獣の六番 3巻・完結(永椎晃平)【新刊コミックレビュー】※ネタバレあり File0107

獣の六番(3)バトル・アクション
Luck'o
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こんにちは Luck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします

いい作品が見つかれば幸いです

※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします

今回紹介する新刊コミックは4/15発売の
「獣の六番」3巻(永椎晃平)です

概要

““決戦”────。対耄霊組織・TR1Mが有する最高戦力“特等”と仇敵“耄霊化集団”の首魁が相まみえる。“獣の腕”を持つ少年・天番整は、戦いの日々の中で友達と呼べる存在を得て、束の間の安息を手に入れる。その一方で、整の幸せを願う吾郷丹華は迷いと葛藤を胸に秘めていた───。耄霊化集団とTR1Mの総力戦が始まり、天番整の恐るべき秘密が明かされた時、“獣の六番”の扉が開く───!!

Amazonより抜粋

作品情報

タイトル
 獣の六番 
作者
 永椎晃平 
発売日
2021年4月15日
掲載誌
 週刊少年マガジン 
ジャンル
ファンタジー

サブタイトル

第15話 真夜中の戦い

第16話 七不思議レポート

第17話 歪み(弱さ)と刃

第18話 理由

第19話 鐵

第20話 獣の六番

第21話 デュオローグ

最終話 普通の世界

主な登場人物(新規・更新)

♡鈴原珠緒(すずはら たまお)
一年生、カウンセリング室を訪れる

♤鐵(くろがね)
整の育ての親

ポイント紹介

「怪奇調査」

文化祭が迫り出し物の案を練るオカ研でりおんが提案をしたのは「怪奇‼︎弥櫛沢市の七不思議レポート」だった

内容は「市庁舎の謎の放火全焼事件・郊外墓地の謎の空爆痕・街に響く怪獣の唸り声・笑う巨大怪鳥・白金坂のくすぐりオバケ・神出鬼没のケツだけ星人・弥櫛沢の切り裂きジャック」という一部は耄霊が関わっているものもあり、怪鳥に至ってはりおん本人という怪しい企画であった

ちょうどカウンセリング室を訪れていた珠緒の発言から、白金坂に足を運んでみると・・・

「コンビ解散⁉︎」

くすぐりオバケやケツだけ星人も耄霊が関わった事件である上に、先行した院瀬見特等が行方不明になってしまいTR1Mと弥櫛沢商工会は一触即発の雰囲気を醸し出していた

そんな中、整に二つのショックな出来事が起こる。ひとつはニカが切り出してきたコンビ解消の申し出、もう一つは楽しい文化祭の最中整の元を訪れた育ての親・鐵の登場だった

「獣の六番」

鐵に連れて来られた先にあったものは巨大な耄霊・「禍(まがつ)」であった

それは弥櫛沢商工会の曲淵と鐵が復活させようとしていたもので、彼らの目的は世界の人間を耄霊にしてしまう事だった

その計画への協力を求められた整の答えは当然NOだったが、怒りの爪を鐵に叩き込む前に曲淵の奇襲によって整は「禍」と融合させられてしまう

六番目に現れた「禍」を仮称「獣の六番」と認定したTR1Mは特等整伐師達を弥櫛沢市に一気に投入する。最終決戦の時は迫っていた・・・

レビュー

3巻そして最終巻です

打ち切りになっていたことを知らなかったので驚きましたが、3巻の進行がやたら目まぐるしく急ぎ足だったのでもしかしたらとは思いましたが・・・残念です

敵が悪の組織ではなく街の商工会で街ぐるみの悪巧みという設定は変わっていて面白いなとは思いましたが、敵に迫力がなくその敵にすら負けるTR1Mの特等整伐師ではちょっとカッコよさに欠けてしまった感は否めませんでした

あと耄霊の能力も緊迫感が薄いものが多くちょっと1巻で感じたバトルのワクワク感を感じられなくなったのは残念でした

僕は力が足りないながらも大人としての矜持を持ち、整を守ろうとする丹華のキャラクターは結構好きでした

こういう覚悟が人間を成長させて大人たらしめるんだと思いましたね

整も強力な力持ちながらもまだ心が未熟で揺らぎのある若者感が丹華といいマッチングだったし、やりようによってはもっと伸びたのではないかと思ってしまいます

なんで3巻でこんな急ブレーキ感があったんだろう・・・

ケツ男とか珠緒の能力とかもう・・・

王道バトルから捻りたい気持ちはわかるんだけど、むしろガッツリ王道で突き進むのでも良かったかなぁとはあくまで個人の感想です

商業誌連載っていうのはそんな簡単な物じゃないんでしょうね

とにかく3巻で終わってしまいましたが永椎先生お疲れ様でした

またカッコいい次回作を期待しています


Luck'o
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主な作者関連作品

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ところで

みなさんは商店街いえば何屋さんですか?

Luck'o
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僕は断然お肉屋さんです!(ビシッ)

・・エ?サカナヤハ?・・・

ではまた次回の新刊で!

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