第14回 フカヤマますく「エクソシストを堕とせない」を読む!

エクソシストを堕とせない06 バトル・アクション
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのはフカヤマますく「エクソシストを堕とせないです

これは確か1巻発売日に表紙買いだった気がします
絵柄的にはちょっとキャラが幼いかな~と思いましたが、それを上回るドギツイ内容に一気に引き込まれました(同時にちょっと引いた)
結構バトルシーンでは見開きバンバンで迫力あるし、構図もカッコいい・・
しかもこんな泥試合の中にラブコメブッ込んでくるセンスが最高です!

作品概要

【作品名】
 エクソシストを堕とせない 
【作者】
漫画・フカヤマますく
原作・有馬あるま
【連載期間】
 2022〜 
【巻数】
既刊6巻
(2023.11現在)
【掲載誌】
ジャンプ+
【ジャンル】
バトル

作品概要

1巻を読む!

主人公は16歳の「神父」
名前は出てきておりません、頑なに・・・
何か秘密があるのでしょうか?



この世界では「エクソシスト」と呼ばれる悪魔祓いの能力者たちが「悪魔」と戦いを繰り広げていました
中でも神父クンは少年時代から最強の悪魔「サタン」を倒す為に厳しい訓練を乗り越えてきたサラブレッドなんです
でもその結果、「生きている内にたくさん悪魔を倒して早く神様の元に行きたい」なんて事を平気で言う歪んだ精神が備わってしまいました
それだけ力があっても悪魔と戦うのは大変なんでしょう・・もしくは他の何かが原因かな?



序盤では12歳の潔癖な神父クンが自堕落を絵に描いたような「師匠」と出会い、魔王「アスモデウス」を封じるまでが語られます
その際神父クンは右目を失っており現在は義眼となっています
ここで敵の親玉クラス「七つの大罪」を紹介しておきますね

「色欲」アスモデウス
「強欲」マモン
「暴食」ベルゼブル

この3体とは神父クンが対戦済みたいです(倒してはいない)

「傲慢」ルシファー
「嫉妬」リバイアサン
「怠惰」ベルフェゴール
「憤怒」サタン

そしてサタンからの犯行声明が届き事態は大きく動き始めます

彼に狙われたのは画家の「愛月イムリ(あつき いむり)」
「恋する悪魔」をモチーフに描き続け最近人気が出て来た若い画家です
彼女をサタンから守るのが神父クンの使命です・・・が・・・
実はイムリは「悪魔」なんです!(ドーン)
種族は「リリン(サキュバスの原種)」
彼女の特徴は「魔力がない」事で、それに目を付けたサタンが悪魔の大敵である神父クンを「恋に堕とす」よう指示します



なのでこの漫画はイムリを守ろうと必死に悪魔と戦う神父クンのバトルと、彼を後ろから誘惑しようとするイムリとのラブコメを楽しめるラブ&バトルな作品なのです!(ドーン)
手始めに2人で共同生活を始めますが、可愛いけど「全く家事出来ない!」と言い張るイムリにちょっとイラッとします

でも甘々生活感出す前に「強欲」マモン登場!!
以前神父クンに土を付けられているマモンは所構わず神父クンを攻撃しまくります
イムリには目もくれません(サタンの指示は密命なので他の悪魔は知らない)
力・金・権力などありとあらゆる欲をバンバンぶつけて来るマモンの攻撃は留まる所を知りません

1巻から魔王バトルって大丈夫か?

2巻を読む!

VSマモンの続きからです
こう言っては何ですが過去に負けた結果を糧に再戦を熱望し、自分の秘策である5個の指輪の秘密は先に明らかにし、その上で多少卑怯な手を使ってでも勝とうとするスタンス・・こっちの方が主人公っぽい(笑)



と言うのも神父クンはエクソシストの中でも別格の実力者という背景が影響してるんですよね
単独でサタンと戦える戦力を有し、既に3体の魔王を退けている・・そう!チート級の強さなんですよ!
なのでこの戦いも実は押しているように見えるマモンが劣勢なんです
神父クンにとっては魔王7連戦の「第1戦」でしかないんですよ・・・マモン屈辱!



だったら奥の手を出すしかありません!
秘書を使ってイムリを剥く!(ドーン)
使える手は何でも使う姿勢は好きです、でもこれは悪手でした・・
神父クンはその厳しい教えのせいか女性に対してウブ過ぎる傾向があります
しかも4年前のアスモデウスでかなり悪化の傾向が見られました
そして度が過ぎると・・・キレます!
結果はマモンフルボッコで終了です、マモン様噛ませお疲れ様でした~(チーン)



では次の章に突入します!

まずは戦力補強・・というか女性の身の回りを世話するに当たってはやはり女性の助力が必要でしょう!
という訳で

・シスター「レア」
・シスター「バーバラ」

登場です



レアは四角いブロックを自在に操る能力を持っています
可愛いビジュアルとはかけ離れた「復讐」を胸に抱いており、ちょっとアブない気配を漂わせていますね
あとはヴィーガンみたいですが、これも過去の因縁と関係がありそうです

バーバラは普段仮面を被っている謎の女性ですが、素顔を晒した状態で発する言葉には人知を超えた強制力が発生します
2人合わせると「サタンと5分戦える戦力」とのことで、これは超化物クラスのサタンが相手と考えるとかなりの実力者と言えます



そして次なる魔王もさっさと投入されます
海洋生物を自在に操る「嫉妬」リバイアサン!
しかしその本体は幼女でとても魔王だと判別する事が出来ない相手でした
遭難者を装い近づいて来たリバイアサンの正体に神父クンは気付けるのか?

3巻を読む!

リバイアサンはちょっと他の魔王とは立ち位置が違うみたいですね
彼女(?)の悩みは「強すぎる事」
バキに出て来そうなセリフですね(笑)



リバイアサン本体は鯨級のサイズで、身体や手を少し動かすだけで周りの全てを破壊してしまいます
その結果、彼女に力に周りは怯え多くの悪魔から海の王として畏怖を集め彼女から距離を置こうと離れていきます
でもリバイアサンの本音は「友達」が欲しかっただけなんです
・・・ジャイアンみたいな立ち位置ですね(泣)



そして人間と友達になろうとした彼女は本来の自分とは真逆のより小さな「少女」の姿で人間に近付きます
でも中身は長く生きた悪魔なんで幼女の姿で達者な事いうヤバいキャラになっています(笑)
少しだけ神父クン達とわかり合えそうな所でリバイアサンが捉えられていると勘違いした悪魔の介入で正体ばれちゃいます(怪しまれていたけどね)



本気を出したリバイアサンはやはり超強いです!
マモン完全に噛ませでしたね(笑)
レアとバーバラ2人がかりでも全く止まりません
満を持して登場した神父クンでも互角まで持っていけませんでしたが、暴れて気が済んだリバイアサンが下がって手打ちになりました
今後再登場しそうですね・・



結局リバイアサン騒動で神父クンとイムリの仲も少し進展しますが、レアとバーバラは薄々彼女の正体に気付いてしまいます
・・・なぜ気付かない!神父クン⁉



さあお次は「暴食」ベルゼブル編です!
神父クンが過去に敗れ、レアは個人的な因縁を匂わせています
今回も泥仕合の予感・・・・



まずは神父クンの師匠「ダンテ」がベルゼブル増強の原因となっている暴食の魔女「ヴィルギリウス」とそのオマケ「シャルロット」と対戦
ダンテの能力は塩を媒介にした攻撃のようですが、悪魔を清めるには最強の武器ですね!
でもお目当てだった「ベルゼブルの小指」は既に本人に渡っており最強の状態で戦端が開かれちゃいます・・毎回ギリギリの戦いで神父クンが心配ですね!

4巻を読む!

さぁベルゼブル戦です!
いきなり東京に現れて殆ど人間を拘束、吸収し始めちゃいます
何か貴族っぽい落ち着きが逆に怖いですね・・ガッツリ人間見下ろしてるし・・



神父クンの結界が張られている隠れ家から一気にベルゼブルのいる東京タワーを目指しますが、当然妨害が入って来ます
神父クン&イムリ組は醜い暴食の巨人「堕ちた者(ネフィリム)」「ゴレム」
レア&バーバラ組は「ケルベロス」



図体こそ大きいけど中身が子供のゴレム
パワーは神父クンが手を焼く程でしたが、何とイムリがキレ気味の「説得」を敢行し驚く事に仲間にしてしまいます
さすが腐ってもサキュバス種ですね

対してレア達はケルベロスに押されまくります
ベルゼブル戦を前に消耗したくないのにもうボロボロですよ
こっちはいきなり現れたシャルロットの餌に釣られていなくなっちゃいました(チーン)



中盤ではレアの過去エピソードが語られます

どうやら結界で無力化していたベルゼブルを解放してしまったのはレアのようです
だからベルゼブルに拘るんですね
しかも解放してしまった際に、両親や村人全員を殺されてしまいます
極めつけはベルゼブルによって乳児だった弟を「○べて」しまいました(ガクブル)
だからヴィーガンなんですね・・・
・・・最近稀に見るえげつなさですが、これがあるからベルゼブルがちゃんとヘイトを集められるんですよね~



普段底抜けに明るいレアの闇を晒した上で、ベルゼブルとのバトルに入りますが善戦虚しくレア&バーバラ組は敗れ真打登場です!
最後の最後で復讐よりバーバラの命を優先したレアの選択は間違ってないですよね!
仇は神父クンが取ってくれます!

5巻を読む!

引き続きベルゼブル戦ですね
レアとバーバラが殆どダメージを与えられなかったベルゼブルでしたが、そこはさすがの神父クン
「神の武具」を召喚してベルゼブルと互角の戦いを繰り広げます



ベルゼブルは「暴食」の魔王なので、なにかにつけ「食事」と絡めた会話をしてきますが神父クンとレアはここでなかなかに痛い所を突いてきます
「お前味わかんないんじゃね?」(笑)
ベルゼブルのメンタルダメージ大!・・とはいきませんが挑発としては良いのではないでしょうか?
ベルゼブルもいちいち上から目線で挑発してきますからね~
こいつムカつくわ~



戦闘終盤にはダンテも参加して一気に勝負を決めに行きます
最後のレアの捨て台詞はカッコ良かったですね~
スッキリした!
とりあえずこれでレアは闇キャラを脱した訳ですが、基本エクソシストに封じられた悪魔は魔界(?)に戻って子供化しちゃうんですね
エクソシストとの戦闘で力を失った代償なんでしょうか?
もしかしたらワンチャンマモンとかベルゼブルって復活するのかな??



ベルゼブルの下で動いているように見えたヴィルギリウスは実はサタンの指示で行動しているみたいだし、ヴァチカンの「ハイゼンベルク枢機卿」も裏で悪い事(?)考えてそうだし、神父クンの前も後ろも敵だらけっぽいですね



さぁ次は・・・誰??
魔王は出て来ませんが新キャラとして世界的アーティスト「アリア」が出てきます
神父クンの人生初ライブからどんな展開になるのか楽しみです!

6巻を読む!

ネクスト魔王は1巻最初にやられた魔王・「色欲」アスモデウス
色欲・・良い響きですね~(ダメなオヤジ目線)



アリアのライブにいきなりアスモデウスが現れアリアが目を付けられます
神父クンがエクソシストとして護衛を提案します・・が、アリアはこれを拒否!
彼の提言をアリアに近付く為の口実と解釈したようですがここで神父クンが一言
「俺はあなたのファンではない」
・・・あ!空気固まった!!
アーティストは粘着質に寄って行っても、興味がなくて忌避してもキレるメンドクサイ種族です(笑)



ここからは想定外の「学園編」に突入です!

アリアを護衛する為彼女が通う学校に神父クンが編入します(イムリ付きで)
レアとバーバラが戦線離脱した為、新エクソシストの投入です!
その名も自分を全肯定する自己愛の塊にしてインフルエンサー「ミハイル」!!
自分を目立たせる為ならどんな手間や金(多分ヴァチカン持ち)も厭わない真のナルシスト・・だめだなコイツ・・・



という訳でこのシリーズは

「色欲」アスモデウス
・世界的歌姫アリア
・世界的画家イムリ
・最強エクソシスト神父クン

という無駄に(?)なを馳せたイロモノ達が話をややこしくしていきます(笑)



というかイムリの指摘でアリア=アスモデウスだと判明(⁉)
アスモデウスは女性にコンプレックスがある神父クンを言葉巧みに篭絡しようと試みます
そして満更ではない神父クンを見て危機感を募らせるイムリ
これは女の戦い!!



その裏でヴァチカンも一枚岩ではない動きが顕著になってきます
「教皇ヨハネス派」「反ヨハネス派(ハイゼンベルク派)」
命令系統の都合上も含め
ヨハネス派→神父クン、ダンテetc
ハイゼンベルク派→レア、バーバラ、ミハイルetc

となっています



魔王も4体目の折り返しですが、これ以降はヴァチカン内部での分裂が足を引っ張りかねない状況になってきていますね

そんな緊張が高まる中、学園では文化祭に向け神父クンメインの「ドーナツ屋」が準備されていきます!(ドーン)
本来ならサタンとの戦いに向けてテンション上げて行かないと行かない神父クンなのですが、イムリとの共同生活や学園生活を経て年相応の刺激に感化されつつあります
これはエクソシストに取って良い刺激なのか?それとも・・・

7巻に続く!


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