第8回 なだいにし「サツドウ」を読む!

サツドウ02 バトル・アクション
luck’o
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのはなだいにしサツドウです

伝説の暗殺武術一家を出てサラリーマンとして社会生活をする主人公が、色々なトラブルに巻き込まれていく格闘バトル漫画ですね

格闘技漫画って相当擦り尽くされているのでよっぽど捻らないと難しそうですよね

個人的には修羅の門的な強敵を順々倒していく展開が好きですが、今それをやっても受けないでしょうからね~

バトルの内容は当然としてそれ以外のエッセンスにも注目したい所です

作品概要

【作品名】
 サツドウ 
【作者】
漫画・なだいにし
原作・雪永ちっち
【連載期間】
 2023〜 
【巻数】
既刊2巻
(2023.10現在)
【掲載誌】
週刊ヤングマガジン
【ジャンル】
バトル・格闘技

作品紹介

1巻を読む!

主人公はお菓子メーカー「カルボン」商品企画部に勤める24歳の青年「赤森六男(あかもり ろくお)」
受けた(押し付けられた)仕事は断らず業務時間も時間外も帰宅後も仕事に励む社畜の鏡!
しかも天然色全開で同僚はおろか教育担当で預かっている新入社員の「柏カエデ(かしわ かえで・22)」にまで呆れられています
そんな彼の社畜としての苦悩を描く・・・いや違った
一見何の変哲もないサラリーマンですが、その正体は伝説の殺法術「背神活殺流拳法」を受け継ぐ使い手の一族なんです



息をするよりも簡単に人を殺せる男が「殺しを卒業」してうだつが上がらないサラリーマン生活で死にかけている
・・・なかなかシュールな設定ですね(笑)
殺しを止めて社会人になる事を父も認めてくれましたが、赤森の血は簡単に抜ける事を許してくれません



深夜の公園で書類確認しているとオヤジ狩りをしている若者にからまれてしまいます
絶対絶命のピンチ⁉
かと思いきや六男は簡単にチンピラ3人をのしてしまいます
背神活殺流拳法の家系に生まれた彼にとって「殺し」とは呼吸よりも簡単なもの(コワッ!)
一家相伝の暗殺武術で人間業を超えた防御技術と頸椎破壊を目的とした殺害行為を身に着けた六男は、ガタイのいい兄ちゃん達をものともしません



でもこれが失敗の始まりでした
下っ端を倒すと次はその上が芋づる式に出て来るのが不良の社会です
半グレ集団「新宿サヴェージ」№2で元キックボクシングジュニアチャンピオンの「青田健春(あおた けんしゅん)」に目を付けられますがこれも瞬殺
すると偶然そのシーンを撮っていた動画がSNSで広がってしまいます
幸い画像が粗くて人物特定とはならない・・・と思ったらあっさりバレてしまいます



背神活殺流拳法は憲法や武道の達人から腕に覚えのある人物まで片っ端からボコって来た歴史があります・・・どういうことか?
方々から恨まれているという事です(チーン)



お次は暴力団・凰馬組専属の殺し屋「全隈浩司(またぐま こうじ)」が仕事中に仕掛けてきますがこれも撃退
彼は殺しみたいな「お遊び」よりリーマンとしての生活が忙しくて大変なんです
・・・価値観完全にずれてますね(笑)



既にSNSのせいで背神活殺流拳法の使い手がいる事は一部の人間にはバレています
1巻は拍子抜けするくらい余裕でしたが今後はもっと手練れが襲ってくるから飄々とはしていられません
それに「六男」って事はあと5人の兄弟がいるってことですよね
最後は兄弟で最強対決とかするんですかね?

2巻を読む!

全隈撃退したら一気に展開が変わりましたね
元々多方面から恨みを買っているにも関わらず偽名じゃない「赤森」の本名で行動するって不用意ではないんですかね?
だって赤森を狙ってるのは「国連」「警察庁直轄部隊・摘発屋」「米軍のP・3軍」って名前が出てますよ・・・警察、国、更に国連って・・・



各々少しずつキャラクターも出始めましたね

国連はお色気ムンムンの諜報員「リリィ」
組織の大きさを利用して人海戦術で六男を監視しますが、隣に住んで無視退治頼んだりカルボンのビルにある喫茶店で働いて偶然を装ったり美人なのに(?)やり口がセコイ(笑)



摘発屋は「春本強(はるもと つよし)」「月野ゆな(つきの ゆな)」2名の実行部隊で接触してきますが、警察権力がバックにいるっていうのは厄介ですね
特に春本は迎撃特化型近接護身戦闘術「カパプ」を使いどんな攻撃にも対応する柔軟性は要注意!



それ以外では謎のテコンドー使い「李在煥(い じぇふぁん)」、月下化学柔道部「林道綱吉(りんどう・つなよし)」、甘木塾武道総裁「甘木竜拳(あまき りゅうけん)」、UUUN所属ムキムキハゲch(登録者750万人)「火島滉一(ひじま こういち)」、空手道連盟丸川会館「丸川しおり(まるかわ しおり)」など六男を狙う敵も徐々に明らかになっていきます



でも一番意外な展開は青田の六男弟子入りですね
彼なりの覚悟と目的は感じられますが、こういうキャラって半端に成長してやられ役にならないか心配です(汗)
バトルシーン多数、美女も多数、シリアスとギャグを織り交ぜた展開・・とバトル漫画としては良い構成だと思いますが・・・仕事のシーンいる?(笑)
カバを割って内臓マシュマロが出て来る「カバワール」とか・・・面白いけど・・



赤森と摘発屋とか空手界と長男「一男」とか赤森家が抱える因縁が徐々に見えてきましたね
次回は春本との一騎打ちからスタートです

3巻に続く!


luck’o
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試し読みはこちらから↓↓

コメント

  1. 袖川静夏 より:

    雪永ちっち先生のストーリー展開は王道のようで独特で毎話ワクワクさせられますよね!
    個人的にはムキハゲ編が大好きです!
    来月発売の3巻に収録されるはずなので絶対買います(๑╹ω╹๑ )

    • 楽庫-Luck'o- 楽庫-Luck'o- より:

      最初は奇をてらった展開になるかと思ったけど、良い意味で変化効いてるし兄弟の登場が待ち遠しいですね
      3巻楽しみにしてます

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