こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです
このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます
完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください
あとネタバレも含みますので注意してくださいね
今回ご紹介するのはさいとー栄「終末ツーリング」です
これはいつも通り(?)のコミックナタリー試し読みですね
いい加減これに引っかかるに良くないですね(財布的に)
可愛いキャラクターと裏腹に何かしらの事情で滅んだ?日本をバイクでツーリングするっている頭おかしい(誉め言葉)漫画です
関東圏の人であればもっと納得出来ると思うんですが、地方暮らしには共感に限界がありますが面白い作品です
作品概要
【作品名】 |
終末ツーリング |
【作者】 |
さいとー栄 |
【連載期間】 |
2020〜 |
【巻数】 |
既刊5巻 (2024.2現在) |
【掲載誌】 |
電撃マオウ |
【ジャンル】 |
旅・サバイバル |
作品紹介
1巻を読む!
この作品はタイトルの通り終末を迎えた日本で、主人公の「ヨーコ」と「アイリ」がバイカーだった姉の足跡を辿って旅をする漫画です
まず主人公の2人について1巻で分かった事をまとめましょう!
ヨーコ
・愛車は「YAMAHA セロー225(EV仕様)」
・なぜかいつも制服
・姉の「Chiko」の足跡を追って旅をしている
・能天気だがサバイバル能力高い
・スタイルはよく言うとスレンダー
・ヒビの入ったスマホを所有
アイリ
・人間ではない
・プラズマ砲を撃てる
・食事は普通に摂れる
・重量は重い
・ソナー機能あり
・無表情でロリ体型
それと物語の指標となるChikoのログには「2035年」の記載がありちょっと近未来の話である事がわかります
1巻では「箱根→横浜→横須賀→世田谷区環状八号線→ゆりかもめ→東京ビッグサイト」の順で移動します
横浜で出会った軍用サイボーグ「シュワちゃん(本名・鈴木一朗)」とのエピソードで日本が外国から攻撃を受けたような表現がありました
順当に行けばアメリカを相手取って第三次世界大戦でもしたんでしょうか?
横須賀は大型爆弾の影響で大きな穴が出来ていました
姉とヨーコの年齢差がわかりませんが軍用サイボーグやアイリのような自分で考えて動くロボット(?)が実用化されていることを考えると2050年くらいなんですかね?
実はChikoはすごく昔の人物でもっと未来の話だったってオチも面白そうですけど・・・ないかな
日本が何かと交戦して滅びたのは確実なようで、シュワちゃんを除いて人間は誰も出て来ないし、ヨーコも幼少期はシェルターの様な場所で暮らしていたエピソードがありました
そんな荒廃し絶望しかないはずの世界で、悠々気ままにバイクの充電をし旅をする女子2人とのアンバランスさが最高です!
日々を明るく生きるヨーコを見ていると、物質で満たされている筈なのに生気を感じない状態で生きている現代人へのアンチテーゼなのではないかと感じてしまいます
是非皆さんもこの本を手に取って終末旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?
実際その状態になったらパニックに陥り気が狂うと思うのでせめてフィクションで朽ち果てた日本を回遊しましょう!
2巻を読む!
今回は「秋葉原→海ほたる」の道程です
ヨーコが偶然キャッチしたラジオの電波から秋葉原に人がいる可能性が浮上!
しかし残念ながら結果はアキバを本拠地にしていたラジオDJが作ったAIが流している番組でした
やはりそう簡単に人は出て来ませんね
その後、海ほたるに向けてセローを走らせますが道中テントで寝泊まりしたり、パンクを修理したりとヨーコの類まれなるサバイバルテクニックが発揮されます
食べ物も魚釣ったり数少ない保存食を探して食べたりとかなり逞しい生活をしていますが、当の本人達は至って楽しそうです(笑)
どうやらシェルター暮らしが長かったような話をしていますが、そこに人はいたんですかね?
ヨーコが観光名所やChikoのスマホゆかりの場所で在りし日を妄想した夢を見るのが・・・痛々しい(泣)
せめておいしいご飯くらい食べさせてあげて・・
ようやくたどり着いた海ほたるでしたが、直前で嵐に見舞われ2人共ずぶ濡れ状態
しかもその嵐が台風を通り越して海上に水柱みたいなのが立ってるんですけど、これも文明荒廃後の異常気象なんでしょうか?
雨風を避けて一息つけるはずだった屋内では、既に陣取っていたネズミの大群と遭遇!!
普通のネズミなら人間を見たら逃げる所が、凶暴化&大群で逃げるどころか襲い掛かってきます
これ・・・かなり恐怖ですね
逃げ切れない状況に追い込まれた2人は・・・アイリのプラズマ砲で何とか生き延びます
人間がいなくなると色々な動物が幅を利かせるんですね~
怖い怖い・・
難を乗り切ったヨーコは一瞬だけ電波が繋がったスマホでChikoからのメールを受信しますが・・・生きてるのか⁉
3巻を読む!
今回はつくばを目指します
Chikoのメールは「アイリのメンテナンス案内」でした
その場所に彼女はつくばのある場所を指定してきます
そう!つくばと言えば「科学万博」!!(いつの時代⁉)
そこにある公衆電話に入るとそのまま地下へ参りま~す・・・なんだこの秘密基地感(笑)
かなり下層まで降りるとそこには何もない「白い部屋」が・・
その奥にあるメンテナンス施設でアイリは調整を、そしてヨーコは健康診断を受けます
いきなり謎施設が出てきましたね~
身体もスッキリしたヨーコが空を飛ぶ鳥を見て「今夜は焼鳥!」
・・・オヤジかお前?
見事な御手前で鴨を捕まえ解体していきます
この子のサバイバル能力尋常じゃないですね・・なのになぜ制服なんだろう・・
そしてつくばと言えば「サーキット」です
セローを手足の様に操るヨーコには堪らない場所ですね
でも、残念ながらセローではパワー不足・・
かなり不満なヨーコはバイク博物館でレース仕様のバイクを発見します
この回はバイクやレースに関わる品々に宿った魂がヨーコと一緒にレースをしてくれるスピリチュアルな展開になっています
謎の研究所から心霊現象まで人間以外なら何でも来いな展開が素敵です(笑)
第4巻を読む!
大洗→日光→吉見百穴→小鹿野→ビーナスライン→軽井沢と進みます
・・・・・・さっぱりわからん!(笑)
4巻は観光色強めですね
ネタ切れかな?(失礼)
人類が滅びた日本で遺跡を巡るってオツですよね~
大正以降くらいの日本で後世に何が残るのか楽しみです
吉見百穴ではアイリが何と宇宙人とコンタクトしちゃいます
もう何でもありですね(笑)
いきなり宇宙空間に召喚され宇宙人と交信しますが、これこそ人間じゃないアイリこそ可能なイベントですね
空気無くても大丈夫ですから!
というかどこまで何でもありなんでしょうか?
突飛すぎてて面白いですよね
ちなみに吉見百穴は宇宙人と人類の合作らしいです
小鹿野にある「バイクの森」では再びヨーコの過去を妄想する夢が発動!
でも名物「バイク弁当」を食べる直前で夢から覚めます
ガッカリしていたヨーコでしたが、アイリが作ってくれた弁当でご満悦・・・
バッタ、イナゴ、カエル、サワガニ入りらしいです・・・この子逞しいな~(ウプッ)
白糸の滝で読者サービス(ヨーコのビキニとアイリのスクール水着)を済ませ浅間山でトラブルが発生!
火山ガスを吸ったヨーコが意識を失ってしまいますが、そこに現れたのは・・・人間???
第5巻を読む!
待望の人類と遭遇!!
かと思ったら機械でした(チーン)
でもこの時代の機械って人間と変わらないから人間認定でいいんじゃないかと・・
新登場のキャラは「エイト」
5年前に覚醒し草津を訪れた人を「助ける」事を目的としていました
でもアイリとは似て非なる部分が色々と顕著になります
特に大きな違いが「食べ物を食べられるか」と「修理の方法」です
アイリは普通に何でも食べますが、エイトは地熱で発電したポッドでエネルギー補給やメンテナンスを受けています
腕や足の故障に関してもエイトはアタッチメントでパージしますが、アイリは・・・勝手に治ります(⁉)
これはアイリの方がおかしい気が・・・
結局草津にも人間はいませんでしたが折角出会った友達なのでヨーコは一緒に旅をする事を提案します
しかしエイトはポッドがないとメンテナンスできないのでこの話は棚上げになります
・・・と思ったら草津から離れられないエイトは逆説的に考えます
「ヨーコが動けなければアイリも動けず3人一緒にいられる」
うん、ある意味正解!!
しかもエイトの正体は「第8世代量産版潜入用人型兵器」
人間社会に溶け込み暗殺を目的とした「殺人兵器」でした
コンピュータによる塾考なら正解じゃね?と思う所ですが、ヨーコ達の目的はあくまで「姉に会う」事です
立ちはだかる者は・・・アイリの「プラズマ砲の餌食」!!!
エイト大破(チーン)
希望に満ちた出会いから悲しい別れとなりましたがこの出会いには大きな意味があったと思います
それとアイリの先進技術がどこで創られたのか謎が深まりますね・・
第6巻に続く!
試し読みはこちらから↓↓
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