「蒼のアインツ(3)・中村尚儁」本位の公式戦デビューの中に隠された不本意な密約

蒼のアインツ(3)表サッカー

「1/11じゅういちぶんのいち」の作者が全てのGKに送るフィールド最後尾にいるヒーローの物語

タイトル
 蒼のアインツ(3) 
作者
中村尚儁
出版社・掲載誌
 講談社・コミックDAYS 
刊行日
2020年4月8日
ジャンル
サッカー
蒼のアインツ(3)裏

インデックス

  1. 第13話
  2. 第14話
  3. 第15話
  4. 第16話
  5. 第17話
  6. 第18話
  7. 第19話
  8. 第20話

主な登場人物

♤神谷蒼(かみや あおい)
プロサッカークラブ山梨所属のGK 20歳、身長や身体能力は抜きん出ていないがゴールを守るセンスがありピンチを楽しむメンタルを持つ

【プロサッカークラブ山梨関係】

♤鏑木信嗣(かぶらぎ しんじ)
プロサッカークラブ山梨・強化部長、蒼を発掘する、蒼に特別目を掛けており移籍にも親身になってアドバイスする

♡矢野美咲(やの みさき)
プロサッカークラブ山梨・広報、クラブで育った蒼に愛着を持っている

【レーゲンスブルク関係】

♤マルコ
コーチ、無愛想だが蒼の光るプレーを評価している

♤エドガー・ベッカー
第1GK、レーゲンスブルク一筋20年に迫るベテラン

♤パトリック
GKコーチ、偏屈者の酒乱で変わり者、エドガーを育てた実績がある

♤スヴェンソン
監督、蒼の事を全く評価していない

【その他】

♡ニーナ
エドガーの娘、父のライバルである蒼の事をよく思っていない

♤クラウス
ベルリンFW、現在リーグ得点王

あらすじ

一失点でもすればスヴェンソン監督の意見に全て従う事を条件に公式戦出場のチャンスを得た蒼。しかし相手はリーグ2位のベルリンで、レーゲンスブルクはターンオーバー要因主体の1.5軍のチーム。不利な条件な事は百も承知で、それでも蒼は試合の高揚感を抑えられずにいた

ポイント紹介

GK神谷蒼 ヨーロッパデビュー

チームはターンオーバー要員で固められた1.5軍の上に相手はリーグ得点王を擁するリーグ2位のベルリン、しかもピッチコンディションは雨で最悪と悪い要素しかないデビュー戦であったが初めての公式戦のピッチに蒼の心は昂っていた。

スヴェンソン監督との密約

蒼はパトリックの後ろ盾で試合出場を監督に直訴するが相手にしてもらえなかった。そこで蒼が切ったカードは一失点でもすれば監督の決定に異論を唱えないというものであった。

リーグ得点王クラウスの脅威

ドイツリーグで得点王を走る実力は本物で、蒼がポジションを誤れば遠くからでもシュートを狙ってくるし、同僚のDFジャンとカストロは奮闘するもレベルの違いは明白で簡単に手玉に取られてしまう。

蒼に自分を重ねるニーナ

蒼がチームで落ちこぼれていることを知ったニーナは優秀な両親の後を追いかけながらも運動も学力も及ばず、挙げ句の果てには落第までしてしまった自分と蒼を重ねてしまっていた。苦境に立たされても諦めない蒼に背中を押して欲しいと願うニーナは、学校が終わるともう一度チャレンジする勇気を貰うために試合会場へと急ぐのであった。

父が教えてくれた切り替えの秘訣

蒼の特徴の一つに脅威的な切り替えの早さがある。これは子供の頃に父親が教えてくれた方法を実践することで現状自分を鈍らせる精神的な束縛から自由になることができるのだった。これには欧州トップクラスのクラウスも驚くしかなく逆に彼の動きに迷いが出る程であった。

名セリフ3選

①『もしアイツが活躍できたら私もまた頑張ろうって思えるだろうか・・今日の空みたいに暗く沈んだ胸の中をほんの少しだけでも晴らしてくれるだろうか』

蒼がチームから落ちこぼれている現状を自分に重ねたニーナは状況が不利だと分かっている蒼の試合を見に行く事を躊躇っていたが、友人に背中を押されてようやく試合を見に行こうと決意する。

『シュートとは待ち構えるものじゃない・・シュートとは迎え撃つものだ!!!』

パトリックと出会って以来ずっと言われ続けてきた事をようやく実践の場で出せた時の蒼に心の叫び声。ここぞと言う時にデュエル出来る勇気が蒼についた瞬間である。

『・・俺は自由だ。』

失意に落ち込んだ蒼がかつて父親に教えてもらった切り替え方法で頭をリセットした時に言った言葉。切り替えを完璧に行う事で色々なしがらみに心を割かなくても良くなり試合中の動きが落ちる事なくプレーできる。対戦相手はメンタルの影響がない蒼の事を脅威に感じてしまうのである。

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主な作者関連作品

  • 「1/11 じゅういちぶんのいち」集英社・全11巻
  • 「伝説の勇者の婚活」集英社・全4巻
  • 「メルヘン・メドヘン」集英社・全2巻

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