
こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく新刊レビューします
いい作品が見つかれば幸いです
※ご注意
多少のネタバレを含みます、それが嫌な方はブラウザバックをお願いします
今回紹介する新刊コミックは4/30発売の
「アイテルシー」1巻(稲岡和佐)です

概要
「犯罪者を愛してしまう」刑事・相生りさ。彼女の異様な愛は止まる所を知らず、犯罪まがいの捜査で犯人を自首へと追い込んでいく…! 毒を以って毒を制する、超絶異端サスペンス!
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
アイテルシー |
作者 |
稲岡和佐 |
発売日 |
2021年4月30日 |
掲載誌 |
週刊少年ジャンプ |
ジャンル |
推理・サスペンス |
サブタイトル
#1 眤
#2 瓊
#3 燦
#4 始
#5 後
#6 戮
#7 失
主な登場人物(新規・更新)
♡相生りさ(あいせい りさ)
刑事、犯人を好きになる特殊体質
♤二月右近(ふたつき うこん)
刑事、クールだが極度の甘党
♤二月左近(ふたつき さこん)
新米刑事、プロテインマニアの熱血感
♤加賀美あたる(かがみ あたる)
小説家
ポイント紹介
「全てが異端な捜査官」
相生りさはどこを取っても特殊としか言いようの無い刑事だった
少女の様なルックス、自由奔放な捜査方法、警察署内にある専用部屋、そして極め付けは犯人を愛してしまう性格・・
犯人を愛し、好みや性格など全てを受け入れて地の果てまででも追いかけていく
そんな異常行動にも関わらず警察組織に籍を置き続ける理由はある過去の事件にあった・・
「相反する双子の刑事」
クールだが異常とも言える甘党の兄・左近、熱血感のプロテインマニアな弟・右近
どこにでいそうな(?)この兄弟は2人して刑事を生業としていた
2人の父も警察官だったが刃物を持った犯人を宥めようとして殺されてしまっていた
右近は犯人にも愛情を持って接する父を尊敬していたが、左近は弟を父の二の舞にさせない様あえて冷徹な考えを徹底していた
「りさの起源」
相生りさは5年前に起きた『明珍市少女誘拐事件』の被害者であった
未だ犯人は逃走中の事件だが、りさはこの時に犯人を愛する偏った考えになってしまった
彼女の机にはいつもこの事件捜査資料が入れられており、警察以上の周年で彼女は犯人を今も探し続けていた
そう犯人の鏡野日(かがみの ひかる)を・・
【今回の事件】
- タレント篠宮遥殺人事件
- ロリータ連続殺人事件
- 大平事件
レビュー
こんにちは
今回は週刊少年ジャンプで異色の推理作品アイテルシーの1巻です
といっても、犯人は誰だ?的な流れではなく犯人を愛してしまう体質のりさがいかにして犯人を理解し接近していくかが描かれています
要するに国家公務員のストーカーです
まあ正直ツッコミどころは多々あるのですが、ジャンプという枠組みの中では珍しい試みですしちょっと角度の変わった事件ものを見たければありなのではないかと思いました
今後は主要人物である鏡野との絡みでどれだけ引き込めるかが鍵となってくるでしょうか
猟奇なモノを描くにはちょっと悪人キャラが弱い気がしますがりさは可愛いです(キリッ)
ちょっと刑事と犯人のみでむさいのでもうちょっと女の子キャラを増やすのも個人的にはありな気がします
もしくはゴリゴリのサイコパスばかりが出てくる路線か・・でもそれがジャンプで受けるのかどうかは未知数となっています
まだ1巻ではりさが犯人に惚れる動機などは大きく触れられていませんので、今後「明珍市少女誘拐事件」の詳細が明らかになってこれば感情移入出来そうな要素も出てきそうですね
なんのかんのでまだ始まったばかりなので生き残りが厳しいジャンプで爪痕を残してほしいと思っています
次の展開に期待しつつ2巻を待つ
2巻に続く

試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「キミを侵略せよ!」集英社・全3巻
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ところで
みなさんは愛してやまないものはありますか?

僕はサングラスです!(ビシッ)
・・・ヨナカモハズサナイ・・
ではまた次回の新刊で!
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