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このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく全巻のあらすじ紹介をします
これを見る事であなたは
・シリーズ全体のあらすじが把握出来ます
・大まかな登場キャラクターがわかります
・買った気になります
・懐かしい気持ちになります
※言うまでもなく多分なネタバレを含んでいます。ストーリーを知りたくない人はブラウザバックをお願いします
今回ご紹介するのは「冬物語」1巻です
この作品は1987年から少年ビッグコミック及びその後継誌のヤングサンデーで連載されました
第33回小学館漫画賞を受賞し、1989年には実写映画化もされています
受験に失敗し彼女にも捨てられドン底の予備校生活をスタートした主人公が、予備校で出会った2人の女の子との日常を通して恋や受験に悩んでいくストーリーのラブコメです
紹介
タイトル |
冬物語 |
作者 |
原秀則 |
巻数 |
全7巻 |
掲載誌 |
ヤングサンデー |
ジャンル |
ラブコメ |
第1巻
刊行日
1988年11月15日
サブタイトル
第1話 一緒に浪人したいコ、見つけた
第2話 1/2の幸福めざして
第3話 東大しか行きたくない
第4話 もう一度よく考えて
第5話 好きな人いるの、東大に
第6話 おまえ、こいつ
第7話 うらやましいな、光くんの彼女
第8話 人ごみのなかで
第9話 受講変更届、提出
主な登場人物
♤森川光(もりかわ ひかる)
18才、大学受験に失敗し春から晴れて浪人の身
♡雨宮しおり(あまみや しおり)
18才、東大を目指して上京してきた
♤田代圭一(たしろ けいいち)
しおりの高校時代の先輩、東大一年生
♡和美(かずみ)
光の高校時代の彼女
あらすじ
・森川光は絶対に落ちないはずの滑り止め・八千代商科大学に落ちて浪人になる
高校で付き合っていた彼女にも愛想を尽かされ逃げられてしまう
【光】予備校の申し込みに行くが、目の前にいた綺麗な女の子(しおり)に付いていき東大専科コースに入学してしまう
・東大専科コースとしって尻込みする光だったが、しおりの励ましで頑張ろうと思う・・・が、全く授業についていけないのに、しおりに言わせるとレベルが低くて心配とのこと
・東大専科コースの面々と飲み会に出かけた光は、みんなの受験校が自分とレベルが違いすぎて驚いてしまう
中でもしおりは東大一本に絞っていた
そんなメンバーの中で自分の情けなさに無理なピッチで飲み続けた光は解散後路地裏で吐いてしまう
同時にみじめさで泣けてくるのだった
・初めての模試で散々な結果だった光は、全国1位を取ったしおりに自分の学力を正直に打ち明ける
そして東大を目指す目的が「好きな人がいるから」と濁して話す
「好きなコががいるんだよ・・・東大・・東大めざしてる好きなコが・・・だから・・」
【光】模試の後、予備校に行かなくなり心配したしおりが家まで様子を見にきてくれる
そこでしおりの東大を志望する動機が「東大に好きな人がいるから」と知る
・予備校の後、クラスメイトの誘いを断りさっさと帰るしおりを見送った光は悶々としながら街を歩いていた
すると男性と一緒に歩くしおりと出くわしてしまう
その人がしおりが好きな人・田代圭一だとわかってしまう
【光】受講コースの変更を考えていたが、何かと世話を焼いてくれるしおりを前に言い出せずにいた
しかしある日映画に誘われるとその帰り道にコース変更としおりが好きで東大コースに入った事を告白する
「好きなコが東大めざしてるから・・しおりちゃんが東大めざしてるから・・・だから・・オレも・・」
【光】人目を避けて早い時間に受講変更の届けを出しに来た光だったが受付の隅にしおりの姿を確認する
引き止めようとしてくれるしおりを振り切って私立文系への受講変更届を提出する
レビュー
落ちるはずのない滑り止めに落ちた男が東大受験を目指す物語・・・ではありません
何もかも流されてしまう主人公・森川光は予備校で見かけた美女の尻を追いかけて行った先は何と東大専科コース
分不相応にも限度がある間違いを正すこともせずただ流されるように東大を目指し始めるが、当たり前のように現実は散々なもので好きになった相手にさえ諌められてしまう始末です
こんな情けない主人公に共感できますか?
できるんですよね
多くの人は優柔不断でも高望みをしてしまうものなのです
光はそんな若者を体現したような主人公なんです
それでも限界はあっさりとやってきます
当然と言えば当然です
そもそも東大を目指す学力を有していないのですから破綻するのは当たり前ですよね
それでも勉強は諦めても恋は諦められない光でしたが、想い人には想い人がいました
相手は東大生です
勝てるわけもない光は尻尾を巻いて逃げ出します
さあ彼の恋と進路はどうなるのでしょうか?

第2巻に続く!
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