推しの子(横槍メンゴ/赤坂アカ)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

推しの子09 サスペンス・ミステリー
luck’o
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
長編は切りのいい所で逐次UPする場合があります
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです

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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 推しの子 
【作者】
漫画・横槍メンゴ
原作・赤坂アカ
【連載期間】
 2020〜 
【巻数】
1〜9巻
(2022.12現在)
【掲載誌】
週刊ヤングジャンプ

最新刊・9巻(2022/10/19発売)

《かんたんあらすじ》

アネモネのMVが想定以上のヒットを記録しB小町はMV再生2000万回以上・チャンネル登録者数36万人と一定以上の成果を叩き出します

この辺は人気ユーチューバーのMEMチョの活躍無くしては語れないのですが、人気の裏でルビーとかなの様子がおかしくなっていきます



その元凶はあかねとの付き合いが順調なアクアでした

兄妹愛やら仄かな恋愛感情やら色々難しい感情が渦巻いています



ここまでアクアの暗躍(⁉)を中心に描いて来たストーリーでしたが、ここからはルビーパートにも食い込んで行きます

あまり語られてきませんでしたがルビーもアクア同様にアイの死にまつわる真相を追っていました

その手がかりとしたのはアイの時代に苺プロを率いていた人物「斉藤壱護(さいとう いちご)」です

彼のアドバイスを受けて業界への食い込みを強くしていくルビーはADの「吉住シュン(よしずみ しゅん)」からコスプレイヤー取材企画の情報を入手します

東京ブレイド関連のコスプレだと聞いたルビーはクラスメイトでモデルの「寿みなみ(ことぶき みなみ)」に声を掛けます

出演者不足に悩む吉住は妹でVチューバ-の「未実(みみ)」まで動員して頭数を揃えますが、番組Dはその努力を踏みにじる格好で出演者に失礼な演出を仕掛けていきます

これがきっかけとなり吉住を起点に広がった業界の悪しきニュースにルビーが更なる攻勢を仕掛けます・・

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Story&Review&Character

1~7巻

この作品は推しアイドルの子供に転生した主人公が双子の妹と一緒に芸能界を生き抜いていく芸能ドラマ漫画です



主人公は宮崎県で働く産婦人科医師「ゴロー」

彼は12歳で亡くなった患者「さりな」の遺志を継ぎアイドルグループ「B小町」「星野アイ(ほしの あい)」を熱烈に推すアイドルオタ医者でした



そんな彼の元に妊娠を公にしたくない1人の若い妊婦がやってきます

何を隠そう彼女はあの星野アイでした

本人やら妊娠やら父親は?やら色々なショックが渋滞するゴローでしたが、最終的にアイの素性を隠して出産の手助けをする事になります



しかしアイが出産を控えた時期に突然現れた彼女の推しによってゴローは殺されてしまいます

そして目が覚めるとアイの双子の男の子「愛久愛海(あくあまりん)」として生を受けていました

・・・名前がヤヴァイ(笑)・・・



アクアは妹の「瑠美衣(るびい)」も誰かの生まれ変わりだと気付き幼児ながら早々にコミュニケーションをとりますが、まさか中身はさりなだとまではわかりませんでした

この組み合わせが凄いと言わざるを得ないですよね



双子は所属事務所「苺プロ」社長夫妻である「斉藤壱護(さいとう いちご)」「ミヤコ」の子供として扱われ、産後から回復したアイはアイドルとして徐々に頭角を表します



双子が3歳の時に事件は起こります

かつてゴローを殺した推しがアイの家に現れ彼女を刺してしまいます

そして星野アイは20年の短い生涯を終えますが、アクアは推しの後ろに煽動した人間がいると思い犯人捜しを始めます

一番疑わしいのは未だ正体が掴めない双子の「父親」です



中学生になったアクアは子役時代に親交のあった映画監督「五反田泰志(ごたんだ たいし)」の手伝いをしながら芸能界の情報にアンテナを張ります

一方でルビーはアイドルを目指してオーディションを受けまくりますが、アイドルにさせたくないアクアの裏工作によって悉く潰されてしまいます

親心(?)というか陰湿というか(笑)

最終的にはルビーの熱意を買ったミヤコがアイ以来の新規アイドルグループを起ち上げます



高校生になったアクアは芸能科で再会した元人気子役タレント「有馬かな(ありま かな)」に誘われて少女漫画原作ドラマ「今日は甘口で」にスポット参加します

目的はアイの携帯リストに名を連ねたプロデューサーの「鏑木勝也(かぶらぎ かつや)」から父親の情報を手に入れる事でした



モデルが本業の大根役者ばかりの現場でアクアの計算された演技は好評を得て、鏑木との接触に成功しますがアイの情報と引き換えに「リアリティショー」への出演を打診されます

そしてアイドルメンバーをさがすルビーにアクアはかなを紹介し、彼女も渋々加入を了承します



『恋愛リアリティショー編』

恋愛リアリティショー「今からガチ恋♡始めます」でアクアは「鷲見ゆき(すみ ゆき・モデル)」「熊野ノブユキ(くまの のぶゆき・ダンサー)」「黒川あかね(くろかわ あかね・女優)」「MEMちょ(ユーチューバー)」「森本ケンゴ(バンドマン)」と共演します



「台本はないが演出はある」手法に序盤は戸惑いを見せるが、徐々に流れに乗り番組はゆきとノブユキの恋愛を中心に進行していきます



しかし事務所の意向に沿えず露出を焦るあかねの行動が視聴者の反感を買い炎上すると、袋叩きにあったあかねを助ける為にアクアは一計を案じます

この辺が元大人としての対応力ですよね~



騒動後、アクアに興味を持ったあかねは「劇団ララライの天才役者」としての本領を発揮します

アクアの好みがアイに近いと知ると、彼女情報を全て取り込みアクアが見間違えるほど完璧にアイをトレースして見せます



その潜在能力を評価したアクアは番組中であかねとの距離を詰めカップル成立を果たします



『ファーストステージ編』

苺プロの看板ユーチューバー「ピヨえん」のサポートを受けて地道な活動を始めていたB小町は、「MEMちょ」という強力な新メンバーを得て「ジャパンアイドルフェス」への参加が決定します



一方でアクアは「ガチ恋」成功の報酬として鏑木からアイの過去についての情報を得て、父親の鍵はあかねの所属する「劇団ララライ」にある事が判明します



とんでもなく歌唱力の低いルビーとMEMちょのせいでセンターを任されたかなは、元子役としてのしがらみをふりきれないままJIFのステージに立ちます

しかし客席で箱推しのオタ芸を披露するアクアを見て彼の「推しの子」になろうと決意を固めます

アクアの仏頂面で全力サポートする姿はかなり衝撃(笑撃?)です



『2.5次元舞台編』

アクアの次なるミッションは劇団ララライの代表「金田一敏郎(きんだいち としろう)」に近付きアイの情報を得る事でした



その為に劇団ララライが主催する2.5次元舞台「東京ブレイド」のオファーを受けたアクアは同じく舞台に参加するかなと一緒に舞台稽古に赴きます

注目はララライの花形女優であるあかねと元天才子役のかなのバトルですね

裏ではアクアの所有権(?)を巡ってマウントの取り合いになります(笑)



その他にもララライの看板役者「姫川大輝(ひめかわ たいき)」や2.5次元で活躍する役者「鴨志田朔夜(かもしだ さくや)」「今日甘」で大根役者ぶりを発揮した「鳴嶋メルト(なるしま めると)」などが参加します



しかし若き才能が鎬を削る現場は原作者の「鮫島アビ子(さめしま あびこ)」の登場によって凍り付きます

彼女が舞台の修正を求めた範囲は何と・・「全部」!!??



イベント運営会社代表の「雷田澄彰(らいた すみあき)」と脚本家の「GOA」を交えた折衝でも折り合いがつかず脚本は暗礁に乗り上げます



このままでは舞台の実現すら危ぶまれる状況になり、アクアは「今日甘」原作者で鮫島が元アシスタントだった「吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)」を通してある物をアビ子に渡してもらいます



それはGOAが脚本を担当した2.5次元舞台のチケットで、それを見た彼女は舞台が一朝一夕のものではないと理解してくれますがGOAと脚本を擦り合わせた結果とんでもない物が俳優の元に届いてしまいます



結論として出たのは「役者の演技に全投げのキラーパス脚本」でした

こうなってしまうと役者は「燃える」以外の選択肢はありません

しかし唯一アクアだけは演技とアイを亡くしたトラウマが重なりブレーキが掛かりますが、自分の傷すら利用して前に進もうとします



迎えた公演初日

鴨志田やメルトなど主要キャストが出色の出来を見せる中、ひときわ抜けた演技を見せたのはかなとあかねの新旧天才役者でした

アクアも「エース」姫川に引っ張られる形で好演しますが、どうしても彼の中には演技を楽しむ自分を責める「ゴロー」の影がありました



そう、アクアの存在意義は「アイを殺した犯人探し」にあるのですから・・



『プライベート編』

舞台で金田一の評価を得たアクアは打ち上げでララライ時代のアイについて聞こうとしましたが、姫川が酔い潰しすぎて失敗に終わります



その代わりに姫川への用件を先に切り出します

彼に差し出したのは一枚の「鑑定書」でした

なんと「アクア」「姫川」は父親が同じなのです!

恐ろしい事にアクアは血縁者を探そうとDNA鑑定をしまくっていました(コワッ)



しかし当の父親「上原清十郎(うえはら せいじゅうろう)」は姫川の母「姫川愛梨(ひめかわ あいり)」と心中しこの世にはいませんでした

父親探しも頓挫したアクアはこれ以上アイの死を追求する理由から解放されます・・



そして「B小町」はMEMちょ主導の元、更なる認知度UP活動に精を出します

PV制作の地として選ばれたのは「ゴロー」「さりな」に縁のある場所「宮崎」でした

8巻

不本意にも父親探しが一段落したアクアはこれ以上あかねを束縛しないように別れを切り出そうとします

でもあかねも簡単に関係の清算を受け入れず棚上げのままB小町のPV撮影に帯同して宮崎へと飛びます



B小町はMEMちょの繋がりで迎えた映像クリエイターの「アネモネ・モネモネ」監修の元撮影に入りますが、手持無沙汰のアクアはあかねを連れてゴローこと「雨宮吾郎(あまみや ごろう)」の足跡を辿っていきます



しかし新しい情報を仕入れられなかった吾郎に代わり、ルビーとあかねが撮影の帰り道に何かに導かれるように祠の裏にある空間で「吾郎の遺体」を見つけてしまいます



アクアはショックを受けながらも今後に向けて踏ん切りが付いた為、改めてあかねとの交際を進める気持ちを固めます

一方でルビーは謎の少女から双子が出産した日に吾郎が行方不明になった話を聞き、犯人は「2人」いる事を教えられます



アイの束縛から解放されたアクアと、吾郎の敵を探したいルビー

運命の糸はまだ双子を離してはくれませんでした

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