第58回 川田大智「半人前の恋人」を読む!

半人前の恋人03 恋愛
luck’o
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは川田大智「半人前の恋人です

この作品は発売日にパケ買いしました
川田先生の絵柄が非常に好みだったのと、甘ったるいだけの恋愛漫画ではなく人生の目標を持つストイックな男女が好きな事を通して異性との触れ合いに目覚めてく感じが非常に好感を持てました
まだ恋愛よりも日常要素が色恋感じですが、夢と現実と恋と日常を上手くおり交ぜた複合的な展開がストーリーを飽きさせない要素になっています
これは若者だけでなく大人にも響く内容だと感じています

作品概要

【作品名】
 半人前の恋人 
【作者】
川田大智
【連載期間】
 2023〜 
【巻数】
既刊3巻
(2024.6現在)
【掲載誌】
少年ジャンプ+

作品紹介

■ジャンル

この作品は主に主人公2人の「恋愛」をベースにしていますが、お互い自身の中に夢や目標があってそこにまつわる「日常」の描写も細やかに描かれています
恋愛と夢は相反するものではなく育みながら進めるものだと証明して欲しいものですよね

■メインキャラクター

「伊吹進太郎(いぶき しんたろう)」
高校3年生、美術部に所属し美大を目指す為専門学校にも通っている生粋の美術少年です
・・・え?見た目?
メガネとクセっ毛でコミュ障・・・かな??(汗)

「杉崎響子(すぎさき きょうこ)」
地元の「太鼓屋」の家系で太鼓を作る職人
切れ長の目とストレートヘアで黙っていればキレイ系だけど恋愛への免疫はさっぱり(汗)

「滝(たき)」
進太郎と同じ予備校に通う友人、イケメンで面倒見が良い

「陽毬(ひまり)」
響子の幼馴染、服飾系志望でギャルっぽい女子

「じいちゃん」
響子の祖父で太鼓屋を経営する職人、師匠でもある頑固爺さん

■見守りたくなる2人の恋

先にも説明した通りこの作品のベースは進太郎と響子の恋愛にあります
最初こそ「タイプが合わないガサツな女の子」「絵が描ける事を鼻にかけている男子」という致命的な印象でした
でも相手のプロフェッショナル精神を見るにつれ職人魂が触発されていきます
そう・・2人共恋愛感情とは別に各々目指す場所があります



この作品の肝は「恋愛」「目標」の両立にあります!
職人だから恋しちゃいけないなんて時代ではありません!
アイドルだってこっそり隠れて推しと会う時代です(オイッ!!)
多分恋愛感情が「足かせ」になると感じたら潔く身を引いてしまいそうな真面目な2人です
だから「両立」と言う名の成功を手に入れて欲しい!



実際問題今の所2人の専門性はお互いに取っていい刺激になっています
進太郎がスランプに陥った時には響子が気分転換に付き合ってくれました
スタート時高校3年生でしたが春を迎え進太郎は美大に進学し響子も職人として次のステップに進みます
大人として向かい合わなければならない現実はこれからも沢山あるでしょうが、支え合い正直に付き合う2人を見守りたくて仕方なくなります

■随所で効いてる滝と陽毬

純朴過ぎる2人の恋は時に後押ししてくれる手を必要としています
そんな時に助けてくれるのが滝と陽毬です
滝は進太郎と同じく美術を目指す友人で陽毬は響子の親友です
なにかあると2人は真っ先に友人に相談します・・こういう相手大事ですよね
そして滝と陽毬の2人の恋を積極的に後押ししてくれます
時には行き過ぎて一緒に尾行までします(笑)

■恋愛成就はマストだけど

多分この作品においては主人公の2人がハッピーエンドを迎えるのはマストだと思います
さすがに別れるのはありえない気がします・・
夢や目標を捨てたり犠牲にしなくてもこの2人なら大丈夫です
もちろん挫折や修羅場はあるかも知れません
でもこの2人は目の前にある問題に真摯に向き合える素養があります
時に励まし合い、時に支え合い良い関係を失うことなく前進してくれる気がします



テンプレのライバルキャラやトラブルがなくても頑張っている2人を見るだけで作品を読む価値があると感じさせてくれます
いや~青春っていいですね!!さわやか過ぎます!!

luck’o
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