次元の放浪者「ヴァグランツ」によって別世界に放たれた青年ライは元の世界に帰る方法を模索しながら自分の能力に目覚めていく!時空を超えたSF大作!
作品紹介
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは麻宮騎亜先生の『神星記ヴァグランツ』です
麻宮先生は初出ですな。好き好き詐欺かと思ってましたが
な・・何を失礼な事を(汗)諸事情でやるタイミングを失っていただけですよ
ふーん(疑いの眼差し)
と、とにかくこの作品は麻宮先生が漫画連載したデビュー作となっています
原作は「ヴォクソール・プロ」というゲームライター集団で麻宮先生は作画を担当していましたが詳細は不明となっていますね
この頃って何でもありそうな感じだもんね
かくいう麻宮先生だって「菊池道隆」ってアニメーターと二足のわらじを履いてたもんね
巻末漫画でも別人のように振舞っていたからね
今みたいに何でもSNSで明るみになる時代とはちがったからね
それでも漫画連載を持ちながらアニメーターって大変だったんじゃないかと思うけど
同意
では作品紹介やっていきましょう
おなしゃす
主人公は2073年の地球に住む青年・ライ
彼は友人の誘いに乗って乗り込んだ旅客機で出会ったテレスという女性によって違う次元に飛ばされてしまう事から物語は始まるんだ
異世界転生みたいな?
どっちかというと異次元転移が正しいのかな?
テレスは「ヴァグランツ」と呼ばれる重なり合った汎世界(パラレルワールド)を行き来する能力を持った女性で、たまたま別の次元にシフト(転移)しようとしていた所に巻き込まれてしまうんだ
えらい迷惑だな
しかも肝心のテレスとはぐれてしまいライは未来文明から剣と魔法の世界に1人取り残されてしまう
なにげに恐ろしい展開だな
それでも元いた時代に戻る方法を模索するライは「トゥール」と呼ばれるその世界で中心となっている国家「オルセナ」の軍に入り情報を集め続ける
その執念が凄いな
その結果、エルギーザと呼ばれる者達が何か知っている可能性が出てきて詳しい話を聞こうと試みるんだけど時代の騒乱に巻き込まれて捕虜になったり催眠かけられたりお尋ね者になったりと大忙しになるんだ
好き好んで忙しいわけじゃないと思うけどね
この世界の人々は殆ど魔法が使えなくてアウ・フェラーグという太古の魔法種族とそこから分かれたエルギーザという民のみが強力な魔法を使えたんだ
だから魔法を使える民にコンタクトすれば元の世界に帰る方法がわかるんじゃないかって考えたんだ
で帰れたの?
いや。結論から言うと魔法の民でも時空を超える事は不可能だった
でも100年以上前に封印されたアレス・ファラン・ドゥの魂と同化すれば・・・・
ちょっ・・ちょいまち!
どうした?
設定が複雑すぎる!
キャラも無駄に多いんだよ!
お前がキレるなよ
まぁ要するに大昔にいたアレスって人がライと同じように現れたからその人の魂と同化すれば帰り方わかるんじゃね?って流れ
雑だけど理解した
でもそのアレスは時の王に罠にかけられ殺されていてその憎悪から悪霊になって魔物を生み出すヤバい存在になっちゃってたんだ
だからアレスの魂と同化するのは魔物になるかもしれない危険な賭けと言えたんだ
成功しても帰れるかわからないと不利な賭けだな
トゥールで起こっている戦争にも巻き込まれながらアレスの魂と同化し別世界への扉を開くことに成功する・・・んだけど
だけど?
また違う世界に行っただけで帰れなかった
ノォォォ!
ライがたどり着いたのは自転が止まった惑星で昼の地(サ・クェーグ)と夜の地(ノ・クェーグ)に別れた世界だった
そこでランキンという男に拾われたライは燃料の精製を手伝いながら日々を過ごしていたが、その世界でヴァグランツの出来損ないと呼ばれる「ビオサバール」のペレイラと出会う
ビオサバールは自分の意志でシフトする事が出来ず予期せぬタイミングで別世界にシフトしてしまう難儀な人たちだった
しかしライもビオサバールの素質を持っていて、ヴァグランツだったランキンがライの素質をテストしようと見守っていた
そこにテレスが現れライの能力を覚醒させようと本気で殺しに・・・
ストォォーーーーーーップ!!
な、なに?どうした?
お前がどうした!別世界に飛ぶと設定もリセットなの?
そうだよ!別世界なんだもん。また設定増えるしキャラも増えるし訳わからん!!
だからお前がキレるな!もうちょっと小刻みに要所だけ
わかった。ライは・・
うんうん
違う星に来た
うんうん
ランキンに拾われた
うんうん
ビオサバールだった
わかんねーよ!あともうちょっと巻いて
注文多いな
ライはシフトする能力は持ってたんだけど、自分の意志でシフトするヴァグランツじゃなくていきなり強制的に飛ばされるビオサバールって能力者だったんだ
タチの悪い能力だな
で、テレスはライを命の危険に晒してヴァグランツの能力に目覚めさせようとする
結果は?
成功
おめでとう!
でもテレスと飛んだのはまた別の世界
ノォォォォォーーー!!なぜ⁉
その世界では・・・・
簡潔に!!
・・・・・・・
世界的には今よりも進んだ科学の世界
うんうん
月にも人が住んでいてロボットとか宇宙戦艦とかのメカもある
だいぶ進んだな
そこで月と地球との戦闘に巻き込まれちゃうんだけどヴァグランツが探し求める「賢者の道」という場所を探すのに協力するんだ
結局テレスとライは戦闘を逃れ宇宙船で新しい旅に出る
ほう。で次は?
終わり?
は?
そこで終わり
打ち切り?
いや。連載が新創刊の雑誌に移行するはずだったんだけど始まったのは麻宮先生の人気作となった「サイレントメビウス」だったんだ
イリュージョン⁉何があった?
大人の事情じゃね
・・・だろうな
それ以降は音沙汰なく今に至る
麻宮先生って雑誌からほっぽられることあるし(笑)
怒られるぞ
なので続きは幻となった麻宮先生の初期作品です
蔵シカさんに突っ込まれた通りシフトするごとに世界設定が変わりキャラクターも一新されるんで読みごたえはあるんだけど複雑なのは否定できないよね
これ書くのに何回も読み返したし(汗)
大変だったな
かなり壮大なストーリーみたいなんで尻切れなのは残念だけど重厚なストーリーとSF設定は見る価値ありの作品ですよ
確かに設定はこの頃にしては斬新だよね
画風もかなり違う点でも新鮮です
では次の作品でお会いしましょう
バイバーイ
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