
こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きラッコです
このブログは漫画好きの私ラッコが好きな漫画家や漫画作品を読んだ感想やあらすじを通した作品の魅力を紹介していきます
完全なる独断と偏見と趣向であることをご了承の上閲覧してください
※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします
今回紹介するのは「カテナチオ」です
多分サッカーが昔から好きな人には「今さら?」って感じで若い人には「何それ?」って思うんじゃないですかね
え?僕ですか?
もちろん何それ・・・・ウソです!
僕の世代ではゼンガやバレージですかね。マルディーニ(父)とか・・歳バレますね(笑)
作品概要は以下の通りです
TheWorkData
【作品名】 |
カテナチオ |
【作者】 |
森本大輔 |
【連載期間】 |
2022〜 |
【掲載誌】 |
週刊ヤングジャンプ |
【巻数】 |
既刊2巻 (2023.7現在) |
【ジャンル】 |
サッカー |
Story&Review&Character
ジャンルにもありますがこの作品はサッカー漫画です
でカテナチオというのは1980年代に全盛だったイタリア代表の守備戦術の事なんです
イタリア語で「閂(かんぬき)」を意味しゴール前をガッチリ固める戦術です
ではゴール前を人数かけて守ればカテナチオなのか?
そこも含めてストーリーで紐解かれていきます

主人公は「嵐木八咫郎(あらき やたろう)」
まるでサッカーに愛されているかのような名前(日本代表のエンブレムは八咫烏)ですが、彼にサッカーの才能は有りませんでした
・・気の毒!
でも彼はサッカーで世界最高峰を目指す事をやめませんでした
具体的には・・・?
人生の全てをサッカーに捧げました
言うのは簡単ですが日常生活全てのベクトルをサッカーに合わせるって大変ですよ
トレーニングの時間の為に勉強は授業に全集中で済ませ、家でも起きている間はビデオ研究を続け、チームメイトには至高を目指す為の発言を憚らず、試合に人生の全てを懸ける
これが出来る人物は能力のベースに「才能」があるからです
生半可な覚悟では出来ません
プロへの道が開けないまま迎えた高校最後の公式戦で八咫郎は半端なプレーをしたCBに徹底的なダメ出しをします
止めに入った監督までディスりまくります
その結果・・・「お前がやってみろ!」・・・・・は?
本来トップ下の八咫郎は決勝戦でCBを任されます
もちろん未経験で、しかも相手は高校屈指のストライカー
実力で劣る八咫郎が取った手段は「ファウルでも何でも止める」
幸い日々のトレーニングでフィジカルは出来ておりしぶとく食らいつく事は出来ました
・・しかし敗戦後に浴びせられたのは卑劣なプレーへのブーイングでした
さあ皆さん!
スポーツマンシップと勝利は紐づいているものでしょうか?
そう!なんの関係もありません!
貪欲に勝ちを求めた八咫郎はチームメイトや観客から総スカンを食らいましたが、ある人物だけはその行動を評価しました
イタリア1部リーグ所属「FCオリヴェーロ」チーフスカウト「シルヴィオ・テスタ」
彼の挑戦の舞台はイタリアへと移っていきます
というのが序盤のあらすじです
CBとしての才能を見出された八咫郎ですが、その可能性は微々たるものです
それでも八咫郎はそのかすかな光に縋りつきます
主人公なのに気持ちいいくらい八咫郎は凡人です
天才との差を埋める為には泥水を啜る事など意に介しません
彼にあるのは確固たる「覚悟」だけです
いいですね~凡人のサクセスストーリー・・・でもその先は前途多難です
まずイタリアに着いた傍からFCオリヴェーロ監督のミロ・ジャンパルモから「NO」を突き付けられます
そりゃそうですよね、CBほぼ未経験の日本人がイタリア1部にすんなり入れるわけがありません
でも食い下がる八咫郎は入団試験のチャンスを得ますが対戦相手の「ラファエロ・アマーティー」はトップチーム所属の「超攻撃的SB」
正直ここからは八咫郎以下のプレイヤーはいません
何とか入団を果たしU-19所属となりますが、そこからトップ昇格した人物は1名のみという破綻した育成システムの壁にぶち当たります・・・
じゃあ帰る?
いいえ!帰りません!!
八咫郎の挑戦はまだまだ続きます(終わってないよ)

まずこの作品絵柄のクセがすごいですね
かなり好みが分かれるかも知れません
それに2巻までで殆どサッカーしてません(笑)技術的な所よりかなりイッてる人たちが繰り広げる人間ドラマを楽しむ漫画なのかなと思いました
彼の才能を見出したシルヴィオもプロのスカウトマンとして「スカウト」しただけでそこで八咫郎のサッカー人生が終わろうと知ったこっちゃありません
このドライさがいいですよね
プロの世界はギブアンドテイクなんです
誰も八咫郎の味方ではありません
誰も八咫郎を心配してくれません
求められるのは「結果」のみでその先にしか「未来」はありません
僕個人的には守備の芸術(個人的主観)であるイタリアサッカーをどう表現してくれるのか楽しみです
てかこれヤンジャンなんですね、サッカーって珍しい
次回更新は続くことを期待して5巻ぐらいでやろうと思います
今後も森本大輔先生をよろしくお願いいたします(ペコリ)

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