こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです
このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます
完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください
あとネタバレも含みますので注意してくださいね
今回ご紹介するのは鷹氏隆之「風使い」です
この作品は連載時から知っておりコミックで追っかけてましたね
まだファンタジー設定も基本の「地水火風」系を使って広げようのある時代だったし、主人公と付き人の切っても離れない主従関係にカッコよさを覚えていました
この作品が連載デビューだった事もあり、序盤の画力はイマイチですがザクザク登場キャラが死んでいくシビアなバトルと色々な組み合わせの使い人が魅力的な作品でしたね
Wikipediaを見る限り2007年以降の活動が見られないのは寂しい限りです
作品概要
【作品名】 |
風使い |
【作者】 |
鷹氏隆之 |
【連載期間】 |
1991~1998 |
【巻数】 |
全17巻 |
【掲載誌】 |
マガジンSPECIAL |
【ジャンル】 |
バトル・異能力 |
作品紹介
1巻を読む!
舞台は連載当時(1990年代)の日本ですが1巻を見る限り東京なのかは定かではありません
主人公は「水無月流魔(みなづき りゅうま)」
彼は「使い人」と呼ばれる能力者で、その中でも「風」を操る「風使い」に属しています
使い人は「風・水・土・火」に分かれ地上の摂理を守る為邪霊や妖魔と戦っていました
使い人は12歳で成人として扱われその証として「付き人」を付けられます
付き人は使い人が男なら女、女なら男が付きます
流魔は多分高校生の年代ですが、普段着は黒のロングコートが似合う長身のイケメンですがいつも弥生と一緒にいる為モテそうでモテません
でもライブに誘われた時に「女の子たち誘って行きますよ」って言ってたんで結構そっちもやり手かも知れません(邪推)
そして流魔の付き人は代々水無月家に仕えて来た草薙家の女性「草薙弥生(くさなぎ やよい)」
ストレートのロングヘアが似合う美人で流魔の身の回りの世話から戦闘のサポート、場合によっては疲弊した流魔に自分の生体エネルギーを分け与えたりもします
・・・これだけでも羨ましいですね・・・
1巻はオムニバス形式のストーリーで邪霊の「邪鬼」、反魂の法で蘇った少女、蚕の化物「天蚕簀(てぐす)」、身体が蠟で出来た妖魔「白蠟鬼(はくろうき)」などが登場
流魔は風使いなので主に風による破壊、切断を攻撃手段としています
風で防御結界を張ったり、対象に風を纏わせて追跡する等の小技も使いますし付き人の弥生も同様の能力を備えています
それ以外に流魔が使える大技として浄化の風「霊覇 天盡(れいは てんじん)」や敵を封印する「霊覇 封盡(ふうじん)」などがあります
どちらもエネルギーを大量に消費する連発出来ない大技みたいですね
使い人の敵となる鬼や妖魔は人間に弱い心に付け込んで肉体を乗っ取ろうとしたり、封印から解放されようとしたりして一般の人々を手にかけて行きます
妖魔に取り込まれた人物は凶暴化し周りの人間を殺したりしますが、「それは妖魔のせい」とばかりに事件が解決すると何事もなかったかのようにハッピーエンドになるのはちょっと謎です(笑)
2巻を読む!
1巻で不明と言いましたが場所は東京です
ビル群の描写は沢山あったし主人公が活動する場所だからそうかな~とは思ってたんですが・・(言い訳)
前半は引き続きオムニバス展開で人間に殺された動物霊「怨魔(えんま)」、地に封印された霧の魔物「霧魔(むま)」が登場します
性悪同級生に金をむしり取られ自殺してしまい怨魔にそそのかされたお坊ちゃんの話はどう見ても女が悪いと思うんですがまぁスルーしときましょう
ストーリーの核心は後半部分で展開されます
謎の妖術師「巌倉辰箕(いわくら たつみ)」の登場から始まります
巌倉についてわかっているのは以下の事柄です
・妖術師
・400年間「延命の儀」で生き続け水無月家と敵対している
・9年前に流魔の母が死んだ事と関係している
・なぜか臨時の生物教師として登場するもすぐ自分から正体をバラす(⁉)
水無月家代々の仇敵であり流魔にとっては母親の仇でもあるのは確かですね
常に黒マントを纏い上から目線で挑発してボス臭をただよわせていますが、これまでの経緯と同様に流魔に取っても長い戦いの相手となるのでしょうか?
そして彼の部下「斗夜(とうや)」も厄介な敵です
子供の頃、火と風の使い人に殺されかけた所を巌倉に拾われた為彼に絶対の忠誠を誓っています
斗夜も9年前の案件に関わっており、流魔は彼の正体である「一角鬼(いっかくき)」に殺されかけています
巌倉は人質作戦が大好きみたいで1回目は弥生、2回目は流魔と仲良しの保健医「西川先生」を人質に取って流魔を呼び出します
・・結構セコい?(笑)
同時に流魔に関わる新情報が明らかになります
・父「幻那(げんな)」とは疎遠、仲が悪い?
・母「葉月(はづき)」は幻那の元付き人、9年前に死去
・妹「鈴音(すずね)」
新技・鉄柱を斬る威力の「牙裂斬(がれつざん)」、気圧を下げ風魔を操る「魔烈風塵(まれつふうじん)」も登場
基本切り裂く系ばかりなのは風なので仕方ないのでしょうね
3巻を読む!
引き続き一角鬼戦からです
1巻から普通に使っている「霊覇」という技はかなり技術を要するもので使い人がみんな出せる技ではないのですが、それさえも一角鬼には通じません
そこで・・・
「魔烈風塵」からの「霊覇 天盡」!!!のコンボ技で一角鬼を追い込むと、ネクストチャレンジャーの登場です!!
「巌倉辰箕参戦!!」
しかも彼には一角鬼を倒した最強コンボも通じない・・・という事で新技投入!
「魔覇 皇龍盡(まは こうりゅうじん)」!!!
巌倉も負けていません
「黒死降魔破(こくしこうまは)」!!!
展開が完全に格ゲーです(笑)
結局戦闘的には流魔のボロ負けなんですが、巖倉の肉体が戦闘に耐えられず崩れ始め一角鬼共々退散します
次出てくるまでにレベルアップ必須ですね
それと同じくらい大事なのが「仲間」です
今回はその可能性を感じさせるペアが登場します
「火使い」の「神宮寺重吾(じんぐうじ じゅうご)」と付き人の「栗原実沙貴(くりはら みさき)」です
17歳コンビの流魔たちに比べるとオトナな雰囲気です(ちなみに24と23)
神宮寺が監視していた妖魔「蛇羅尼(だらに)」を追って来た2人は風使いの探索能力を借りようと流魔にコンタクトを取って来ます
属性で得手不得手があるようですね
この戦いでは火球を放つ「火炎弾」とその2倍の威力がある「爆炎流」を披露しますが、神宮寺の性格と相まって力押しタイプっぽいです
また後日登場するのではないでしょうか?
1巻で登場しそのままサブキャラとなった流魔の先輩「松永千里(まつなが ちさと)」と死人使い「江藤有朋(えとう ありとも)」との因縁話を挟み再び斗夜の登場です
ボロボロになった巌倉の身体を再生する為に改良を進めていた魔樹「摩羅夷緋」から生まれた色素のない少女「南条芹(なんじょう せり)」を巡り戦いが繰り広げられます
摩羅夷緋は取り込んだ者のDNAを読み取り複製を作れる不思議な樹で、これを改良・完成させ巌倉を永遠に生き永らえさせようとしていました
・・・・とんでもない樹だな・・・
摩羅夷緋の改良を任された「景山文明(かげやま ぶんめい)」の元から逃げ出した芹を保護したのは「土使い」の「須賀達也(すが たつや・39)」とその妻で付き人の「里穂(りほ・29)」
彼は流魔と知り合いでこの一件が自分の手には負えないと感じ流魔に助力を求めます
4巻を読む!
山へ調査に入った流魔と須賀は景山が作ったゴーレム軍団とバトルに突入!
でも山フィールドは土使いに取って完全ホーム!
地面を軟化する「蓋遷陣(がいせんじん)」でサクッと沈めてしまいます
このオッサン強いやん・・・
敵のアジトを探るべく流魔が先行しますが、その間に芹を追っていた斗夜が里穂を瞬殺!弥生は重傷!須賀家大破!!(チーン)
芹をゲットし戻る道中で須賀を撃退!!
・・・こいつ空気読まず暴れまくるな・・・
摩羅夷緋では景山が流魔を倒す為の最強ゴーレムを作成!
でも動かすには人間が1人必要で芹を使おうとしますが戻った斗夜にロックオンされたのは・・・
「ワ・・・ワシィ!!??」
さようなら、景山センセー・・・
どうやら摩羅夷緋は日本中にあるようで斗夜は流魔に見つかった場所を廃棄します
それを発見して問い詰める流魔
「貴様!ここで何をしていた」
答える斗夜
「貴様も馬鹿ではあるまい!自分で答えを見つけてみろ!」
・・・・・
ウン!斗夜が正しい(笑)
結局またしても斗夜に逃げられ不完全だった無色素芹は死んでしまいます
その代わり摩羅夷緋に捕らえられていた芹本体を完成形のコピー芹を保護します
ここまで出て来た女の子の殆どが流魔の周りに登場しますが、これはもしかして風使いの戦いの話ではなく流魔がハーレムを作る話なんだろうか・・・
そして更に新キャラ投入です
「水使い」の「諏訪良和(すわ よしかず・20)」と付き人の「杜千種(もり ちぐさ・16)」
一見長髪イケメンの諏訪ですが、5か月前に死んだ前付き人「瑞穂(みずほ・19)」に未練タラタラで千種を見もしません
追い打ちをかけるように諏訪不在の間に実家が巌倉に襲撃され両親と祖母が殺されてしまいます
今回は付き人を失った須賀、付き人を守れる自信が持てない流魔、死んだ付き人に囚われる諏訪と使い人と付き人の関係がクローズアップされています
5巻を読む!
使い人陣営がどんどんキャラを追加してくるので巌倉も負けていません(別に対抗意識ではないけど)
新たな妖魔「朱華(しゅか)」と「水鬼(すいき)」を隷属させます
朱華は全身もしくは一部を鳥に変身させる能力を持ち雷で攻撃してきます
一番のポイントは「マッパ」です!!
作者曰くお色気担当も兼ねているとのこと・・・
水鬼は名前の通り水を操る妖魔で全身が水で出来ています
中でも水を蛇に模した「水蛇」は倒してもすぐ再生するコスパ抜群の攻撃!
流魔が自宅で2人目の芹を「楓(かえで)」と名付けほのぼのとしている所に朱華が現れ巌倉が住む屋敷に誘い出します
・・・・マンションのベランダ吹っ飛ばされた事は何とも思わないのか?
もしかして使い人って金持ち??(笑)
そして流魔・弥生・神宮寺・実沙貴・諏訪・千種・須賀の使い人&付き人が巌倉の本拠地に乗り込みます
そこで巌倉が作った魔法陣によって精霊の活動が停止してしまいます
要するに使い人が「火水風土」の精霊を使えなくなりました・・・セコイ、もとい用意周到!
しかもせっかく多人数で乗り込んだのに地殻変動で三つに分断される展開に!
・流魔→vs朱華
・須賀・弥生→vs斗夜
・神宮寺・実沙貴→vs水鬼
・諏訪・千種
となります
全体枠としてまず流魔が朱華を退け巌倉の結界を破壊します
その間は全員「使えない人」です
お次は神宮寺
相手が何にも出来ないのを良い事にオラオラでイキる水鬼でしたが、最後は神宮寺の「天覇 爆炎陣」で終了
最後は弥生が斗夜に会敵するも相手にならず、加勢した須賀は一太刀浴びせるも殺されてしまいます
重傷を負った弥生をダシに流魔をおびき寄せる斗夜(本当に人質好きだな・・)
怒りの流魔vs斗夜からの一角鬼、因縁の対決というか明らかに巌倉よりコイツの方がヘイト集めてますよね
その因縁も最後とばかりに流魔が一角鬼を倒しますが・・・右腕もがれた⁉
6巻を読む!
満身創痍の流魔と万全の諏訪が巌倉に挑むも相手にならず
・・・いや、決して諏訪が役立たずだった訳ではないんですよ
相手が強すぎたんですよ
そう!強すぎたからこそのここで「幻那」投入です
多分現状では最強の使い人ではないでしょうか?
幻那の「霊覇 鳳翼天盡」と巌倉の「黒魔冥王皇破」がぶつかり一面をクレーターに変えてしまいます
結局巌倉と朱華に逃げられ決着つかずで終わりました
ん~朱華無事で良かった・・・
全員一旦水無月家に保護されますが、重症の弥生を残し自分の家に戻って行きます
ここで浮き彫りになったのは幻那と流魔の確執です
葉月が殺された一件は幻那のせいだと流魔は思っているようですね
いや、元々一角鬼に捕まったのお前やん!と言いたい所ですが・・
朱華にマンションをぶっ壊されたので新しい一軒家を借りた流魔でしたが、入居初日に新しい刺客に壁をぶっ壊されます(⁉)
まず17歳で家借りれる事と財源を確認したい所ですが、いちいち家屋を壊そうとする巌倉一派にもちょっと物申したい(笑)
新刺客「沙羅(さら)」は山奥の地下にいながら遠隔で相手を攻撃出来る強敵です
なぜ地下にいるのかは不明ですが、おそらく話の感じだと物凄い力で周りの生命力を吸収しようとする行為が関係していると思います
最初の襲撃でダメージを受けた流魔に代わって登場したのが妹の鈴音と付き人の「睦月(むつき)」
水無月家の付き人は和風月名がつけられてるみたいですね
あと謎の黒猫!なんか中に人格が入ってるみたいです
猫の助言で西に向かった鈴音ですが、東京より西で雪が降ってるって事は長野か北陸辺りですかね??でも飛行機で行ってるな~
結局流魔も後を追いますが今回から斗夜に代わって朱華が出しゃばってきそうな感じです
7巻を読む!
新キャラ沙羅についての情報
・巌倉と同等の呪力を持つ
・生き物の生気を吸い取る結界を張った洞窟にいる
・本来の人格は封じられている
え?巌倉と同等って強くね?
そこに鈴音と睦月が乗り込んで行くのですが、斗夜ポジションに収まった朱華が立ちはだかります
そこそこ強いけどビッグマウスが災いして弱く見えるいいキャラです
愛染隊長に一言いただきたい(笑)
結局流魔と沙羅の直接対決になりますが、封じられている沙羅の人格に助けられる形で勝利します
なんのかんので流魔はあまり中ボス以上の敵に勝ててませんね
本来の実力が反映されているのは嫌いではないですが、本人の伸びしろがどれくらいあるのかですね
そして・・お約束で沙羅も流魔(水無月家)に保護されます
男は死ぬが女は仲間になるハーレムシステム発動か⁉
後半では失われた流魔の右腕が復活します
霊木から作った義手なので武器機能とかはなさそうですが、本来の腕以上に働いてくれるのでしょうか?
流魔が右腕の調整中でも巌倉陣営は大人しくしてくれません!
新キャラは巌倉の使い魔「采(さい)」と「夏目幹也(なつめ みきや)」
采はすぐ充電しなきゃいけない巌倉に代わって動く斗夜ポジションでしょうか?・・・朱華は1巻天下でした(笑)
夏目はヴァンパイア的能力で流魔不在を襲いますが、弥生にサクッっと浄化され退場です
流魔と弥生はそれぞれのパワーアップが必要そうですが、この漫画の場合戦闘経験が有効なんでしょうか??
8巻を読む!
とりあえず腕は復活しましたが三か月待たないと動かせない状況です
その間に復活の朱華が大暴れ!!
実力はありながらイケイケで相手を舐める性格から出てはやられるキャラでしたが、采のアドバイスと指導を受けてパワーアップします
静の采、動の朱華というW幹部方式ですかね~
で、巌倉陣営は何をするのか?
ズバリ!「使い人」狩りです!!
次々に出て来る各属性の使い人と付き人が・・・次々と朱華にやられて行きます(チーン)
その上やられた使い人を符呪で操りしもべを増やして行きます
・・・かなり外堀から削って来ましたね~
ここまでの展開だと仲間は神宮寺、諏訪、水無月家と沙羅がどうかって所ですかね?
須賀以降土使いがいないんでワンチャン土が入るかな~
総力戦を考えると心もとないんですが・・・
そんな流魔をあざ笑うかのように朱華がバンバン使い人を狩って行きます
いや!
風使いの「里見(さとみ)」は弱すぎてスルーされた!!
か、可哀そうすぎる・・・
でも諏訪が攫われてしまい大ピンチ!
彼も怪我して大した活躍もないんでちょっと可哀そうです
采に諭されてちょっと大人しくなったかと思いましたが、やっぱりイケイケ女子(死語)は止まりません
部下(使い人)を引き連れて神宮寺狩りに行きますが・・・・失敗(チーン)
パワーアップしてもまだ神宮寺よりチョイ下のようです、というか思ったより神宮寺強い!(失礼)
追い打ちで実沙貴がチートアイテム「破邪の剣」を使うと使い人を3人まとめて吹っ飛ばします
これは・・・人材が足りないんでアイテムでカバーもありだ!
その一方で流魔&弥生は采の攻撃に分断されてしまい大ピンチ!!
9巻を読む!
流魔が土使いの襲撃に対応している間に弥生が攫われてしまいます
・・・ピーチ姫並みに攫われる能力高いな(笑)
この漫画あまりにも人質作戦がマスト過ぎる・・・
ここで水無月と巌倉の因縁について説明の過去エピソードが入ります
巌倉の一族は時の権力者を操り天下を動かそうとする呪術集団(修験者?)で、400年前は秀吉に付いて織田信長暗殺にも関わりました
それを見咎めた家康が送り込んだ使い人が流魔の先祖「水無月京江(みなづき きょうえ)」でした
京江は巌倉の一族を皆殺しにしましたが、巌倉辰箕だけが生き残り水無月への復讐を誓います
・・・・思ったより真っ当な理由だった・・・
時代背景も考えたらそんなに巌倉の言い分もおかしくないですよね
ここからは純粋に水無月家vs巌倉の生き残りを懸けた戦いとして見れそうです
拉致られた弥生はガッツリ洗脳され、采&朱華と一緒に流魔退治にやってきますが朱華を庇って采が戦闘不能になると使い人を引き連れ下がってしまいました
朱華って今までなら誰が死のうが気にしないタイプのキャラだったのに謎の変化が現れましたね
これ今後に響くのかな??
ここから流魔たちは異次元にある巌倉の本拠地に乗り込んで行きます
その前に名前出て来たキャラも含め戦力確認しておきましょう!
【流魔陣営】
流魔(風)・神宮寺&実沙貴(火)・千種(水)
洗脳解除された「藤瀬真奈(ふじせ まな)」&「石馬近江(? このえ)」(土)
氷川神社の神主で最強の法力使い「榛名幽斎(はるな ゆうさい)」
水無月家の方々
【巌倉陣営】
巌倉辰箕(ボス)・采(使い魔)・朱華(妖魔)
操られている使い人の皆さん
弥生(風)・諏訪(水)・「海津総一郎(かいづ そういちろう)」(水)・「宮地雅邦(みやじ まさくに)」&「小宮薫(こみや かおる)」(火)・名無しの風使いペア
そして巌倉の所に乗り込むお手伝いをしてくれるのは遠隔操作ならお手の物で巌倉級の術者・沙羅です!
この為のキャラだったんですね~
流魔が沙羅と弥生そっちのけでいい感じになりながら、「命懸けで弥生を助ける」って言うのはやはりハーレムへの拘りでしょうか?(違うと思う)
さすがに弥生との戦いは流魔も精神をすり減らしたみたいですが、多分もう一戦あると思うので今から不安です
諏訪を心配する千種も死ななければ良いんですが・・・
彼女は諏訪が死んでも流魔ハーレムに入らなそうなので心配です(そこ??)
かくして流魔・神宮寺&実沙貴・千種・真奈&近江が異次元にある巌倉の居城に乗り込んで行きます
・・・いつの間にか普通に異次元超えちゃった・・・
10巻を読む!
さぁここからは巌倉が作った異次元での戦いです
イメージは宇宙的な場所に沢山の岩や足場が浮遊していてその中央に一際大きな砦があります
間違いなく巌倉はそこにいますね!(断言)
でもこの空間には大きな欠陥がありました
何と・・防衛システムが何もない!!
本来巌倉レベルの術師でなければ外部からはアクセスできない空間なので侵入者など皆無だったんですね
理屈では正しいのですが、さらっとこんな穴を采に説明させないで「この空間の防御は完璧です!」とか言って適当な妖魔を出せば良かったのでは・・・??
結局、巌倉の空間を守れるのは采、朱華と数名の使い人のみ・・
流魔側も総勢6名なのでいい勝負なんですが、乗り込んで早々にまたしても2組に分断されます
・・・なんの学習もしてないな・・・
チームAは「神宮寺・真奈&近江」で、対するは「海津・宮地&薫」です
大将格の実力を持つ神宮寺と海津が戦い、他は2対2の使い人&付き人ペアバトルですね
お互い均衡したレベルの良い勝負を繰り広げます
巌倉(厳密には采)に操られているのが残念なくらいですね~
待望の土使いである真奈と近江もオラオラを絵に描いたような宮地の攻撃を上手い事いなします
そしてチームBは「流魔・実沙貴・千種」のはぐれパートナートリオです(笑)
こっちには無名の風使いペアが立ちはだかりますが、実沙貴の計らいで流魔を先行させ戦闘は実沙貴と千種が引き受けます
しかし隠しキャラの諏訪が登場し実沙貴をフルボッコにすると千種にも容赦なく襲い掛かります
味方だと弱っちいのに敵になると急に強くなるタイプですね(笑)
ここまで泣いているだけだった千種も、勇気を振り絞って戦いますが明らかに実力不足は否めずすぐピンチに追い込まれます
元カノ(瑞穂)が忘れられない軟弱彼氏(諏訪)とそれでも寄り添いたい今カノ(千種)を救ってくれたのは元カノの「お前のせいで成仏できない三下り半の一撃」でした
・・・本当はもうちょっとソフトな展開です、ハイ(汗)
なんか諏訪っていつまでも女性に支えられないと頑張れないタイプですよね
自力で手あたり次第手を出す流魔を見習え!!
で、その流魔は朱華&采と1対2のバトルに勝利しますがここで問題が発生します
巌倉空間(仮)と現世が融合し始め、空間にある浮島が次々に東京に降り注いで行きました
この状況を利用して采は流魔の心を揺さぶろうとします
・・・・・が!!!
「顔も知らんような何千万人の為に捨てる命などない」
いやぁ!カッケェェ!!
ここまでただの女たらしだと思っていましたが、ここまで筋金入りなら文句はありません(誉め言葉)確かに賛否ありそうな言葉ですがこの一途さは評価するべき所でしょう!
采が死んで使い人の呪縛も解けたので残るは巌倉ただ一人です!
11巻
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