第22回 藤田直樹「BEAT&MOTION」を読む!

BEAT&MOTION02 音楽
luck’o
luck’o

こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは藤田直樹BEAT&MOTIONです

この作品は発売日での表紙買いですね
思ったより絵が古・・もとい、線がしっかりしていましたが内容は夢を追いかける青年を中心とした青春ドラマみたいな感じですね
テーマのベースが音楽&アニメーションとなっておりSNSなどで気軽に制作・発表が叶う時代にどんなサクセスストーリーになるか楽しみです
後で知ったんですがこの作品ジャンプの「MILLION TAG」という企画で林士平氏とタッグを組んだものらしいです
連載やアニメ化の副賞があるそうで今後盛り上がって行くんでしょうか?

作品概要

【作品名】
 BEAT&MOTION 
【作者】
藤田直樹
【連載期間】
 2023〜 
【巻数】
既刊2巻
(2024.1現在)
【掲載誌】
少年ジャンプ+
【ジャンル】
青春・アニメ・音楽

作品紹介

1巻を読む!

主人公は大学生の「竜彦(たつひこ)」
小学生の授業でアニメ監督に褒められたのをきっかけにアニメ-タ-を目指すも女子にキモがられ挫折(チーン)
それ以来人前で絵を描いてると言えなくなる・・・
友人の誘いで音楽を始めアニメの穴を埋めようと熱中するも、バンドは見事な尻すぼみで円満解散
それ以降は人の情熱や夢を腐す敗北人間に落ちぶれます



大学の飲み会でしっかり「夢を馬鹿にする人」をしていると、隣で飲んでいた女性に「だっさ」と言われ、帰り道に絡まれ、ゲロを吐かれ、挙句道路に突き飛ばされそうになります
とんでもない台風女でしたが彼女の「一回死んだ」発言を受け、今度は誰かのせいにせず自分の責任でアニメーションと向かい合う覚悟を決めます



するとネットにアップした自主制作アニメが想像以上の反響があり、バンド時代から憧れていたアマチュアミュージシャン「ニコ」にMV制作依頼を受けます
ニコとの打ち合わせ当日、待ち合わせ場所にいたのはあの・・台風暴力女・・⁉



という導入です
そんな目新しい感じはありませんがやっぱ絵がちょっと古いですね
もちろん悪い意味ではないのですが、ヒロインの顔崩し過ぎな感じが・・・(笑)



主人公の竜彦は前述のとおり内向的でウジウジしたキャラです
才能はともかくアニメーションのセンスはあるし、音楽もそこそこ一生懸命取り組むなど夢に向かう情熱を欲しながらも自分で点火できないタイプです
対するヒロイン(?)「柏木ニコ(かしわぎ にこ)」アマチュアながら独特のセンスを持つミュージシャンで、性格は「ハッキリしない奴や人の夢を馬鹿にする奴が嫌い」と上手い事竜彦をターゲットにしています(笑)
マイナスな竜彦とプラスなニコが起こす化学反応でアニメーションと音楽の世界に乗り込んで行くサクセスストーリー・・・となるのでしょうか?



それにしても竜彦はウジウジしてますね
数々の失敗体験のせいで人前で好きな物を主張する事を止め、ちょっとした事もマイナスにしてしまう卑屈さが良い感じににじみ出ています
ニコのお陰で前向きになっても、夢に邁進する彼女の推進力に気後れしネガティブになるのを繰り返してますが大丈夫なんだろうか?



ニコも才能はあれどまだ評価されるには至っておらず、どの程度の実力なのか今の所よく分かりません
でも業界最大手「マホロバレコーズ」「高嶋(たかしま)」からデビュー打診がありましたが、この高嶋もプロデュース力は未知数な陰キャ社員なので評価されるニコの程度もまだ未知数です

そしてデビュー話に腰が引ける竜彦もしかり!
ちょっとこの子ウジウジし過ぎてませんか?こんなものなのかな?
1巻の範囲では刺さりませんでした。今後の展開に期待!

2巻を読む!

※2巻の人物紹介で「竜彦」→「平山竜彦(ひらやま たつひこ)」「高嶋」→「高嶋薫(たかしま かおる)」と判明



ニコのデビュー話を聞き竜彦も早く彼女に追いつこうと思い見つけたのが「自主制作フィルムコンテスト」への応募でした
しかも審査員は小学校の授業で竜彦の才能を褒めてくれた「栗田良一(くりた りょういち)」監督
・・・これ絶対「君には才能がない」っていわれる振りじゃね??



まあそれはさておきアニメの相談相手を探していると同じ大学の「赤目(あかめ)」「名張(なばり)」がプロとして活動していると知り声を掛けます
赤目はロン毛の高身長で穏やかなタイプ、対して名張は銀髪で目つきがキツイ攻撃的なタイプ
正反対っぽい2人でしたが竜彦から見てアニメの才能は抜群でした
でもニコへの最短距離を意識しすぎ「受賞作の共通点」など作品の本質から外れた質問をして名張を怒らせます



実はこの名張、竜彦がやっていたバンド「CHIC」のファンでした
前衛的な音楽を評価していたようですが、知り合い数人しか呼べず円満解散したバンドの何が良かったのか不思議です(笑)
しかもいちいち癇癪持ちみたいなテンションと変な顔で怒るのがちょっと可愛い・・というか変?
彼らも同じコンテストに出品するようなので今後は良きライバル関係になるのでしょうか?



関係ないけど作品を通して竜彦のアングルが下寄りだったり目線が下ばっかり向いているのは自信のなさを表してるのかな?
なんか暗い雰囲気醸し出してるのが気になる?(気にしすぎ?)



ニコのデビューはレーベルのお家事情で棚上げになり、その間に竜彦は昔から好きなニコの曲「海がみたい」でMVアニメ制作に取り掛かります
何かこのニコの地雷踏みかけてるっぽいんですが、後々問題が勃発しそう・・・



そんなニコは息抜きにと竜彦を「花火大会」に誘いますがその真意は⁉
・・・って今からアニメ作らなきゃいけない人に息抜きさせるなよ(笑)
もうちょっとニコや竜彦の才能を感じさせてくれる音楽やアニメの表現が見たいな~


3巻に続く!

luck’o
luck’o

試し読みはこちらから↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました