若者の夢と青春と甘酸っぱさが詰まった90年代珠玉の名作ラブコメ!
作品紹介
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは窪之内英策先生の『ツルモク独身寮』です
往年の名作ですな
アラフィフ世代はご存知のラブコメ作品です
現在では広告、ジャケット、キャラクターデザインなど多岐に渡って活躍されている窪之内先生の連載デビュー作です
当時とはかなり絵柄がかわっちゃったけどな~
そうだね
今の先生の作品しか知らない人には新鮮かもしれないね
でも夢に賭ける情熱とまっすぐなキャラクター達は変わってないよ・・・多分
言い切れよ!
と、とにかくこの作品が当時の若者に影響を与えた事は間違いない
なんたって実写映画化もしたんだからね
では作品紹介に入っていきましょう
おなしゃす
舞台は東京、というか明示はされてないけどモデルとなった独身寮が都内に存在したことから推察できます
四国の田舎から上京してきた青年・宮川正太が夢と現実のギャップや恋の三角関係、仲間との友情などを経験して巣立って行くまでの約2年くらいのドラマになっています
キャラクターも若者の等身大を描いたようなキャラが多く(除くレイ子)、共感を得やすかったのもひとつの特徴です
都会に行って夢を叶えるぜ!って感じだね
主人公は宮川正太
四国の田舎に住む青年で実家は家具屋
親はいずれ家を継がせる予定だったが社会勉強にと都会の家具会社「ツルモク家具」に就職します
でも本人は帰るつもりなんかなく有名なインテリアデザイナーになることを夢見ていました
まあそう考えるのは妥当だよな
家具繋がりな分、接点があってよかったな
ツルモクは独身寮を持っており、同室になった田畑、杉本との公私を含めた行動がストーリーのメインになっていきます
田畑は27歳独身、給料日には風俗に行き趣味はのぞき、AVコレクションは数知れずの絵にかいたような独り身です(笑)
でも仕事には熱心で班長試験を受けるなど自分の将来も見据えて行動しています
むしろ夢ばかりを語って何も行動しない正太に現実を教えてくれる存在です
ちゃんとした社会人だな
一部を除いて・・
もう一人の杉本は21歳で自他ともに認めるナンパ師でイケメン
仕事は出来るけどそこに軸足を置かず遊びたいタイプ
正太に女の手ほどきと世の中を教えてくれる反面教師の先輩
なれるなら杉本がいいけどな、男性諸君は
そしてヒロイン枠は女子寮にいる姫野みゆき、20歳
男性諸君から人気が出そうなビジュアルで彼女持ちの正太を虜にしてしまう(ウソ)
最初は友達以上恋人未満だったけど時間を重ねるごとに距離が近づいていくんだ
ほう・・・⁉彼女持ち?
そう。もうひとつのヒロイン枠は田舎にいる正太の彼女・ともみ
1コ年下で正太から告白して付き合った彼女
でも敵はやはり遠距離
近くの女友達か遠くの彼女か
そういった若者の日常や恋をテーマに物語は進んでいくんだ
最初は上京して右も左もわからない正太が工場勤務という現実に嘆きながらも同僚や仲間と日常を楽しく過ごしていく
その中でメジャーデビューした「ブービーズ」というバンドのメンバーが元ツルモクの寮生でしかもみゆきの元カレだと知った正太は、自分も夢を見て現実に出来る人間になりたいと思うんだけど人生そううまくはいかないんだよね
まあそれが現実だよな
仕事では工場の効率化を進める新しい工場長・ヒサ子と対立し、毎日残業三昧の生活に疲れ果てた正太だったけど彼女が発案した家具デザインコンペで一念発起しオリジナル家具を提出
それがツルモクと契約した世界的家具デザイナー・ボンジョルノ山本の目に留まり商品化!・・まではよかったけど結局、それ以降あまりデザインをせず日常に戻っちゃうんだよね
もったいないな
チャンスだったのに
2年目に入ると後輩の新入社員もでき指導する立場になって大忙しの正太だったけど、1コ下の彼女・ともみも上京してすぐ会える状態になってしまう
・・・しまう?
その頃にはすっかりみゆきと仲良くなっていてね
これが気まずい状態になっちゃうんだ
ともみ悪くないよね?(ゴゴゴゴ・・・)
お、怒ってます?まあそうだよね
ともみの事を置いといてみゆきと仲良くなってるからね
みゆきも最初は元カレに置いて行かれた自分と重ねてともみを応援してたけど、段々なかよくなって行くうちに・・・ねぇ?
ねぇと言われてもな~
正太くん、夢も彼女もほったらかし?
それは本人もそれを感じて後悔もしてたけどね
でも何かだけに集中できる人間なんてそんなにはいないと思うよ
迷って、信じて、進んで、時には間違えて下がって・・そんな不安定だけどかけがえのない年代だからこそのストーリーなんだと思う
それを青春と呼ぶ(キリッ)
なぜ決めた?
それでも大人になるために何か決めなきゃと思ったきっかけが高校時代の親友・カンジとタクとの再会だった
カンジは結婚して子供もおり生活の為に仕事をすると地に足を付けているのに対し、タクはギター一本・歌で生きて行こうと路上ミュージシャンになっていた
どちらでもない正太にとってはこれは大きなショックだった
自分だけが止まってる感覚だな
それと年末にコンパニオンの仕事を引き受けたみゆきを追って彼女の故郷・名古屋に行った事
それまで知らなかった彼女の家庭事情を知ることは正太が踏み出すきっかけの一つになったと思う
そんな正太の・・・・
おーーーーーい
ん?
誰か忘れてない?
??ミチル?
UFOオタクはいいから
ほらあの人・・
やっぱ素通りは出来ないか・・
そんなあたなにフォーーーーーーリンラーーーヴ!!!
りょ、了解!
最後に紹介するのは白鳥沢財閥の令嬢、白鳥沢レイ子様です
角ばった頬骨とエラで貫いた人間は数知れず!その親の財力で買えないものは無し!神出鬼没の妖か・・もとい、セレブ美女でございます
張りきったな、一部ディスってるけど(笑)
イロモノにしてツルモクには欠かせない愛すべきキャラですね
登場時はイケメンに目がない色情魔みたいだったけど、お金や立場目当てじゃなくて本当の自分を見て欲しい寂しがり屋でもあったんだよね
その本質に段々と気づいていく杉本とフォーリンラブしていく所も見どころのひとつ
絵的にはなかりのインパクトだけどね(笑)
そんなギャグの要素も含めてのツルモクだから
中高年は昔を懐かしんで、若者は今も昔も変わらない夢や愛の価値観を感じて読んで欲しいよね
正太の夢は叶ったのか?みゆきとの恋の行方や田畑、杉本の将来への決断は?
彼らの未来への結末は皆さんの目で確かめてくださいね
ではまた次回の作品でお会いしましょう
バイバーイ
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主な登場キャラ
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