美少女漫画のトップランナーが新たな境地を拓く空手少女ストーリー!
タイトル |
瞬きより迅く‼︎(1) |
作者 |
ふなつかずき |
出版社・掲載誌 |
集英社・ウルトラジャンプ |
刊行日 |
2020年6月24日 |
ジャンル |
格闘技、学園モノ |

インデックス
- 挙動1 出会い
- 挙動2 決意
- 挙動3 不和
- 挙動4 押忍
主な登場人物
♡小花井日葵(こはない ひまり)
桜台北高校1年、絵に描いたようなドジっ子で中学からのあだ名は「ぐーどん」、優しい心の持ち主だがいかんせん気が弱く前に出れないタイプ
♡天吹真心(あまぶき まこ)
桜台北高校2年、空手部所属、明朗快活な性格だが目的の為には手段を選ばない傾向がある、頭より身体が先に動くタイプ
♡由良珠希(ゆら たまき)
桜台北高校2年、空手部部長、いつも真心と一緒にいて彼女のブレーキ役でもあるが止め切れてはいない、真心よりは理論的に物を考える
♡天吹優心(あまぶき ゆこ)
桜台北高校2年、生徒会長、真心の双子の妹、困っていた日葵を助けてくれるなど優しい一面を持つが空手部を敵視しておりあらゆる手を使って廃部に追い込もうとしている
♡伊澤空(いざわ そら)
桜台北高校1年、空手部希望の空手経験者、強くなる事に貪欲な反面初心者の日葵達には厳しい
♡月見里美裕(やまなし みひろ)
桜台北高校1年、空手部希望者で未経験、空手の知識は豊富
♡浅木乙葉(あさぎ おとは)
日葵のクラスの担任で空手部顧問、おっとり雰囲気だが怒るとかなりドS
あらすじ
自他共に認める鈍臭い子・日葵の中学時代のあだ名は「ぐーどん」。これは「愚鈍」に由来するもので日葵自身も嫌ではあったが完全には否定できない実績を積み重ねていた。それも昨日までの話と高校デビューを機に心機一転リニューアルした自分を見せようと意気込むが開始3分で頓挫してしまう。そんな日葵に変わろうというきっかけを与えてくれたのは中学時代に出会った天吹優心とのエピソードであった。そんな気持ちを胸に彼女を追い掛けて入った桜台北高校で出会ったのは優心ではなく姉の真心の方であった・・。
ポイント紹介
主人公のあだ名は「ぐーどん」
主人公は小花井日葵15歳。驚異の鈍臭さを基本スペックとして持ち付いたあだ名は「ぐーどん」。これは言わずもがな「愚鈍」に由来する言葉であったが、本人もそれを否定できないほどの愚鈍さを発揮しており名が体を表した形になってしまっていた。
憧れのお姉さまは・・
そもそも自分の鈍臭い体質を嫌っていた日葵が変わろうと思ったきっかけは、中学生時代にとある出来事の時に助けてもらった女性のようになりたいと思ったからであった。
その女性の名は天吹優心。
彼女の制服を頼りに桜台北高校を受験した日葵は入学式の日、生徒会長として登壇する彼女の凛とした姿に感動したのである。
「真」と「優」
屋上で見かけた憧れの人に言われるままに書いた書類はなんと空手部の入部届!しかもよくよく聞くとその人は「優」心ではなく「真」心で双子の姉であった。
崖っぷち空手部
現在空手部の部員は真心と珠希の二人だけと廃部待った無しの状態であった。真心は日葵だけでなく他の新入生も脅して届を書かせていたが、それが発覚し乙葉に折檻を受ける。
温度差でトラブルに!
空手初心者の日葵と美裕は友達になって楽しく空手に取り組むが、同じ一年の空は既に黒帯の有段者でその空気が何とも気に入らない。更に間に入った真心が空に安い挑発を行い試合をする羽目になってしまう。
生徒会は敵?
優心は部員不足で空手部が廃部になることを望んでいる様子である。姉妹の確執か、それとも別の理由か?今度は実力行使も辞さない様子であった。
名セリフ3選
①『変わりたい!そう思って行動した瞬間からその人はもう変わり始めてる!』
日葵が優心ではなく真心と知らず変わりたい胸の内を明かした時に帰ってきた言葉。日葵の事を最大限評価してくれた言葉である。これを聞いて日葵は更に一歩前進しようと決断する。
②『自分でよく考えて・・決めました・・!あたし・・変わりたいです!』
無理矢理書かされた入部届を一旦返してもらった日葵が翌日自分の意思で空手部を訪れ言った言葉。友達は鈍臭い日葵に空手は無理だと頭から否定的なのに対し、日葵は「誰」が「どうしたい」かをしっかりと考えた上での決断であった。最後は自分で決めて責任を持つ!大事です!
③『自信がないのはアンタが今までなにもしてこなかった証拠だよ!』
いつも消極的な日葵に空がかけた言葉。日葵自信もそれを自覚していたがこれからやり抜けばいいと空がフォローしてくれて涙目で「押忍」と答えるのであった。いいシーン。
主な作者関連作品
- 「華麗なる食卓」集英社・全49巻
- 「妖怪少女ーモンスガー」集英社・全14巻
- 「すんどめ‼︎ミルキーウェイ」集英社・全9
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