クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-(岩原裕二)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

クレバテスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー05 SF・ファンタジー
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このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- 
【作者】
岩原裕二
【連載期間】
 2020〜 
【巻数】
1〜5巻
(2022.11現在)
【掲載誌】
LINEマンガ

Story&Review&Character

【ハイデン編】

この作品はエドセアという大陸を舞台にした5種類の人属と4体の魔獣王を交えたハイファンタジー漫画です

トラックにひかれて行く異世界とは一線を画した練り込まれた濃厚な世界観と、そこに住む人達の深い歴史による戦いを心行くまで堪能する事が出来ます(いや、けっして異世界転生がダメって事ではないですよ)

まずエドセアには5種類の人属がいます

【ドーン】最も数が多く建築と兵法に長ける、エスリンとボーレートという2国を築く
【オーグ】勇敢な森の民で狩りと薬学に長ける
【スラーダ】水の民、操船と泳ぎに長け他種族との交流を嫌う
【ベント】野蛮な種族、個の力は高いがまとまりに欠ける
【ハイデン】最も古い種族、錬金術と加工技術に長ける



そして大陸の東西南北にはそれぞれ「四大魔獣王」と言われる最強の種族がいます

現在わかっているのは

【南-月光のクレバテス】狼系?
【西-迷霧のザフティエ】植物系?
【北-ヴォーディン】竜系?

で、その強さはRPGお馴染みの勇者が束になっても木っ端にされてしまいます



大陸には「勇者伝承」というものが残っており内容は4体の魔獣王を倒せば世界が開けるというものでした

しかし度重なる敗北から誰も魔獣王に挑戦しなくなり久しかったのですが、ハイデン王が13人の「勇者」をクレバテス討伐に向かわせます

ハイデンには「王家の炉」というものがありそこでハイデン王のみが精製できる「マナハイドライト」という金属を使用し「至宝」と呼ばれる武器を作成します

今回の勇者も各々新たな至宝を携えて出陣しますが・・・結果はお約束の木っ端でした

しかもクレバテスの逆鱗に触れハイデンの首都ハイドラートを瓦礫の山にし、ハイデン王は死んでしまいます



クレバテスは興味本位で廃墟の中で見つけた赤子「ルナ」を育てる事にします

・・が、回復は出来ても赤子の腹を満たす手段を知りません

そこでクレバテスは自身の血を使い13人の勇者の遺体から女性の勇者を復活させ言い放ちます



そして一言「乳をだせ」

出るかぁぁぁぁ!!!

という訳でクレバテスの魔血で生ける屍となった上に、乳が出ないからと役立たず扱いされた勇者「アリシア・グレンフォール」を引き連れて2人と1匹は旅に出ます



さすがに巨獣モードはまずいとアリシアに怒られ(⁉)たクレバテスは、少年の見た目に擬態し「クレン」と名乗ります

耐久力や攻撃力がかなり落ちますがそれでもかなり強いです

道中で山賊「鴉」に捕まった一行は乳母として「ネルル」を仲間にします

彼女はアリシアが起こした騒動で鴉のボス「ブロコ」のペットでメストロールの「ベティ」に食べられて死んでしまいますが、魔血による蘇生術でトロールの筋力を持った怪力乳母として生まれ変わります



アリシアは数万年生きる巨大な魔獣「古来腫」が棲む縦坑で勇者「コルドワ」が持っていて至宝「滝割り」を手に入れます

その頃世界でも大きな戦闘が始まっていました

ハイデン首都陥落の報を受けたボーレートの将軍「ドレル」は軍を率いて首都ハイドラートに進行します

目的は至宝を生成出来る「王家の炉」でした

その動きを察したエスリンも追随しますが、率いる軍勢の差があり過ぎて手が出せません



この世界では至宝と双璧をなす戦力として「魔道士(ウィザード)」がいます

まだエドセアでは魔術が発達していませんが、研究を重ね徐々にその存在を強くしていました

数は少ないながらも戦争は魔道士の数で決まるとも言われるくらいです

ドレルは魔術の研究に並々ならぬ意欲を持っているが故に王家の炉に執心していたのです



実はこのドレル、アリシアの父で元勇者「マルゴ」の親友にして仇なのです

しかも至宝「黒龍」には強力な龍の力が宿されています

その話を聞いたクレバテスは別行動で単身ドレルの力試しに向かいますが、肉体を犠牲にしたドレルの魔術「魔血牢」に閉じ込められてしまいます

・・・まさかの返り討ち・・・

辛うじてクレンの身体は維持しますがこれで魔獣本来の力は使えなくなってしまいます



アリシアとネルルは身を潜めた町でドレルの部下でボーレート最強の最高位魔道士(ハイエストウィザード)「メイナード・スワン」と上位魔道士(ハイウィザード)「ナイエ・シフォンリッツ」に攻撃を受けます

メイナードは虫使い、ナイエは磁力使いという厄介な攻撃に苦しめられますが苦戦の末にアリシアがメイナードを倒します

その間にドレルは至宝「雪華」を持つエスリン軍師団長「ロッド・ロイエス」の奇襲を退けハイドラートに到達します



遅れて駆けつけたアリシアがドレルとの一騎打ちをしている間にクレンは王家の炉に入り込みますがそこに殺したはずのハイデン王が首を小脇に抱えて登場します(⁉)

ブロッケン伯・・ハイデン王は代々王位継承の儀式として炉に身を投げ灰となり再生して王位に就きます

しかしその実態は炉の根源にある「トアの書」によって操られている傀儡なのでした

要は儀式として炉に飛び込んだ本人は死んでしまい、トアの書が本人を偽装してしまうんです



謎のマジックアイテム「トアの書」とは何なのか?

取り敢えずはクレンが回収してその問題は棚上げになります



一方でアリシアは一度ドレルに敗れますが、ロッドと共闘しダブル至宝の力でドレルを消滅させます

一旦ボーレートのハイデン侵攻は収束しますが、黒い球体に閉じ込められたクレバテス本体はそのまま放置されます・・

【ソルセイン編】

戦争終結後、エスリン主導による戦闘当事国間協議が開催されます

中立地で王と護衛1人のみの直接交渉の場です

エスリンはエスリン王「ユリエル・エスリエル」と現代最強の剣士・剣聖「オーエン・コーズ」

ボーレートは皇帝「ベイス・ワーズ」と元鴉頭目で勇者狩りの異名を持つ囚人「ザザック」

そしてハイデンからはハイデン皇太子妃「トアラ・モート・アンゼータ」とドレルを倒した勇者アリシアが参加します

・・・実際アリシアは針の筵です(笑)

だってドレルの国の皇帝に潰した山賊の元頭目、更には最強の剣豪ですからね

結論として勝ったエスリンはドレルの魔術に関する情報全てを提出代わりに2年間の戦争猶予期間を設けます

ボーレートはそれを受け入れますが、ドレルは秘密主義で何もわからず場所を教えるから自分達で探せと言ってきます

その場所とはエドセアで最も歴史ある神学校「ソルセイン」でした



エスリンからはロッドと「ミケル」が教師として入り、ハイデンからはアリシアとクレンが生徒として潜入します(アリシアはクレンの魔血操作で10代に改造済)

実はボーレートからも皇帝の指示を受けナイエが教師として送られていました

同時に他国と交流を深める名目でスラーダ、オーグからも留学生がやって来ます

早速エスリンの問題児留学生「リオン・ブルーイエ」「ティゲル・ブルーイエ」兄弟がソルセインの学年ナンバー1の「レイ・フォレスター」と揉め事を起こします

果たして調査は上手く行くのか?そしてその先にある秘密はどこへ繋がっているのか?

luck’o
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