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※ご注意
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今回紹介する新刊コミックは7/2発売の
「仄見える少年」4巻(松浦健人/原作・後藤冬吾)です
概要
研真と近藤は新たな戦術で反撃に出る!! しかし、人形遣いに異変が──。窮地に陥った仲間の元へ向かう伊織だが、脳裏には過去の記憶が反芻する…。選ぶは苦渋の2択。伊織の出した答えとは!? 番外編45P収録の最終巻!! 戦慄ホラー奇譚、ここに終幕。
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
仄見える少年 |
作者 |
松浦健人/原作・後藤冬吾 |
発売日 |
2021年7月2日 |
掲載誌 |
週刊少年ジャンプ |
ジャンル |
アクション・霊・バトル |
サブタイトル
第26話 天狗使いとの戦い方
第27話 人形と共に生きる少女
第28話 雪月風花
第29話 戦える
最終話 仄かにみえるもの
番外編 宵のコドク
特別読切 仄見える少年
主な登場人物(新規・更新)
♡レタ
エミリアに関係のある少女
♡雪月風花(ゆきづき ふうか)
招き手、かつて伊織が守っていた女性
ポイント紹介
「共に戦う」
霊媒師が霊怪を守る。そんな有り得ない光景にエミリアは首を傾げる
それを当然だと言い切る研真の横で同意を示す近藤が差し出した腕を狗賓が噛むと牙を介して近藤に力が流れ込み「神威体現(トランス)」が発動する
形代が無くなるまで攻撃を続けようとする近藤を見て、研真は自分にも出来るはずだと思い天狗達と同調を始めると・・・
「進化する能力」
伊織が気を失っている間に近藤、研真、理久は囚われてしまい、人形使いも本性を露わにする
目の前の巨大な人形神(ひんなかみ)を倒す力を持たない伊織は捉えられた3人を見捨てるのか、隠形鬼を呼び出して3人ごと人形神を倒すのか選択を迫られていく
そんな究極の状態で伊織が選択したのはこれもまた究極の状態ともいえる隠形鬼を「纏う」事であった
しかしそれを見た千手は含みのある笑みを浮かべる・・・
「伊織の過去」
かつて伊織が護衛していた招き手の少女・雪月風花
誰にでもグイグイくるこの少女を伊織は苦手にしていたが、ある時隠形鬼の霊障に苦しむ伊織を風花が介抱してくれた事で2人の関係は一変する
自分を支えてくれる少女に心を許し始めた伊織が奈落の底まで落とされたのはそれから1年後
千手との戦いで力を使いすぎた伊織は隠形鬼に飲み込まれそうになってしまうが・・・
レビュー
仄見える少年の4巻です
いや~終わっちゃいましたね
人形使い編面白かっただけにとても残念です
そもそも千手は力を欲する人間を唆す増やし方なので敵が組織的でないのは致し方ないんですが、3巻で出てきた中ボス達もイマイチインパクトに欠けた感は否めませんでしたよね
でも戦い始めると戦いの駆け引きや新技なんかも出てきて今後に期待させる展開だっただけに惜しい作品だったなと思いました
惜しむらくはどうしても展開の中心が強力な隠形鬼を従えた伊織と敵に狙われる招き手の理久になる分脇を固めるキャラクターが脇から抜け出せなかったかな~と感じました
ひと昔前なら主人公とヒロインが全部持ってけばハイ!ハッピーエンドって流れでしたけど今の作品でそれではちょっと物足りない感じはどうしてもしちゃいますよね
脇役目立ち過ぎの昨今が悪いのでしょうか(苦笑)
人気投票という十字架と戦わなければ生き残っていけないジャンプの中では打ち切りもやむ無しだったのかもしれませんが、シリーズ累計25万部を突破したのであれば期待値で残して欲しかったなというのも正直な気持ちです
個人的には不気味さは申し分ないのでキャラやコマ割りのカッコ良さがもっとあればという所でした
また次の作品を期待して待ちたいと思います
松浦健人先生の次回作に続く
試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「トーキョー忍スクワッド(原作・田中勇輝)」集英社・全3巻
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ところで
みなさんはなにが仄見えますか?
僕は健康診断の結果です!(ビシッ)
・・・ラッコ、アウト~・・
ではまた次回の新刊で!
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