第22回 藤田直樹「BEAT&MOTION」を読む!

BEAT&MOTION04 音楽
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは藤田直樹BEAT&MOTIONです

この作品は発売日での表紙買いですね
思ったより絵が古・・もとい、線がしっかりしていましたが内容は夢を追いかける青年を中心とした青春ドラマみたいな感じですね
テーマのベースが音楽&アニメーションとなっておりSNSなどで気軽に制作・発表が叶う時代にどんなサクセスストーリーになるか楽しみです

後で知ったんですがこの作品ジャンプの「MILLION TAG」という企画で林士平氏とタッグを組んだものらしいです
連載やアニメ化の副賞があるそうで今後盛り上がって行くんでしょうか?

作品概要

【作品名】
 BEAT&MOTION 
【作者】
藤田直樹
【連載期間】
 2023〜 
【巻数】
既刊2巻
(2024.6現在)
【掲載誌】
少年ジャンプ+

作品紹介

■ジャンル

この作品のジャンルは・・何だろう?
「音楽」「映像」などクリエーションな事に取り組んだり、大学生活なんかもあったりします
4巻までを見ると「音楽」寄りな「青春」ですかね、、ウン

■メインキャラクター

「平山竜彦(ひらやま たつひこ)」
大学生、小学生の授業でアニメ監督に褒められたのをきっかけにアニメ-タ-を目指すも女子にキモがられ挫折(チーン)
それ以来人前で絵を描いてると言えなくなる・・・

「柏木ニコ(かしわぎ にこ)」
マチュアミュージシャン「ニコ」として活動

■かなりネガな主人公

主人公の竜彦はひいき目に見てもかなりメンタルネガな主人公です
小学校の授業でアニメ監督に褒められてアニメ描こうとする辺り単純・・・純粋なのかも知れません(笑)
その上それを女の子にキモがられ挫折って自分の意志が殆ど介入していないのが気になります
まぁ小学生ってそんなもんですよね



その後ニコと出会ってからも自分のスキルに対して自己否定的な考えが多いし、かなりネガティブな設定ですね
主人公だからもうちょっと前向きでも良さそうな気がしますが・・・

■ネガに対してのポジ?

ヒロインのニコはまだそこまで有名ではないけどアマチュアで活動しているミュージシャンです
飲み会で人の夢を馬鹿にする竜彦を見て「だっさ」っと吐き捨て、更には道路に突き飛ばし「一回死んだから頑張れ」とハッパをかけてくれます
・・・角度的にはかなり危ない人だけど・・・



主人公の竜彦は前述のとおり内向的でウジウジしたキャラです
才能はともかくアニメーションのセンスはあるし、音楽もそこそこ一生懸命取り組むなど夢に向かう情熱を欲しながらも自分で点火できないタイプです
対するヒロイン(?)「柏木ニコ(かしわぎ にこ)」はアマチュアながら独特のセンスを持つミュージシャンで、性格は「ハッキリしない奴や人の夢を馬鹿にする奴が嫌い」と上手い事竜彦をターゲットにしています(笑)

マイナスな竜彦とプラスなニコが起こす化学反応でアニメーションと音楽の世界に乗り込んで行くサクセスストーリー・・・となるのでしょうか?

■初のアニメ理解者

憧れていたニコと望まない形で出会った竜彦でしたがその後はまぁ順風に進行します
アニメと再び向き合いSNSで高評価を受けると、ニコからMV作成を依頼され一気に映像クリエイターの道へ・・・と思ったらまた勝手にネガティブスパイラルへ・・
大丈夫か?



ともあれ竜彦は「自主制作フィルムコンテスト」へ応募して実力と自信をつけようとします
ここで同じ大学でプロとして活動している「赤目(あかめ)」「名張(なばり)」と知り合います



赤目はロン毛の高身長で穏やかなタイプ、対して名張は金髪で目つきがキツイ攻撃的なタイプ
正反対っぽい2人でしたが竜彦から見てアニメの才能は抜群でした
でもニコへの最短距離を意識しすぎ「受賞作の共通点」など作品の本質から外れた質問をして名張を怒らせます



実はこの名張、竜彦がやっていたバンド「CHIC」のファンでした
前衛的な音楽を評価していたようですが、知り合い数人しか呼べず円満解散したバンドの何が良かったのか不思議です(笑)

■ニコパートは過去との対面

ニコは業界最大手「マホロバレコーズ」「高嶋薫(たかしま かおる)」からデビュー打診を受けます
でも高嶋自身音楽へのこだわりはあれど実績不十分で能力は未知数です



ニコのデビューはレーベルのお家事情で棚上げになりますが、人気アーティスト「MIYU」の楽曲コンペに参加を希望します
このMIYU・・・実は小学校からの友人でお互いが音楽を志すきっかけになる相手でした
でも「ある人物」にまつわる事をきっかけにニコは音楽を辞めてしまいます
そのせいでMIYUに恨まれているとわかっていましたが、楽曲コンペは再び音楽と向き合うニコの覚悟なんでしょうね

■ある人物

MIYUとニコ
2人を繋ぎ離れさせた原因となったのは元ミュージシャンの「篠原渚(しのはら なぎさ)」
MIYUは彼女に憧れて音楽を志しトップアーティストへと昇って行きます
実はこの篠原渚はニコの母で彼女の引退もニコが関わっているという自責の念から、ニコも音楽を離れた事実が明らかになります



MIYUと仲直りし共に音楽活動に携わり始めたニコ
一方で竜彦もCHICのドラム「健介(けんすけ)」と再会し音楽活動⁉・・・かと思ったら彼に頼んだのは経験のない「アニメの色塗り」・・・・オイ・・・
ちょっと竜彦パートはご都合な展開が多い気がしますが、ネガティブ過ぎて神様が助けてくれてるんですかね(笑)

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