キャラクター

ダブル主人公でストーリーは展開されますが、主に千谷一也目線で話は進んでいきます

彼がまた超陰気です

ネガティブを集めた陰気玉みたいな感じで(笑)

エゴサして落ち込むとかちょっと作家としてどうなのかと思います

対する主人公兼ヒロインの詩凪は頭が良く美人でクラスの人気者でしかも売れっ子作家ときています

一也の駄目さを引き立てるにはうってつけの設定となっております

でも気丈な性格の反面、小説への想いは純粋で卑屈な一也を叱咤&叱咤し続けますが時に見せる繊細な一面に一也はイチコロになってしまいます

支えてくれる人々

一也の友人である九ノ里は彼のデビュー作を愛読書と憚らず言い続けてくれて作品の素晴らしさを照れることなくストレートに伝えてくれます

しかし、ひん曲がった一也の心には中々届きません

こんないい友人がいてネットの書き込みばっか信じるのはいかがなものかと思ってしまいます

担当編集者の河埜さんも一也を応援してくれる一人です

執筆のフォローをしてくれたり本が売れるよう尽力してくれたりと一生懸命尽くしてくれますがこれもひん曲がった一也は受け入れようとしません

そのひん曲がった一也が唯一素直になる相手は妹の雛子だけですが、彼女の医療費を賄うだけの小説の稼ぎがないとここでも落ち込んでしまいます

小説家

片や右肩下がりの落ち目小説家、片や飛ぶ鳥を落とす勢いの美少女小説家

見事なくらい立場の違う二人でしたが、実は同じような心の傷を持っていました

二人の共通点は繊細すぎる事、そしてペンネームが安直すぎる事

千谷一也→千谷一夜

小余綾詩凪→不動詩凪

いや!もっといじろうよ!

作品に対してのアプローチでも衝突しますが、詩凪は大人しく陰に隠れたような主人公を提案し、一也は詩凪のような明るく活発な主人公を提案します

一也くん、そんな太陽浴びまくったような主人公って共感できなくないですか?

恋の予感

思春期の男の子ですからねぇ

美人で、明るくて、頭が良くて、スタイルまでいい女の子が隣にいたらちょっと考えることありますよねぇ

終始一也は詩凪を異性として意識していますが、詩凪はそれほどでもないような気がします

どこにでもいるモブのような男の子ですからね

でも小説家としての実力は一目置いているようで多少の尊敬は見られますが、普段のダメダメを目にしているから100年の恋でも冷めますよね

最後の方はなんやかんやでいい雰囲気ですが果たして⁉︎

合作

本編では分かりませんが、コミックでは結局二人が作った小説の評価はわからないままでした

二人で決めた納得のストーリー展開詩凪渾身の決め台詞は読者の心に届いたのでしょうか?

そして一也のデビュー作の続編は出させてもらえたのでしょうか?

気になりますが良い方に転んだものと思っておくのがいいのでしょうね

オリジナルでもいいので続きが読みたくなります

まとめ

小説の神様は小説を愛してやまない若い二人を見捨てはしませんでした

必然として二人は出会い、小説を通してお互いを分かり合い、足りない部分を補い合うようにして一つの作品を完成させていきました

心ない言葉に傷ついた自分自身を助けてくれたのは自分の小説の力が届いた人たちでした

小説に人の心を動かす力があることを一也は身をもって体験した訳です

何かを生み出そうと必死に足掻く姿が見る人に勇気を与えてくれます

諦めても、落ち込んでも、逃げてもいい

信じることだけは忘れないでおこう

luck’o
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