
こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします
いい作品が見つかれば幸いです
今回紹介する新刊コミックは11/17発売の
「獣の六番」1巻(永椎晃平)です

永椎先生といえばラブコメ「星野、目をつぶって。」が代表作ですが、今回は悪霊退治を題材にしたバトルアクションの作品です
強くなって親の仇を討ちたい万年二等整伐師と平和に暮らしたいのになぜか右腕に耄霊の力を宿す学生の凸凹コンビが織りなすバトルストーリーの開幕です
こんな人におススメ!
この漫画はこんな人にオススメです!
・能力バトル、アクションが好きな人
・裏の組織的な設定が好きな人
・出世を目指して頑張る女性を応援したくなる人
1巻の見所は
「弱いけど心は強い丹華姉さん」です
あらすじ紹介
15年前に起きた事件をきっかけに作られた組織「特務庁霊害対策一課耄霊整伐隊(通称TR1M・トリム)」
その結成から15年が経ちその存在すらも忘れ去られようとしている現代
弥櫛沢市にスクールカウンセラーとしてやってきた吾郷丹華(あごう にか)は、赴任初日に二つの出来事と出会う
一つは耄霊と呼ばれる存在の出現
これは普通の人にとってはありえない出来事だったが、丹華にとってはまたとない出会いであった
耄霊は人の負の感情が容量を超えて溢れ出ると獣の姿をして人を襲い出す悪霊のような物で、丹華の本当の立場はTR1Mの二等整伐師で耄霊退治の専門家であった
なのに、成績の悪さから耄霊発生率が限りなく0に近い弥櫛沢市に派遣され出世の芽すら絶たれ落ち込んでいた矢先の事件である
喜ばしいのだが、残念な事に丹華の実力が伴っていなかった
その為生徒4人を巻き込んでのピンチに陥ってしまうが、その中の1人にもう一つの出来事が含まれていた
生徒の名は天番整(あまつが ととの)
器物破損や障害に多く関わる有名人で生徒はおろか学校からも恐れられる存在であった
生徒を危険な目に遭わせたまま逃げる事は許されないと奮闘する丹華に整が隠し持っていた力を使って援護に入ってきた
彼は右腕のみ耄霊化された獣の腕を振るい耄霊と互角以上に戦ってみせた
「耄霊発生率が限りなく0に近い町」
それは整によって作られた状況だと丹華は察すると、彼をTR1Mに引き込んで出世を画策するが、逆に整が望んでいるのは耄霊の腕がない普通の生活であった
その気持ちを汲んだ丹華は、自分に足りない実践経験を補うために整に鍛えてもらう事で、彼が戦わなくていい未来を作ろうと手を取り合うのであった・・
二人の望みは叶うのであろうか・・
感想
ちょっと設定的雰囲気が呪○○戦っぽくもありますが、まあそれはさておき
丹華は親の仇の耄霊を倒したいが弱い、整は耄霊のいない世界で平和に暮らしたいのに勝手に出てくる耄霊を倒しまくれるくらいには強い
そこで利害の一致した二人が協力して耄霊を倒すっていう流れですが、思いの外整クンがいい子ですね
誰かがやらなきゃいけないなら出来る俺がやるってかなり男前ですよね
丹華も名前に負けず笑って生きるっていう心構えとか、子供を見捨てない大人としての在り方とか彼女も性格は男前のいいコンビです
ちょっと気になるにはやたら読みにくい名前ぐらいかな(笑)
バトルも迫力あるし、整の腕の秘密や丹華の親の仇の耄霊などまだまだ序盤とはいえ色々伏線もありそうだし今後の展開に大いに期待が持てますね
TR1Mも大きな組織みたいだからこれからもキャラ増えそうだし、そうしてみるともう最強出して良かったのかなというのがちょっと懸念です
悪霊、異能、組織、バトルとここまではテンプレ踏んでるんで2巻以降の展開とオリジナリティがあれば長編もありそうな作品です

試し読みはこちらからどうぞ
ところで
みなさんは悪霊を信じますか?

僕は寝ている間にお腹の上で貝を割る音が・・
寝ぼけてるだけでした(ビシッ)
ではまた次回の新刊で!
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