
こんにちはLuck’oです!
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は最近連載中&完結した作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
※ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
今回ご紹介するのは「さよなら私のクラマー」8巻です
概要
”栄泉船橋のエース・国府妙を止めるためのワラビーズの策、“刈りとる者”越前の投入と恩田のポジションチェンジは、戦局をどう変えるのか…!? インターリーグ準決勝、ついに完結! 勝利の女神が微笑むのは――!?”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
さよなら私のクラマー |
作者 |
新川直司 |
発売日 |
2019年2月15日 |
掲載誌 |
月刊少年マガジン |
ジャンル |
サッカー |

サブタイトル
- 28.顕現する才能
- 29.ツインテールの悪魔
- 30.受け継がれる青と燕脂
- 31.新興勢力
主な登場人物(新規・変更)
【興蓮館高校】
♡来栖未加(くるす みか・2年)
才色兼備なエースストライカー
♡遠藤夏目(えんどう なつめ・2年)
♡小山田早苗(おやまだ さなえ・2年)
♡藤江宇海(ふじえ うみ・3年)
あらすじ
「輝く才能の新芽たち」
妙が攻撃に突出して全体のバランスが崩れると、茜はFWを下げてブロックラインを再形成する
しかも自信が中央でフリーマンとして随所に出来た穴を埋める事でワラビーズの攻撃の芽を徹底的に摘もうとする
それに対しワラビーズは恩田アンカーに下げることで前を向いてプレーできるようにし彼女の長所を最大限に活かす作戦に出る
「お前らは若い 何者でもない 〝何者でもない〟ってことは〝何者にもなれる〟ってことだ 前を向け恩田 お前らは可能性の塊なんだぜ」
「止まらないツインテール」
スコアは3-3のドロー
時間はあとわずか
1点決めた方が勝つというシンプルな状況で栄泉船橋はエース国府妙に全てを預け最後の攻撃に出る
越前を、曽志崎を、菊池をあっさりと置き去りにしゴールに迫る妙に越前が一度は食らいつくがルーズボールを収めるとシザーズからエラシコというプロ顔負けのテクニックでワラビーズゴール前へと推進して行く
絶体絶命のピンチに立ちはだかったのは・・・
「妥協とか我慢とかプロで嫌って程待ってるよ だから今は思いっきりぶちかましてきな 思いっきり楽しんでこい」
「見据えるのは未来」
試合終了後、挨拶に来た茜に深津は彼女のある決断について質問する
それは最後の攻撃をチームではなくエースに託したことだった
茜は妙が今後フットボーラーとして伸びていくためにあえて壁にぶつかることで引き出しを増やしてあげようとしていた
自分達が心血を注いで作り上げた守備システムでさえ複数あるチーム戦術の代案だと言い切る茜には後輩達の明るい未来しか見えていなかった
「あのコ達は私達の夢です」
レビュー
8巻です
栄泉船橋戦決着です
深津の作戦で恩田をアンカーに下げることで前を向いて攻撃参加がしやすくなった事が勝因のひとつになりました
前線では地蔵と呼ばれた女がようやく殻を破ってくれました
でも、この試合の主役は完全に茜と妙でしたね
あかねは元々チームのプレイングマネージャーとして戦術の全てを管理していました
選手個々の言い分を聞きつつ戦術に落とし込み気まぐれな天才の妙をエースストライカーに据えることにも成功しています
しかし決して妙を型に嵌めることはなく自由の代わりに結果を求めるというより厳しい位置に置くことで彼女の才能を磨いてきました
妙もそれに応えるべく10番を背負い結果を残し遂には女王・久乃木学園を倒すことに成功します
でもそれはまだ道半ばの出来事で、ゆくゆくは興蓮館高校を倒し全国制覇を夢見るチーム作りに着手し始めます
自分が引退して妙が3年になればチームは妙を中心とした攻撃的なチームになることは間違いなく、その時に今年の守備的なチーム戦術がひとつの代案になればいいと茜は考えていました
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
考えられねえ・・
凄すぎませんか?この下りを聞いただけでも
更に深津によると試合中にも妙の成長を促すために負けて成長を得る機会まで作ろうとしていたなんて・・・・ありえないですよね
そのまま監督になって欲しい逸材です
その彼女達ですら叶わなかった興蓮館高校が次の対戦相手です
・・・・勝てるのか?

試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「冷たい校舎の時は止まる(原作・辻村深月)」講談社・全4巻
- 「さよならフットボール」講談社・全2巻
- 「四月は君の嘘」講談社・全11巻

9巻に続く!
コメント