究極超人あ〜る 全10巻(ゆうきまさみ)【漫画レビュー】File013

究極超人あ~る(1)漫画レビュー
Luck'o
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こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで読んだ漫画のレビューをします

多分にネタバレを含みますのでご了承ください

今回ご紹介するのは「究極超人あ〜る」です

ゆうきまさみ先生の連載としては最古参の作品ですが皆さんはご存知でしょうか?

春風高校光画部を舞台にアンドロイドのR・田中一郎が所狭しと活躍するギャグ漫画です

独特の言い回しやコミカルな表現のゆうきエッセンスは十分に配合されておりここからパトレイバー鉄腕バーディーシリーズ、じゃじゃ馬グルーミンUP白暮のクロニクル新九郎、奔る!まで連綿と変わらぬ作風が受け継がれています

テーマやシリアスさは違うのにどこか共通して安心を与えてくれる雰囲気が好きなファンは多いと思います

しかも1987年に連載が終了しながらも、2010以降断続的に作品は継続され20年以上ぶりの新刊コミックまで発売されました

アンドロイドに相応しい不滅感は今後も続いていく予感にワクワクしてしまいます

あらすじ

”春風高校に転校してきた少年・R・田中一郎くん。その正体は実はアンドロイドだった!おもしろければよいとの理由でRは光画部に入れられ、さらには部長にされてしまうのだが!?ボンヤリ型の高校生アンドロイドと超愉快な仲間たちがくり広げる大騒ぎ!!全まんがファン必読、噂の大ヒット・ギャグ!!

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人間同等のアンドロイドR・田中一郎

アンドロイドというと皆さんはどんなイメージだろうか?

そう!

詰襟を脱がない、白米が動力源、下駄履き、変な言葉遣い、つげ義春のギャグでスベる、自転車で移動・・・などなどですよね

・・・・・・・、え?違う?

違ってもあ~るはそんな存在なのです

知能は並の人間同等、つまらないギャグを言ってはすぐ怒られ、産みの親には役立たずとサーカスに売られてしまう

そんなあ~るは突然春風高校に転校してきて、何の縁か光画部に入部します

光画部の部長である鳥坂先輩はそんなあ~るを面白がって好きなようにこきつかいます

しかし、ポンコツなあ~るはいつも鳥坂先輩の斜め上を行ってお仕置きがわりに鳥坂先輩からプロレス技をかけられてしまいます

いじられいじめられキャラのあ~るですが彼には目標がありました

それは「灯台」を目指す事です

これは成原博士の変な入れ知恵のせいなのですが、後に機械関係(自分の事だからよくわかる)にシフトしましたが叶ったのかは定かではありません

何気に有名人だらけのキャラネタ達

これもご存知の人が多いと思いますが、この漫画のキャラクターの多くはゆうきまさみ先生の知人、縁者が本キャラになっています

当時は若手だった業界人達も今や重鎮ですからね

そう思うとすごいメンバー構成です

一番有名どころは文芸部部長の伊東(伊藤和典)、伊東の彼女(高田明美)といったヘッドギアのメンバーやまりい(川村万梨阿)、毒島(天本英世)ですね

その他たわば(とまとあき/小説家・脚本家)、島崎(島崎信行/OVAのディレクター)、兵藤信(兵藤マコ/声優・女優)などがいます

パロディ満載もゆうきカラーの特徴ですよね

全員ボケ、全員ツッコミの饗宴

基本的にはあ~るや鳥坂先輩は破天荒な事をしでかして周りの人達を困らせるという流れはあるのですが、時にはそのあ~るや鳥坂先輩が常識人サイドでツッコミをしなければいけない時もあります

逆に生徒会長の西園寺えりいはツッコミ担当なのですが、変な演出で登場して周りを白けさせることもあるし、さんごはよく下ネタでたわば先輩を怒らせます

登場キャラクター全員がオールラウンダーなので、キャラクターのバランスが偏ることもなく誰が登場している時でもゆうきカラーのクオリティが落ちないのが特徴です

唯一ボケ放題なのは成原博士と奈良森先生とまりいくらいなものです(笑)

成長していくキャラクター達と変わらないあ~る

この漫画はギャグ漫画なのにちゃんと時間が流れていきます

登場時3年生の鳥坂先輩は卒業して役所勤めになりますし、2年生だったさんごは就職、椎子は大学に進学します

部長も鳥坂先輩→あ~る→小夜子→曲垣(仮)と移り変わっていくのでストーリーにも結構な変化が訪れて読者を飽きさせません

その中でかわらないものが、そう!マッドサイエンティストの成原博士・・・ではなくあ~るなのです

アンドロイドという設定はこういった時間が流れるストーリーの中で一つ絶対的に変わらないものとしての安心感を与えてくれます

あ~るがいればこの漫画は人や時代が変わっても不滅なのです

まとめ

なんと言ってもこの漫画・・・まだ続いてます

これもゆうきワールドのキャラクターあるあるといえますが、他の作品にモブで登場したりしてキャラがずっと残っていたりするのですが、2010以降読切などで度々復活を果たし第10巻の出版までやり遂げています

画業40周年関連イベントでもキャラクターの先頭に立っているあ~るはもうゆうきまさみ先生の代表作を超えて愛される分身ともいえるのではないでしょうか

どこから始めても独特の面白さと、作品を跨いでも変わらないゆうき節の原点なった作品です

Luck'o
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Luck’o書庫では
全巻の簡単なあらすじを紹介していますよ

参考にして下さいね

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