青のミブロ(安田剛士)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

青のミブロ06 歴史・時代劇
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 青のミブロ 
【作者】
安田剛士
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜6巻
(2022.12現在)
【掲載誌】
週刊少年マガジン

最新刊・6巻(2022/12/16発売)

《かんたんあらすじ》

ミブロ総出での金策は全く上手く行きませんでしたが、何人かは別の成果を持ち帰って来ます

土方は町で声を掛けて来た女鍛冶師「さくら」が打った刀を手に入れます

この時代、女が打ったというだけで悪く言われる風潮でしたが、さくらの腕を認めた上で悪名がひとつふえるくらい何でもないと笑います



におが出会ったナギ・陽太郎夫妻は身重ながら奔放な妻と優しい人柄の道場主という不思議な雰囲気をもつ2人でした

しかしその道場にまさか「血の立志団」が揃っているとはさすがににおもわかりませんでした

陽太郎は直純の弟で実直で優しい人柄には似つかない程の剣の腕前を持っていましたが、勿論兄がそんな大それた計画を練っているとは知りませんでした



道場に顔を出したにお達が陽太郎vs近藤に目を奪われている中、直純は血の立志団メンバーが揃ったのを確認し行動に移ります

「猟犬」「扇動」「鈍心」「鈴蘭」「花火師」「夜叉」「寡黙」そして直純はミブロに鴨川にかかる橋を七つ落とし京の町に火をかけると宣告します

すぐさま対処に動くミブロを三条大橋で待ち構えていたのは直純

それに対するはミブロを率いる芹沢鴨

いきなりの頂上決戦でミブロvs血の立志団は幕を開けました!!

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Story&Review&Character

《1~3巻》

この作品は主人公の少年が新選組に入り幕末の時代に己の正義と信念を貫いていく歴史バトル漫画です



舞台は1863年の京都から始まります

主人公は団子屋で働く少年「いろは にお」

身寄りのなかったにおは10年前に団子屋の女主人に引き取られます

同じような事情で引き取られた妹分の「いろは」と血は繋がっていなくとも泣き笑いを共にして幸せに暮らしていました



そんな時、巷を騒がせている人さらいの事件を調べる為にやってきた「土方歳三(ひじかた としぞう)」「沖田総司(おきた そうじ)」との出会いによってにおの人生は大きく変わっていきます



人さらいに巻き込まれたにおの窮地に於いもて冷静な観察眼と聡明な思考力を評価した土方に「浪士組」に入るよう勧誘されます

世の中を変えたいと思っていたにおは土方達の剣客集団「壬生浪士組」に入る事を決意し旅立ちます



におは「壬生浪」に入ると修行の傍らで浪士に付き添い町の治安維持活動を目の当たりにします

それは時に命のやりとりも厭わない子供にとっては厳しい現実でした

同時に奴隷として壬生浪に仕える少年「田中太郎(たなか たろう)」の存在にも衝撃を受けます

劣悪な境遇で育ちその日を生きる為なら泥をすする事も人を殺す事も厭わない狂気にも似た感情はにおには持ちえないものだったからです



そんな太郎と一緒に行った死体処理では壬生浪のリーダー「芹沢鴨(せりざわ かも)」と衝突しますが、壬生浪の中にも1人1人違った正義がある事を勉強します



正直剣の才能には乏しいにおでしたが年の近い天才剣士「斉藤はじめ(さいとう はじめ)」との実力差に愕然としますが、自分に出来る事を精一杯やり続ける持たざる者のやり方で浪士の信頼を得ようと努力します



壬生浪士組は会津藩当主「松平容保(まつだいら かたもり)」からの指示で会津藩を狙った5人の辻斬り退治を命じられます

でも子供扱いでのけ者のにおとはじめは謎の少年「世都(せと)」に出会い図らずも辻斬り事件に巻き込まれていくのでした・・


辻斬りと話し合いの場を持とうとしたにおは彼らの口から「阿片」流入による国の衰退を憂う話を聞かされる

しかしどれだけ話しても相手は「倒幕の志士」

一向に折り合いが付かず結局は剣を取り立ち向かうが、加勢してきた忍に善戦するはじめとは違いにおの剣はあっさり躱されてしまう



沖田に助けられ命を拾ったにおは土方に自分の刀を持ちたいと相談します

恨みや護身ではなく己の信念を曲げない為の帯刀を土方は許してくれました



そしてにおが足を運んだのは昨日顔を合わせた世都の元でした

彼と会った後に襲撃に逢った事実と照らし合わせ単刀直入に彼の意図を問いただします



その後土方が、はじめが、芹沢が次々と辻斬りを追い込んでいく

残った最後の1人が浪士達に包囲されるとあろうことか苦し紛れに1対1の勝負を申し出てきます

顛末を見つめる土方が性根の腐った志士への引導を託したのは、なんとにおでした



本物の人斬り相手ににおは己の信念を貫き通す事が出来るのでしょうか?



お互いの正義をぶつけて戦う真剣勝負の中で、におの心はグングン成長し始めています

剣の腕は・・・まぁ一朝一夕とはいきませんが(汗)

4巻

辻斬り事件を解決したミブロは晴れて会津藩の「お預かり」になります



ミブロの旗を作ろうという提案からにおの羽織案が取り入れられると、にお・太郎・はじめは団子屋のおばばにデザインを頼みにいきます

その結果人手扱いされた3人は仕事でこき使われますが、翌日訪れた客によって事態は急変します



我儘で世間ズレしたその若い客「菊千代(きくちよ)」は奔放な振る舞いではじめをイラつかせます

しかも後に入って来た大男が周りを気にすることなく刀を抜いて彼に襲い掛かろうとして店はパニックに!

それを察した3人が刀を取り上げると男は諦めて帰りますが、入れ替わりでやって来た土方・沖田・藤堂によって菊千代の正体が判明します



『将軍 徳川家茂(とくがわ いえもち)』!!!



将軍が追われているとなればミブロとして見過ごす訳にはいかず二条城に送り届ける緊急ミッションが発生します



におと家茂を団子屋に残し藤堂・おばばを家茂に見立て二手に分かれ追手を引き付ける作戦は成功しますが、置いて行った刀を取りに来た大男「直純(なおずみ)」に見つかってしまいにおは家茂と2人で逃げます



逃げる最中におは家茂から開国についての意見を聞きます

家茂は開国するが外国人の自由にはさせないという方向性を示すが、追い付いてきた直純は「武士の世の復活」を要求してくる



時代と逆行する要求を突っぱね武の在り方について説く家茂だったが、命の手綱は直純に握られたままでした

このままでは家茂が殺されてしまうとにおは圧倒的実力差を承知の上で直純に立ち向かう・・


5巻

直純の力に圧倒された上でにおは彼を菊千代より「弱い」と言い放ちます

武士であることに縋り戦いの中でしか自分を見出せない直純と、国の将来を背負い広い知見を持って民の未来を担う菊千代との差をにおは指摘していました



それでも目の前の直純を排除出来ない状況は変わりません

しかもにおを見捨てられないと直純が戻って来てしまいます

獲物を狙う直純の前に土方が加勢する事で難を逃れますが、戦いはミブロと「血の立志団」へと拡大していきます・・



将軍を守って評価を上げたにおは立志団に対抗する為、ミブロの羽織制作を急ごうと提案します

しかしそこには並み居る剣豪でも太刀打ちできない物が立ちはだかります・・



「代金二百五十両!!??」



におの音頭で金策に出たミブロでしたが、誰も芳しい成果を上げられません

そんな中、はじめは人目を忍んである場所を訪れます・・

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