ひともんちゃくなら喜んで!(八海つむ)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

ひともんちゃくなら喜んで!04 職業・ビジネス
luck’o
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
長編は切りのいい所で逐次UPする場合があります
ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい
皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです

皆さんのオススメも随時募集中です
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 ひともんちゃくなら喜んで! 
【作者】
八海つむ
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜4巻
(2022.11現在)
【掲載誌】
裏サンデー

Story&Review&Character

この作品は主人公が会社コンサルタントを通して人と仕事との関係あり方や色々な問題児タイプを教えてくれる傍らで、クライアントとの禁断(?)の恋愛模様を描くお仕事漫画となっております

これから社会で揉まれる人、ブラック企業にお勤めの人必見です



主人公の「人見まもる(ひとみ まもる)」は(株)オフホワイトの有名コンサルタントで、あだ名は「天使すぎるコンサルタント」

しかしその実態はPRや接待ばかりの広告塔でコンサル実績はほとんどなし!のお飾り社員なのです

経理一筋で会社に貢献した尊敬する亡き父に近付こうとコンサルの道を目指した彼女にとって忸怩たる思いを過ごしていました

そんなまもるがヤケ酒を煽っている時に出会ったのがイケメン社長の「佐京紫織(さきょう しおり)」でした

実はこの美人コンサルタント・・メイクを落とすと「スッピン地蔵」なのです

表の顔(?)とは似ても似つかない扁平フェイスをロックオンした佐京はベッドインの既成事実(形のみ)を携えオフホワイトを訪れます(ドヤ顔)



その佐京が提案して来たのはまもるによる彼の会社のコンサルタントでした

彼が経営するアパレル会社は一見好調に見えましたが、実は新入社員離職率100%の超ブラック企業でした

ひとみの上司「紺野悟(こんの さとる)」は人気はあるが実績のないまもるのコンサルを渋りますが、これはチャンスとばかりにまもるは自分からもこの仕事を嘆願します

しかし紺野もまもるも知りませんでした・・・

佐京の会社(株)ジェットブラックには「マウント四天王」と呼ばれる強敵がいる事を・・・

そして佐京がまもるのスッピンにベタ惚れである事を・・・(笑)



という流れでコンサルタント新人のまもるは強敵蠢くブラック企業へと足を踏み入れます

経験はないながらもコンサルとしての勉強はしっかりしているまもるに襲い掛かるのはジェットブラックが誇るベテラン社員「マウント四天王」です



彼(彼女)達への処遇如何で今後の会社の成長が左右されます

まもるの決断は人材としての活用か?それとも人罪としての排除なのか?



最初の刺客は「ボンバイエ高円寺」こと「高円寺エリカ(こうえんじ えりか)」

彼女の愛社精神は他の追随を許さないものでしたが、その行き過ぎた愛が部下への対応を歪め有無を言わせない圧力として苦しめていました

そんな彼女に人見が提案したのは怒りをコントロールする「アンガーマネージメント」でしたが、怒りを通り越して物理破壊に手を染める高円寺を見た紫織の判断は速攻の「クビ」・・⁉



2人目の相手は「シャーデンフロイデ桃井」

紫織を敬愛するあまり彼に近づく女性全てに嫉妬し貶める事で悦に至る粘着質系です

当然今回のターゲットとなってしまったまもるは自身に降りかかる災厄を体感することで対策を練っていきます

嫉妬や執着は紫織から頼られたい気持ちの裏返しであることから、彼女のポテンシャルを発揮できる状況をわざと作ってチャレンジする機会を与えてみます

それはワンマンで営業する紫織にとっても大きなプラスに変えられる力だったと知ります・・



3人目の相手は「マニピュレーター常盤」こと「常盤舞子(ときわ まいこ)」です

マニピュレーターとは他人を支配する性質の持ち主で「羊の皮を被った狼」とも例えられる存在の事でした

「責任転嫁、合理化、話題転換、被害者の演技」に長け、自分は被害者側だという一貫した演技と、人心掌握に長け時には数の力で正論をねじ伏せてしまう能力を持っています

一時は守勢に回りますが、高円寺と桃井の協力を得て佐京が直接評価をする「ウィンウィン」の関係に持ち込んで行きます



四天王最後の1人は「ラブ・ジャイアン(愛の簒奪者)すみれ」こと「美澄レミ(みすみ れみ)」

ルックスという暴力で組織の平穏を乱す厄介者です

しかも彼の「奪い癖」のターゲットにまもるがロックオンされてしまいますが、これは佐京の逆鱗に触れてしまいます

一時は大人しくなったスミレでしたが、まもるのアドバイスを勘違いして再び息を吹き返します

スミレの仕掛けで社員20人の会社で7人が抜け死に体かと思われましたが、高円寺・桃井・常盤が「新奥義」を発動し残った社員をまとめていきます

最後の一手は佐京とすみれの直接対決でしたが、佐京がすみれの存在をちゃんと認める事で解決への扉が開こうとしていました・・



こうしてひとみとマウント四天王との戦いは幕を下ろしますがこれで終わりではありません

なんと次はまもるの元カレ「ナルシスト速水」こと速水仙(はやみ せん)・・本名「速水仙吉(はやみ せんきち)」の登場です



「ナルになるべくしてなったナル」

・・・とんでもない男です(笑)

裏付けされてない自身って怖いですよね~・・ある部分までは・・

まもるにまだ愛されていると勘違いしているナル男に佐京も一時はペースを乱されあろうことか手(厳密には足)を出して示談交渉に展開してしまいます

しか~しここから修羅場を越えて来た男とメッキ仕立ての男との差が出てきます



ブラック企業の現場でいそうな人とその対策方法など現実でも頷けそうな内容と、イケメンなのにまもるのこけしフェイスが好みとか一筋縄ではいかない恋愛模様が交差する展開に惹きつけられます

面白いオフィスラブにきちんとしたコンサルタント展開に期待したいですね

luck’o
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