イケメンだけどクラスの問題児を追いかけて入ったスタジオから始まった淡い恋の物語。しかし好きになった人には想い人がいた・・。恋愛と音楽が奏でるピュアストーリー

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作品情報
【タイトル】 |
スタジオカバナ |
【作者】 |
馬あぐり 作者のTwitter |
【掲載誌】 |
pixivシルフ |
【ジャンル】 |
恋愛・音楽 |
【巻数】 |
1~2巻 |
オススメポイント
- ゆかりの初恋に寄せる淡い想いが日下の頑なな心を開いていく触れ合いが良
- ゆかり×日下×ハルキの三角関係に収まらない恋の駆け引きに注目
- ちょっとビターな人間関係が物語に良い影を作る
ストーリー紹介
どこにでもいそうな女子高生・牧ゆかりには最近気なっている男子がいた・・いや、立場上気にせざるをえなかった
その男子の名は日下優助
端正な顔立ちで見た目だけなら女子受けしそうな男子だった
ではなぜ彼が実際学校では女子受けせずゆかりが連絡係を押し付けられなければならないのか
理由のひとつは学校での素行で彼は殆ど授業に出ない、日直や掃除はサボる、極めつけに超不愛想なのだった
それだけなら文句を言う人間も出そうなものだが、それがないのが理由の二つ目で彼には「ヤ〇ザと付き合っている」という黒いうわさが後を絶たないのだ
さすがにそれはないとゆかりは思っていたが、物言わずにはおれない性格が災いしクラスで唯一日下に話せるという立場を獲得してしまう
イケメンでミステリアスな男子となれば友達のゆかりも恋の可能性をはやし立てるが、現状99.9%可能性はなしであった
学校で不毛なやり取りをするだけだった2人の関係がある日変わったのはゆかりが町で日下を見かけた時からだった
彼の隣にはヤ〇ザと思しき豹柄のジャンパーを羽織った男が・・・
怖い物見たさで後をつけると入って行ったのは地下にあるスタジオ「スタジオカバナ」
その奥にあるスタジオで日下がバンドのボーカルをしていると初めて知り彼のテリトリーに一歩踏み込んでしまう
1巻(2021/9/21)

収録
第1話 スタジオカバナ
第2話 歩み寄り
第3話 追いたい背中
第4話 ラブレター
内容紹介
◆ゆかり 町で日下を見かける(横には大悟)
「スタジオカバナ」で日下がバンドのヴォーカルをしていると知る
↓
◆ゆかり 日下のバンド「the oops」の曲を聞きファンになる
学校の前で待っていた大悟と話して日下の事を少し知る
↓
◆ゆかり 「スタジオカバナ」でハルキに遭遇する
自分が日下の事を意識し始めていると感じる
↓
◆えりなに誘われて「the oops」のライブを見る
日下がハルキを好きだと知ってしま
解説という名のネタバレ
青春×音楽を淡く鋭く描いた作品「スタジオカバナ」の1巻です
いやーアオハルですね
ヒロインのゆかりはどこにでもいそうな平凡な女子高生です
ちょっとだけ違うのは思った事は口に出さずにいれない性格でそのせいでクラスの問題児・日下との連絡役を押し付けられてしまいます
当の日下も黙ってればモテモテになりそうなイケメンなのですが、普段の素行が悪くクラスメイトも扱いに困る存在でした
平凡な女子高生×ミステリアスな男子生徒を繋いだのはライブスタジオ「スタジオカバナ」と日下が所属するバンド「the oops」でした
その存在を知ったゆかりはどんどん日下沼にハマって行ってしまいます
そのまま恋がすんなり進む訳はなく、同じバンドに所属する春雪の登場で空気が一変してきます
どうやら日下は春雪に思いを寄せているとゆかりは察するのですが、自分の想いを止められない上に何やら春雪と日下の関係も普通ではなさそうな空気を醸し出してるんですよね
アオハルな純愛では収まらなさそうな雰囲気に楽しみしかないのですが(悪趣味)、純情なゆかりとちょっと悪女っぽい春雪とのバトルになっていくのでしょうか?
成り行きが楽しみでなりませんね!
日下には世話係のみたいなバンド仲間・大悟がいて、ゆかりとの出会いで変わっていく日下に喜びつつゆかりにもアドバイスをしてくれます
日下がヤ○ザと付き合っている噂の元凶ですが、実は気のいいただのオネエなんです
今後も悩める若者にアドバイスをくれる存在になりそうです
1巻ではあまり音楽への絡みは少なかったのですが、今後恋愛と音楽が深く絡み合っていくストーリーに期待したいと思います
一言感想
大悟が良い感じで効いててスキ。若者だけでは解決できない悩みのアドバイスをする世話焼きオネエキャラがナイス

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2巻(2022/2/21)

日下優助はイケメンの恩恵を受けて子供の頃から女の子によくモテた。しかし相手の女の子の気持ちに寄り添う事が出来ず長続きしなかったり、同性にも妬まれたりした。そんな自分の意に沿わない人間関係のもつれが嫌になり不良ぶる事で人を遠ざけるようになった。ある日、大悟に付いて行ったスタジオでハルキと出会った事が「the oops」ともどかしい恋心の始まりになる・・
収録
第5話 去りし夏の話
第6話 世界が白く染まった日
第7話 DON’T RUN AWAY
第8話 シックスセンスメソッド
内容紹介
◆【日下過去パート】
顔が良く子供の頃からモテたが人の気持ちがわからない子供だった
ある日ガンギレすれば人が寄ってこないと知り不良化する
大悟に付いていった「スタジオカバナ」でハルキに会い好きになる
声質を認められて「the oops」に加入
ハルキと関係を持つ
↓
◆ゆかり 成績の悪い日下に勉強会を提案
日下 ゆかりの提案を受け入れる
↓
◆日下 ハルキにギターを貸してもらい覚える
↓
◆ハルキ バンド練習をサボり気味になる
解説という名のネタバレ
今回は日下の過去エピソードと現状が多くを占めています
イケメン過ぎてモテるけど、付き合った女の子への配慮が足りずすぐ別れたり男子に妬まれた結果日下はグレてしまいます
ヤ○ザと付き合っているという噂(大悟の見た目のせい)も相まって凶暴になった日下に周りは距離を取り始めます
その孤独感を心地いいと感じていた日下でしたが、ゆかりの存在を受け入れたあたり寂しさもあったのかなと思います
見た目のイメージだけで好きになられたり嫌われたりするって本人からしたら自分を見てもらっていないのと一緒だから悲しいですよね
そんなぼっちとなった日下少年は大悟のバンド「the oops」のギター担当のハルキに出会い一目ぼれしてしまいます
偶然声質がいいという特徴を認められバンドのヴォーカルなった日下でしたが、彼の目はハルキLOVEにまっしぐらでした
年頃の男の子ですから当然ですよね
初めて自分が好きだと思った女性と仲良くなって関係を持つまでは良かったのですが、彼女にはどうも他に男性の影が見え隠れするようで今後の展開に大きな影響があるのは間違いないですよね
ハルキはミステリアスな雰囲気がある美女ですがバンド活動に精力的とは言えないし、男がいながら日下とは浅い関係を繰り返す悪女っぽい位置づけですがそれにもなにか理由がありそうにも見えます
ゆかり→日下→ハルキの図式が出来上がりましたが、今後はゆかりがどれだけ日下の内面に入っていけるかがカギとなるでしょうか?
日下も宙ぶらりんな関係には不満を持っていますが、今はハルキ寄りなので世話を焼くと怒らせそうで心配ですが(大悟目線)
今後の三角関係に注目です
一言感想
イケメンは男子と女子の感情フィルターが違うから大変だ(笑)ちょっと意味深なハルキの雰囲気が気になりますね

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主な登場キャラクター
♡牧ゆかり
(まき ゆかり)
高2、普通の女子高生
♤日下優助
(くさか ゆうすけ)
ゆかりのクラスメイト、端正な顔立ちだがトゲがありミステリアスな青年
♡田中えりな
(たなか えりな)
ゆかりの友人
♤中川大悟
(なかがわ だいご)
the oopsのベース、見た目はアレだが世話焼きオネエ
♡宮原あかね
(みやはら あかね)
the oopsのドラム、目つきの悪いスモーカー
♡白井春雪
(しらい はるき)
the oopsのギター、19歳、かわいいけど物事にルーズ
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