それでも歩は寄せてくる 1巻(山本崇一朗)【既刊あらすじ&レビュー】File0012-01 ※一部ネタバレあり

それでも歩は寄せてくる(1)恋愛
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こんにちはLuck’oです!

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします

既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです

※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください

今回ご紹介するのは「それでも歩は寄せてくる」1巻です

からかい上手の高木さん」の作者が次に放つのは将棋上手の先輩に想いを寄せる高校生の淡くも頑なな青春ラブコメであります

次にくるマンガ大賞2020コミックス部門第3位、そして2022年にはアニメ化も決定している期待作です

紹介

タイトル
 それでも歩は寄せてくる 
作者
 山本崇一朗 
発売日
2019年7月4日
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
ラブコメ、将棋

サブタイトル

第1局~第14局

あらすじ

「寄せども押し切らず」

将棋部(仮)で将棋をさす2人

1人は小柄な部長・八乙女うるし(高2)

もう1人は寡黙な将棋初心者の青年・田中歩

うるし1人しかいない将棋部に将棋を知らない歩が入った理由は、言うまでもなくうるしのことが好きだったからだった

しかし歩はうるしに将棋に勝った上で告白しようと考えていた。それでもポーカーフェイスの裏から滲みでるうるしへの好意

どう考えても好きっぽいのに告白してこない歩に焦れるうるし。この恋は実るのか・・?

うるし「・・・お前私のことすきだよな」

「何を言っているんですか」

「部室は2人の為に」

部員を後2人増やして将棋部を正式な部にしたいうるしだったが、その話題を出すといつも歩は嫌そうな顔をしてくる

当然である

部員が増えれば部室が2人っきりの場所では無くなってしまうからであった

部にする必要性を片っ端から否定していく歩にその事を問いかけると図星すぎて顔がこわばり黙って帰っていこうとする

「一生センパイと将棋を指していたいくらいですよ」

うるし「(なにそのプロポーズっぽいの)」

「無敵の弱点」

将棋の本で勉強してきた歩が「無敵囲い」を使ってくると、実は名前の割にその手は弱いと笑ってツッコミを入れる。すると笑ったうるしがかわいいとほめ殺しのカウンターを食らってしまう

改めて「心の無敵囲い」を敷いたうるしはなぜ無敵囲いが弱いのかを説明するが、歩側から見るとわかりにくいらしく反対からその状態を見ようと歩が隣にやってくる

そう、無敵囲いは横からの攻撃に弱いのである・・・そしてうるしも・・・

レビュー

なんでしょう・・

詳細な設定を決めて、絶妙な伏線を張って、ここぞというタイミングで告白してハッピーエンドを迎えるラブコメの醍醐味がありません(笑)

あるのは青くも真っ直ぐな好きだけです

余計な事を考えずに全てがわかっている上でニヤニヤしてみる漫画です

ある意味、どこかで告白してしまったらそこで物語は終わってしまいます

そこをハラハラして見るのかも知れません

うるしセンパイには今後とも容赦ない対局を期待します

でも、負けがこんでも歩はズルして告白とかしなさそう、いや、出来なさそう

男側の青い美意識で進んでいる歩ですが、正直さっさと告白して仲を深める事を女性は望んでいるのではないでしょうか?

予定調和にツッコミを入れるのは野暮ですが、普通は他の人に取られてもおかしくないですよね

皆さんも恋に免疫がなかった頃を思い出しながら読んでみてはいかがでしょうか


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