こんにちは Luck’oです
このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなく既刊のあらすじ紹介をします
既刊紹介は現時点で既刊が10巻未満の作品の簡単なあらすじとちょっとだけレビューをしていくコーナーです
ある程度のネタバレを含みますのでご了承ください
完結などで巻数が確定したら改めて書庫に入れる予定です
紹介
今回ご紹介するのは「よふかしのうた」です
タイトル |
よふかしのうた |
作者 |
コトヤマ |
巻数 |
1~5巻(2020.12現在) |
掲載誌 |
週刊少年サンデー |
ジャンル |
ラブコメ? |
あらすじ
第1巻
不眠症の中学2年生・夜守コウは夜に初めて一人で外に出てみた
開放感にひたるコウに声をかけてきた少女・七草ナズナの正体は吸血鬼で血を吸われたコウはその眷属に・・・ならなかった
眷属になるにはその相手に恋をする必要があり、コウは初めて出来たやりたい事の為にナズナを好きになろうとするのであった
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すっかりナズナとの夜更かしが板についてきたコウだったが、その事が幼なじみの朝井アキラにバレてしまう
深夜に彼女と会う約束をしたコウを付けてきたナズナに彼女の彼女の事がバレてしまう
不必要に絡んでくるナズナは、なんとアキラの前でコウの血を吸って吸血鬼だとバラしてしまうと何故か3人でカフェへ行く展開に・・・
第2巻
突然、ナズナにキスをされ彼女の事が好きになった気がしたコウだったが、眷属への道はまだまだ険しく遠いものであった
夜中に家を出てきたアキラは徘徊しているコウと出くわしそのままナズナの部屋に行ってゲーム大会に突入する
それが終わると3人で川の字になって寝るのだが、さすがにこの状況はおかしいと突っ込むアキラだったがちょっと特殊な事情を除けば楽しそうに過ごしているコウを見て少し安心するのであった
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ナズナを好きになる事に試行錯誤を繰り返すコウは、銭湯で会ったナズナの風呂上がり姿を見て気持ちが舞い上がっていくのを感じる
ようやく好きになったの知りたくて、コウはわざとらしく体調不良を訴えてナズナをラブホテルに連れ込むのだったが・・・
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ナズナの本職は添い寝やだと知った衝撃も束の間、部屋に客がやってきてしまう
疲れたOL・白河清澄のマッサージを押し付けられたコウは、疲れ果てた彼女の姿に自分を映しこのままでは帰らせられないと強行策に打って出る・・・
第3巻
若い男の血を吸っているが眷属にはしない・・・
この行動は吸血鬼にとって自らの種を脅かすタブーであった
その真意を探る為に桔梗セリに襲われて攫われたコウはナズナと同じ吸血鬼の平田ニコ、小繁縷(こはこべ)ミドリ、蘿蔔(すずしろ)ハツカ、本田カブラに尋問を受ける
女子耐性の無さが幸いし4人の男子籠絡テクニックを気づかないうちにやり過ごすと、助けに来たナズナとニコの会話からとんでもない事実が飛び出してきた
「眷属になる期限は最初に血を吸われてから一年」
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一年以内に眷属ならないと殺される可能性が高くなったコウは、セリのアドバイスでナズナをデートに誘うが更に機嫌を悪くさせてしまう
そんな折に夏祭りで幼なじみの夕真昼に声を掛けられた自分を思ってくれる友達いる事を知り嬉しい気持ちになるが、彼もコウの知らない所で誰かと夜を過ごす人間であり・・・
なぜかセリとカラオケに行く事になったコウは、彼女の中に何かイライラしたものを感じて話を聞いてみる事にする
すると、セリが普段女子高生として接している男性自分への過度の恋愛感情を持ち始めた事に苛立ち原因があったが、解消策として彼を殺そうとするセリに当然賛同は出来なかった
第4巻
メイド喫茶で働くミドリは、従業員の休みを補う為に通りがかったナズナを捕まえてバイトさせる事にする
一緒に店内で過ごしていたコウは、従業員のありさが盗撮被害に遭っている事を知り犯人探しをミドリに頼まれてしまう
やむを得ず引き受けたコウだったが、写真を見てある事に気づき犯人を待ち構える事に・・・
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コウが学校に行かなくなった原因はクラスの女子の告白を断ってその友達に責められたせいだったが、その告白にはアキラも関わっていた
悪気なく背中を押した事でコウの人生が変わった状況を今も悔やんではいたが・・
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夜を徘徊していたコウは、鶯餡子という私立探偵と出会う
彼女が探していたのは、先日セリの眷属になった男性・秋山であった
咄嗟に知らない顔を決めたコウだったが、餡子は彼の動揺をつぶさに捉えていた
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真昼にさそわれてコウとアキラは夜中の学校に侵入する
面白半分で学校の七不思議を探っていると、10年前に失踪した教師の話がある教室を開けるとそこには一人の男性が立っていて・・・
第5巻
学校でのショックが冷めやらないコウは、初めて自分の中に吸血鬼になることへの迷いを抱えていた
ナズナと会ってもそれが解消されないコウは、意を決して餡子に連絡を取り吸血鬼について質問をしてみる
吸血鬼の存在を認めない餡子との話は平行線のまま、身柄を拘束する手段として警察を呼ばれてしまう
見つからないよう公園で隠れていたコウを見つけたのは、警察ではなく吸血鬼にハツカだった
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吸血鬼がどうこうの前にハツカが男だった事に驚くコウだったが、更に驚きの事態が他でおきていると知らせが入る
ナズナがコウが吸血鬼にならなくても見逃すようニコに直談判して一触即発の状態に陥っていたのである
慌てて現場に駆けつけるコウだったが、ひと足違いでナズナはいなくなっており町中を探し回りナズナに思いを伝えるのであった
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仲直りをする為に真昼に呼び出されたコウは、彼と一緒にいた女性が吸血鬼であると即座に察知する
相手もそれがわかったようで、逃げるコウを追って追及してくる
その女性・星見キクは真昼に吸血鬼である事を隠してはいるが好意はあるようでそれが悪い方向に行かないようにコウが念を押すと彼女の目が怪しく光り出す・・・・
レビュー
前作の「だがしかし」に続き高い評価を得ているコトヤマ先生の作品です
次にくるマンガ大賞コミックス部門で7位、このマンガがすごい!2021オトコの子部門で第33位に選ばれるなどランキングで顔を出すことも多い作品です
大枠で吸血鬼になりたいという目的はあるのですが、全体的に漂うユルい雰囲気が読者を気持ちよくさせてくれますし急ぐばかりが人生ではないと教えてくれます(キリッ)
3巻からは吸血鬼の仲間が一気に増え・・・ていうか女子率が一気に高くなり、餡子の登場で更に拍車がかかります
退治する側と退治される側が揃えば今後はバトルなのかと想像しますが、単純にバトルものになる訳はないと思います、雰囲気が・・
コウが更に吸血鬼という存在と向かい合うことで、本当に自分がどうしたいかを見付けるストーリーみたいなのがしっくりきますね
まだまだ続きそうな感じはしますが、人気作品で既刊5巻なので読み始めるには絶好な作品です
見てない人はぜひ手に取ってみてください
試し読みはこちらから↓↓
主な作者関連作品
- 「だがしかし」小学館・全11巻
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