きまぐれオレンジ☆ロード(まつもと泉)【漫画レビュー】

きまぐれオレンジ☆ロード(1)漫画レビュー

こんにちはLuck’oです

Luck'o
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ここでは読んだ漫画のレビューをしていきます

今回ご紹介するのは「きまぐれオレンジ☆ロード」です

この作品は週刊少年ジャンプの黄金期に連載された作品です。

当時のジャンプはバトル物の全盛期で
ページをめくれどめくれど
男達の熱き戦いが繰り広げられている中で、
ラブコメというジャンルは異彩を放っていました

おねーさんタイプのまどかと妹タイプのひかるを相手に
優柔不断な恭介があっちこっちとフラフラする様子に、
代わって欲しいと思った男子は多かったと思います(笑)

作品概要

舞台は1980年代のとある町。

小高い丘の上にある公園につながる階段で
その町に引っ越してきた
恭介とまどかが出会う所から始まります。
二人は食い違う階段の段数で言い合いになり
最後には笑って別れますが、
恭介が転校した学校で再び出会った彼女は
なんと札付きのワルでタバコまでふかしていました。

そんな二人を引き寄せたのは
まどかの妹分に当たるひかるの存在でした。

ひかるは放課後に恭介が能力を使って
バスケゴールにロングシュートを決めた姿を見て
一目惚れしてしまいます。

それ以降は
不良の姿を出さずかわいい女の子として
恭介に好かれようと努力を重ね、
そんなひかるを見守るまどかと
振り回される恭介の距離も徐々に縮まっていきます。

そんな優しい三角関係を中心
学生生活の中での出来事を描く
ラブコメ作品となっています。

三角関係

やはりこの作品の見どころといえば

恭介・まどか・ひかるの「三角関係」
ではないでしょうか?

ひかるは言うに及ばず直球で恭介のことが好きです

まどかは自分と波長の合う恭介に興味を抱いてはいましたが
先に恭介の事が好きだと言い出した
ひかるを応援する立場を取り
一歩下がったポジションで二人を見ています

そ・し・て、問題の男・春日恭介です

基本はまどかが好き。
でもひかるとも付き合う気はないけど好きという
優柔不断っぷりです

このせいで物語がもっているといえばその通りですが、
はっきりしない姿勢は決して褒められたものではありませんね

しかも酒乱で飲んだら女(主にまどか)に絡む酒癖の悪さです。

ちなみに彼は登場時は中学3年生です

情けないのは登場初回から決まっていて、
まどかと公園の階段が99段か100段かでもめると

「じゃああいだをとって99.5段」

まどかは外見の通り落ち着いた性格
面倒見が良くなにより美人です

音楽家の両親と同じように音楽の才能に恵まれており、
楽器も歌も標準以上にこなします

勉強も出来て成績も優秀ですが、
登場時は札付きのワルで通っており
タバコを吸いディスコに出かけケンカもしていました

でもオバケは苦手です

ひかるは恭介達より二つ下で登場時は中学1年生です

まどかとつるんでいる為
学校の評判は良くないですが
あまり不良のような行動はとっていません

性格は明るく誰にでも気さくに
接する事が出来て料理も得意です

一途な性格で作中は恭介一筋で通しています

背伸びをしたい年頃で
恭介にキスを迫ったり大人になりたがっていますが、
奥手な恭介のお陰で
あまりチャンスに恵まれませんでした

能力

数少ない少年誌の要素として
春日家の人間が持つ超能力があります

ルーツは不明ですが
恭介の母方に先祖代々伝わっている力のようです

ちなみに「能力」と書いて「ちから」と呼びます

使える超能力は様々で
恭介、まなみ、くるみは物を動かしたり、
瞬間移動や催眠術などが使え
オールマイティに便利なバランスのいいタイプです

いとこの一弥はテレパシストで人の心が読めたり、
恭介と頭をぶつけると入れ替われたりします

その姉のあかねは変身能力
が使えますが、第三者には通じません

おじいちゃん、おばあちゃんは
更に強力
で雷を落としたり
タイムスリップまで出来てしまいます

なんでもありです(笑)

お約束としてはピンチには
何かしらの制限がつきあまり役に立ちません

季節イベント

これも少年誌では珍しい要素ですが、
作中の時間がちゃんと流れています

登場時は15歳の中学生だった恭介は
終了時には18歳になっています

あまり内面的な成長があったようには
見えにくいですが(笑)

春休み、夏休み、クリスマス、お正月、
バレンタインも毎年やってきますので、
その時々のシチュエーションで
少しずつ行動が違うのも面白い要素
であります

ただ、基本的に歳を取ったからといって
行動パターンの変化がないのがちょっと残念なところです

元々まどか・ひかるはタバコを吸うし、
ディスコにも入り浸るし、
登場人物全員未成年なのに
めっちゃ酒盛りするし(笑)

もう一つの三角関係

終盤で盛り上がりを見せるのが
もうひとつの三角関係です

それはひかるを取り合う
勇作と真一の戦いの事ですが、
勇作はかなり早い段階で登場し
遠出イベントには必ずついていく割に
目立った活躍もなくちょっと残念な扱いでした

その勇作を押し除けて
ひかるとの距離を縮めたのが真一ですが、
イケメンの不良だけど奥手で結構臆病な感じが
これまた残念
な役回りとなっていました

その二人が後半火花を散らし合いますが、
ひかるはほとんど興味をもってくれません

それでも一途に想い続ける辺りは
ひかるの恭介への想いと共通するものがあるように見えます

この三人が作中では
恋に対して真っ直ぐだったように感じます

恭介も見習うべきですね

まとめ

そもそもは
両想いの恭介とまどかがしっかりしていれば
もっと早く結ばれたのではないかと思いますが
そうなると全2巻で終わってしまうので・・・(汗)

二兎を追った訳ではないですが
ひかるの優しさに甘えながら、まどかを追いかけた恭介とか
ひかるを応援しながら恭介に惹かれていったまどかの後ろめたさとか
結構ライトな展開に隠れがちですが
ラブコメとしてヘビーな要素も隠れているんですよね

恭介のスペックの低さ
うまく超能力で補正しており、
それがなければ
かなり情けない主人公になっていた事でしょう(笑)

もう少し恋愛要素濃いめでも良かったのかと思いますが、
当時の少年誌では十分ラブコメ要素は
しっかりとこなしている方でしょうか。
読者サービスも含め。

最後の一気にまくし立てる展開を見ていると、
ちゃんとラブストーリーなんだなぁと
感動しつつも納得な気分でした

Luck'o
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