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これを見る事であなたは
・シリーズ全体のあらすじが把握出来ます
・大まかな登場キャラクターがわかります
・買った気になります
・懐かしい気持ちになります
※言うまでもなく多分なネタバレを含んでいます。ストーリーを知りたくない人はブラウザバックをお願いします
今回ご紹介するのは「電影少女」15巻です
簡単な内容紹介
電影少女は桂正和先生の代表作のひとつで1989年から1992年まで週刊少年ジャンプで連載されました
内容はあい編と恋編に分かれますが一般的に有名なのはあい編かなと思います
コミック作品にとどまらず映画(1991)、ドラマ(2018)、OVA(1992)、ゲーム(1999)など幅広いメディアで取り扱われ今でもファンは多い作品です
作品情報
タイトル |
電影少女 |
作者 |
桂正和 |
巻数 |
全15巻 |
掲載誌 |
週刊少年ジャンプ |
ジャンル |
SF、恋愛 |
第15巻(最終巻)

刊行日
1993年3月9日
サブタイトル
CHAPTER10 知らぬが仏
CHAPTER11 思い立ったが吉日
CHAPTER12 雨ふって地かたまる
CHAPTER13 馬の耳に念仏
LAST CHAPTER 笑う門には福来たる
主な登場人物(新規・変更)
♡里子(さとこ)
あゆみの友達、気が強く彼女に代わって意見を言う
♤克也(かつや)
あゆみの元カレ、あゆみの悪い噂を流した張本人
あらすじ
【恋】広夢の潔癖な観念に呆れ、女の子の性欲を証明する為俊騎に抱かれようとする
俊騎も最初はその気だったが、恋の覚悟の涙を見てあっさり引き下がる
【広夢】恋に家を追い出され絵画教室に行き、洋太からあゆみへの気持ちに対してアドバイスを受ける
「キミは長い間立ち止まりすぎた かなりの重傷だ もう歩くしかないんだよ」
・恋があゆみの気持ちを確かめに行くと、彼女はまだ克也の事が好きで信じたい気持ちがあると言い出す
【広夢】意を決して神瀬高に出向きあゆみに告白しようとする
【克也】恋に呼び出されると丁度そこに広夢が現れあゆみに告白しようとしていた
事情を察した克也は、あえて広夢からあゆみを取り上げようと復縁を受け入れる事にする
「恋はね・・戦いだよ」
・克也があゆみを利用しようとしている事を知った広夢は話し合いの場を持とうと克也が指定した場所に行く
すると克也に誘導されたあゆみがそこにやってくる
更に克也の仲間が現れ広夢と一緒にあゆみを襲う計画だったとウソを付く
【広夢】一旦はその場を逃げ出すが、戻ってあゆみを守ろうとする
しか腕力がからっきしの広夢は殴られる一方だったが、俊騎が助けに入り克也共々退治してくれる
・一件落着しあゆみと付き合うことになった広夢だったが、エスコートする事に気を取られすぎあゆみとの溝が深まっていく
・あゆみの事を考える余りに目の前の彼女が言った約束を聞き流した広夢は、嘘の返事をしてその場を取り繕うが結局バレてしまう
あゆむは広夢と心を近づけられない事を心底悲しんでいた
【広夢】恋のアドバイスであゆみの絵を描こうとするが、どの絵も彼女の表情だけが思い出せなかった
ようやく見つかったのは初めてデートで行った海での笑顔だった
「なにをしたとかどこに行ったとかハッキリわかる 白川さんの表情だけが俺のムネの中にないんだ・・・」
・広夢が思い出せたあゆみの顔は初めてデートした海での笑顔だった
3日かけて描き切った絵を持って恋はあゆみの家を訪れる
気持ちのすれ違いはあったが、広夢の愛を感じられたあゆみは彼と素直に仲直りする
【恋】広夢の恋が成就し、NEO GOKURAKUから再生終了の手紙が届く
【俊騎】梢子をデートに誘い告白する
恋が消える最後の日
街頭のクリスマスツリーにメッセージのギミックを仕込んだ広夢と俊騎に見送られ彼女は光の粒になって消えていった
「・・もう時間だ・・ふたりとも元気でね!恋を大切にしてね‼︎バイバイ」
ーー電影少女・完ーー
レビュー
15巻です
今回がちゃんとしたビデオガールって感じがしますね
あい編はいきなり洋太とあいが仲良くなりすぎた感があって、いきなり話がねじ曲がっていきましたもんね
そこをいくと今回の恋編は本来の仕事である恋を応援する流れがしっかりしていましたね
応援よりも前に出ていた感は否めませんが(笑)
それくらいイニシアチブを取らないと奥手の恋は成就しませんからね
そしてやはりピュアな青年は友達に恵まれています
俊騎がいることで恋との生活のバランスも取れるし、メンタルなマイナス目は所もフォローされているし彼がいなかったら逆にヤバいくらいでしたね
恋を成就するまでに自分なりに壁に当たっておいて、人の力を借りてでもそれを乗り越えていかないと仮に付き合ってもうまくいかないと言うことを上手に体現しています
残念ながら、現実にはビデオガールはいないので自力でなんとかしなければいけなせんが・・
逆に現実の恋はここまで重く辛いものばかりではないので安心してください(誰に⁉︎)
こういうのを3本くらいやってからあい編に行った方がもっと長期連載になったのではないかと思わなくもないですがそれはやってみないとわからないことですから詮ないことなのでしょう
これで電影少女の物語は完結です
重た目のストーリーですが、恋愛で起こる心境やすれ違いは綿密に描かれているから別れる寂しさや辛さもよく伝わってくる作品でした

試し読みはこちらで↓↓↓
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