第13回 永椎晃平「スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ」を読む!

スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ03ホラー
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは永椎晃平「スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティです

星野、目をつぶって。のヒットで知られる永椎先生の最新作ですね。作品ごとにかなり方向性の違ったテイストになってますが、この作品はズバリ「ホラー」です!

苦手な方は恐る恐る読んでくださいね~

永椎先生はこの前の作品獣の六番を読んでいたのでその流れからの継続でしたが、僕あんまりホラー得意じゃないんですよね(ガクブル)

それでも何とか読めてますが夢に見そうなクレイジー描写多数揃ってますよ!

作品概要

【作品名】
 スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ 
【作者】
永椎晃平
【連載期間】
 2022〜 
【巻数】
既刊6巻
(2023.11現在)
【掲載誌】
ヤングマガジン
【ジャンル】
ホラー・学園

作品紹介

1巻を読む!

主人公はこの度女子大生となった「千嵐まひな(ちがらし まひな)」

大学生になったらイケメンな彼氏をゲットする事を夢見るちょっと肉食で欲望多めの女の子!
・・・なんですが・・・



その為に参加したサークルの飲み会でイケメンなのに真正の怪奇現象マニア「藤宮(ふじみや)」に連れられ心霊スポットに赴くとあっさり憑りつかれてしまいます(チーン)

眠れなくなり誰にも相談出来ずやつれたまひなを見て、学生課の職員が差し出して来たのは「被禍証明書」
指定された部屋に行くとそこにいたのは金髪、刺青のとても堅気には見えない男性
「間九部薫(まくべ かおる)」学生が遭遇する霊現象を解決してくれる謎の職員(?)でした
これで眠れぬ夜にオサラバ出来るのか?



というのが導入ですね

ここからまひなと間九部は共に霊現象に立ち向かって行きます
まず千嵐まひなですが何の変哲もないただの女子大生です
身も心も緩く「彼氏欲しい!」って呑気に願っているどこにでもいそうな軽めのJDです(失礼)



片や間九部薫は大学から発行された「被禍証明書」に基づき学生を悩ませる霊現象を解決する専門家みたいなポジションの人物です
金髪、刺青という出で立ちでとても大学職員には見えませんがどうやら刺青は彼の霊能力と関係があるようです
彼が悪霊を力技で除霊しようとするとどこからともなく霊の大名行列が現れ悪霊を連れ去って行きます
それが終わると彼の刺青が増えていくらしくあまり頻繁に使ってはいけなさそうな雰囲気の大技っぽいですね

それ以外にも除霊能力に長けていたり、いつも岩塩をかじっていたりと謎の多い・・・というか謎しかない人物です
名前が名前だけに壺をコレクションしてるかもしれません(笑)



尋常じゃないくらいにしつこい「ヤリサーの霊」に命まで狙われたまひなはこれに懲りて男漁りからスッパリ縁を切る・・・訳もなく、今日も欲望のままにキャンパスライフを満喫しています

1巻ではその他に「代返にまつわる怪異」「まひなの事故物件住宅」を取り上げています



いや~本能に従順なのは良いですね(笑)
かつてないくらい俗な主人公はこれからどんなトラブルに巻き込まれていくのか楽しみです

2巻を読む!

入学早々事故物件を掴まされ部屋を引っ越したまひなは寂しい懐を潤そうとバイトを始めます
大学近くのコンビニで時給は2500円、シフト入り放題でバイトが何人重複してもOK!
こんな夢のようなアルバイト・・・

A.あるわけねぇ
B.絶対裏がある

さぁ!どっちでしょう?
・・・・・・・・
Bでーーーーす!!!そりゃそうだ(笑)



アルバイト達はオーナーが富や幸せを得る為に捧げた「贄」だったのです
恐ろしい怪現象を前に次々と辞めていくアルバイト達・・

お金を稼いでバイト仲間と至福の時間を過ごす絵に描いたようなキャンパスライフを逃したくないまひなは、怪現象の解決に乗り出しますが結果は「霊に拉致」(チーン)
彼女が一生懸命バイト仲間を守ろうとする姿を見ていた同じ大学の「蘇芳ネネ(すおう ねね)」が被禍証明書を取得し間九部を引っ張り出してくれたお陰で事なきを得ます



結局稼いだ金で遊びまくってたから貯金してないんじゃないの?
いつもならビビってるだけのまひなでしたが、今回はちょっと勇敢な一面も見れましたね(動機はどうあれ)



後半は学生の本分である勉強にまつわる怪異です
みなさんは問題の答えを教えてくれるノートがあったらどうしますか?

A.あるわけねぇ
B.使う

まひなは・・・・Bです(笑)
偶然拾った汚いノートには今度のテストに必要な問題と答えがビッシリ書かれていました
しかも問題は後から後から追加され、果ては日常のアドバイスまでしてくれます
そんないかにも怪しいノートを疑いもせず頼り友達になった結果、まひなは芯までノートに洗脳されてしまいましたとさ(汗)



この子欲に素直過ぎますね・・・
でもこのノートは間九部さえ噂レベルで聞きつけ正体を探しても見つけられなかった代物でした
そんなレア怪異まで引き寄せるまひなの方が恐ろしくなってきますが・・

3巻を読む!

今回は・・・海です!ビーチです!水着回です!
という訳で場所を某海水浴場に移してひまり、ネネ&大学の友人sと引率で無理矢理連れてこられた間九部のお馴染みのメンバーで進行します
もちろん怪異もセットでついてきますよ!
しかも人に擬態する謎の生命体です!(バーン)



怪異=霊という概念をバッサリ飛び越えてきましたね~

でもこの怪しい生命体案件は実は間九部と繋がりがありました
「未解決の被禍証明書」と10数年前に行方不明となった間九部の恩師「二村重範(にむら しげのり)」
いつも通り欲望に任せたひまりの行動に嫌々付き合ってるのかと思いきや、裏では人探しというちゃんとした目的を持って行動してたんですね



後半では藤宮が予約した宿でひと悶着発生します
何故か宿泊費タダという怪しすぎる内容は翌日からの強制労働で納得の展開になりますが、オカルトマニアな藤宮は「幽霊に会える旅館」という更に怪しげな情報につられてその旅館でアルバイトをしていました
幽霊に会う為にバイトってアグレッシブすぎるだろ・・・
でも彼霊感全くないから会えないんですけどね(笑)



で、いつも通り幽霊旅館案件に巻き込まれたひまりは1人でこれを解決しようと奔走しますがそもそも超考えなしなタイプなので不可能です(チーン)
そこでひまりは偶然(?)出会った超常現象カウンセラー「八絵馬ill子(やえま いるこ)」の助力を得て探索すると、旅館ぐるみのからくりが浮き彫りになって来ました
これで無事解決!・・・かと思いきやこれはあくまで人為的な部分で、本チャンの霊を呼び出す贄にされたひまりは引き続き大ピンチ!



ill子は前半からチラチラと出てたんですが、後半に入って本性を表しました(⁉)
霊能者なのは本当みたいですが人を食ったキャラがどこまで本気かをわからなくさせてくれるいいキャラです

今回はここまで!

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