
こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「さよなら私のクラマー」6巻です
概要
”浦和邦成に敗れた蕨青南。しかし少女達は折れることなく、練習に打ち込む。チームとしての攻撃の形、守備陣形の構築・・ひたむきに取り組むワラビーズは、どれだけ強くなったのか!? 関東の強豪校と激突するインターリーグで、その真価が問われる!?”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
さよなら私のクラマー |
作者 |
新川直司 |
発売日 |
2018年6月15日 |
掲載誌 |
月刊少年マガジン |
ジャンル |
サッカー |

サブタイトル
- 20.快進撃
- 21.追いかけてくる過去
- 22.異端児
- 23.勝つべくして勝つ
主な登場人物(新規・変更)
♤高萩数央(たかはぎ かずお)
深津の後輩、元日本代表で海外プレー経験もあり、愛称はカツオ
【栄泉船橋高校】
♡浦川茜(うらかわ あかね・3年)
MF、栄泉船橋の全てのシステムを作ったキャプテン、天邪鬼
♡国府妙(こくぶ たえ・2年)
MF、自分をヒロインにしたがる不思議ちゃん
♡森乃つぐみ(もりの つぐみ・3年)
MF、茜の幼少期からの友達
あらすじ
「深津を知るオトコ」
未実績ながらJKFBインターリーグで快進撃を続けるワラビーズ
その結果、埼玉ラウンド1位を獲得し決勝ラウンドへと駒を進めていく
活気付くチームの練習に現れた怪しい男を確保するが、その男はなんと元日本代表の高萩数央で更に驚くべきは深津の後輩だった
そんな男の口から語られる深津の過去はワラビーズの想像もつかない壮絶なものであった
「彼女達は宝です 発展途上の才能にはそれを伸ばし育成する真っ当な指導者が必要です いじけた中途半端な野郎にその宝に関わって欲しくない はっきり言って害でしかない」
「規格外の堅守」
JKFBインターリーグ決勝ラウンドの対戦相手は強豪ひしめく千葉予選を生徒だけのチームで勝ち抜いてきた栄泉船橋高校
その戦術はDF・MFがフラットなラインで等間隔に並びブロックを築く4-4-2システム
ポゼッション重視なチームが増える中で栄泉船橋は平均ポゼッション率29%の守備的なチームだった
更に驚くのはその守備の約束事を愚直に90分繰り返す徹底ぶりで久乃木学園の連勝記録を止めた事であった
「あいつらこれを繰り返しますよ 愚直に 高いインテンシティで」
「活路はロングフィード」
ビルドアップをしようにもパスを出すスペースがなく持たされる状況が続くワラビーズは明らかに攻め手を失っていた
ロングボールはオフサイドトラップに引っ掛かってしまい相手の網にかかれば矢のようなカウンターが襲ってくる
足だけでなく思考も止まりそうな状態の中で、DFの宮坂は練習で深津に言われた事を思い出していた
「1本のチャレンジが全てを変える それがフットボールだ」
レビュー
6巻です
今回は深津の過去に話が及んでいきます
サッカーへの知識に対するやる気のなさや時折入る過去シーンのカットで何かしらコーチとして選手とトラブルがあった事は想像が付きましたが全員がプロフェッショナルとは呼べないステージで高見を目指し挫折した過去があったんですね
そりゃあクマも出来るわ(関係ない)
カツオの喝(ギャグにあらず)ではまだ深津は動きませんでしたが、今のワラビーズに触れながら彼の心にも少しづつ火が灯り始めているのではないでしょうか
それと、能見の怒りの炎によって(笑)
そして栄泉船橋戦へと入っていきます
監督がいないチームでキャプテンがプレイングマネージャーというのはサッカー漫画ではあるあるですが、ここまで戦術が整備されているチームは見た事がないですね
基本守備ブロックをしっかり築いて相手に持たせるサッカーをして、共有した奪いどころからのカウンターで刺す
しかもこれを勝ち越すまでじゃなくて90分やり続けるチームとなるとそうはないですよね
その中で先制点を奪ったワラビーズですが、まだ国府妙が殆どゲームに絡んでいない中で試合がどう動いていくのか楽しみです

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主な作者関連作品
- 「冷たい校舎の時は止まる(原作・辻村深月)」講談社・全4巻
- 「さよならフットボール」講談社・全2巻
- 「四月は君の嘘」講談社・全11巻

7巻に続く!
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