神のまにまに(猗笠 怜司)【漫画あらすじ紹介とネタバレビュー】

神のまにまに03SF・ファンタジー

神に両親を殺された少年は悔やみ恨み続けて「たたり神」になってしまう。神の力を手に入れた少年が目指したのは人々を苦しめる「神」を殺す事であった。幕末を舞台に神の戦いを描く和風ファンタジー開幕!

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作品情報

【タイトル】
 神のまにまに 
【作者】
猗笠 怜司
作者のTwitter
【掲載誌】
 ジャンプ+ 
【ジャンル】
バトル・歴史ファンタジー
【巻数】
1~3巻

オススメポイント

  • 神のみが使える能力「神器」を使った迫力のバトル
  • 後悔と恨みを抱えながらも父の教えを守り正しく生きようとする一進を応援したくなる
  • 神の独特の異能がストーリーに謎をもたらす

ストーリー紹介

時は江戸時代

地方の小さな村に住む少年・一進はとても正義感の強い少年だった

融通は利かないが実直な父と病弱だがいつも一進を見ていてくれる優しい母と幸せに暮らしていた

だが村が長く続く日照りに襲われ母が倒れると一進の状況も一変してしまう

両親は家財を売り払って村を助けようと奔走したが、その間も雨が降ることもなく村全体が疲弊していく

母を助ける事も出来ず無力感に苛まれる父、神頼みすら通じない中で一進がたどり着いた答えは・・

「祈る神が・・違ったのか?」

村のはずれにある祠に必死に祈りを捧げる一進の願いを聞き入れ神は現れた

しかしその神は苦しみ一進をあざ笑うだけで助けてくれるそぶりは微塵もなかった

そんな神に一進は「助ける力がない」と挑発めいた言葉を投げかけた事が悲劇の始まりになってしまう

1巻(2021/10/4)

神のまにまに01

収録

第1譚 かみの産声
第2譚 神殺しの少女
第3譚 父の魂
第4譚 襲来!キツネ男
第5譚 旅立ちの日に

内容紹介

◆一進の村が長引く日照りで飢饉に陥る

 一進 村の外れの祠に祈りを捧げる

  ↓

◆一進の祈りに応じて現われた神が村人全てを殺してしまう

 一進 両親の墓の前で悔やみ続ける

 百年悔やんだ一進はたたり神になる

  ↓

◆一進は神を殺す決意で村を離れるが神狩りに見つかって殺されそうになる

 一進を追う途中で絹千代が足に怪我をしてしまう

 一進が必死に看病するが絹千代はそれを受け入れようとしない

  ↓

◆神に襲われ窮地に陥ると一進が神器を発動する

 一進は絹千代に神狩りに入るよう勧められる

解説という名のネタバレ

まずまにまにって何?と思った皆さん

意味はというと

「《「…(の)―」の形で副詞的に》 《連語》…の思うとおりに。その動きに任せるさま。」

だそうです

直訳だと「神様の思う通りに」ってことですかね

ストーリーに照らし合わせるとたたり神になった一進の思うように行動するって事です、多分

この作品は紹介文では「ダーク和風ファンタジー」となっています

主人公の一進は日照りから村を救って欲しいと近くの祠に祈りを捧げますが、呼応した神に両親や村人を殺されてしまいます

そして祈りを捧げた事を悔やみ続けて100年が経ち、一進はたたり神になっていました

でも神になった一進は恨みに駆られただけのたたり神ではなく生前と同じくまっすぐで弱い者の味方でした

しかしこの世界の神は「悪」

悪い神の退治を生業とする集団「神狩り」に命を狙われる羽目になってしまいます

スピーディーな展開と派手なバトルシーンは少年誌らしい勢いを感じさせますが、登場するキャラクターにはそれぞれ神に対しての思う所が大きな原動力となっています

それがキャラの考えに一貫性を与えていてとてもわかりやすいです

基本は悪を倒す正統ファンタジーに近いのですが、主人公の一進自体が神を恨む闇をはらんでいるのがいいアクセントになっています

それにひとりひとりのキャラクター達はコミカルな一面も持ち、暗くなりがちな設定を上手く引き上げてくれています

神になった(なってしまった)一進はこれから神として何が出来るのかと向き合って行かねばなりません

自分を貶めた存在になって尚、父の教えに沿った立派な男になれるのでしょうか?

これからの一進の成長に注目です

一言感想

100年の後悔って想像を絶するものだけど、その後悔の上に立つ神としての余生を悔いないよう全うして欲しいと思いました

luck’o
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2巻(2022/1/4)

神のまにまに02

神狩りに入る決意を持った一進を出迎えたのは黒羊少将の敵意ある攻撃だった。命の危険に晒される一進だったが、父に教えられた刀の使い所を思い出し決して人間に刃を向けようとはしなかった。そんな一進を心ある者として認めた黒羊は自分の部下になるよう勧めてくれるが、人間全てが決して彼のように本質で物を見てくれない事から信用を得るために「ある物」を差し出す事にする・・

収録

第6譚 おいでよ神狩り本部
第7譚 手渡しの信用
第8譚 はじめての
第9譚 母なる神
第10譚 夢の終わり
第11譚 はじめてを終えて
第12譚 うしなべ会
第13譚 とんとん拍子
第14譚 悪食の町

内容紹介

一進 黒羊と戦い命の危険に追い込まれるも父との誓いを実践し刀を使わなかった

 正しい人の心を持つと黒羊に判断され神狩り隊入隊を認められる

  ↓

一進 人間に信用してもらう為に自身の心臓を差し出す

  ↓

一進・稲葉 ある村の神隠しを解明すべく調査に出る

 神隠しの鳥居の先で子供しかいない村に辿り着く

 原因となっていた神「かあさん」を討伐する

  ↓

◆一進・稲葉・絹千代で新部隊「黒白隊」結成

 黒白隊 港町に出た異形の調査に出る

 町で飲み食いした人間は豚の頭になると聞く(稲葉が豚頭になり、一進は豚頭に食われてしまう)

解説という名のネタバレ

絹千代と話して意気揚々と神狩り隊に入ろうとした一進でしたがあっさりと門前払いを食らってしまいます(笑)

しかしこれは黒羊が一進を試していた要素が多分に含まれていました

自分が命の極限に追い込まれた時に本性を表して平気で人を傷つけるような輩ではないかと謀られていましたが、一進の心の中には父が教えてくれた武士としての矜持しかありませんでした

やはり父の教えは偉大でしたね

黒羊に認められた一進でしたが、みんながみんな彼の覚悟に共感してくれるわけではありませんでした

そこで一進は黒羊の助言に沿って自身の心臓を神狩り隊に預ける事にします

そこまでしないと受け入れてもらえない状況にはちょっと悲しくなってきますが、それだけ「神」という存在が兄弟だという事なんでしょうね

ようやく神狩り隊の一員となった一進は稲葉と組まされてある村の神隠し事件を解決すると、稲葉、絹千代と共に黒羊の部下として「黒白隊(こくびゃくたい)」を結成します

自分の村を壊滅させた「黒い神」と戦うにはまだ力も心も鍛錬不足な一進が神との戦いを通して自分をどう成長させ、どんな理想に近付くのか楽しみです

神器の扱いや神との戦にも少しづつ慣れてきた所でしたが、一進は悪食と化した人間に食べられてしまいます

一進終了のお知らせ⁉

一言感想

100年の後悔を経たとはいえまだ一進の心は未熟です。黒羊の下に付くことで学び多い時間を過ごせるのではないでしょうか?

luck’o
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3巻(2022/3/4)

神のまにまに03

町の人間が豚になる現象を調査しに来た一進達だったが、不用意に飲食してしまった稲葉は豚になり一進はその豚達に食べられてしまい右腕だけになってしまう。頼りの2人を失った絹千代だったが、心折れる事無く原因となった神を退治しようと決意する。だが不可思議な現象に包まれた町の問題解決は一筋縄では行かなかった・・

収録

第15譚 ぐちゃぐちゃ
第16譚 ひとりでできるもん
第17譚 錯覚
第18譚 食欲の神
第19譚 試食
第20譚 目覚め
第21譚 生かされた子
第22譚 思いやり
第23譚 むしゃむしゃ
特別番外編Ⅰ ラムネ

内容紹介

一進 腕だけになるが生きている(?)

 絹千代 自分で神を退治すると誓う

  ↓

絹千代 食欲の神を発見

 食欲の神を倒すが一進が元に戻らない

  ↓

◆雷の神が現れる

 一進 絹千代が雷の神に襲われていると知り中途半端に復活する

  ↓

一進 別形態(?)で復活、雷の神と戦闘に入る

 稲葉 一進の暴走を止めようとする

解説という名のネタバレ

かつて3巻にして豚に食べられ右腕のみとなった主人公はいたでしょうか?

いや!いません!(反語)

しかも稲葉に至っては豚になってしまう始末で残された絹千代に残された選択肢は「撤退」の二文字じゃないでしょうか

いやいやそんなことはありません

絹千代だってれっきとした神狩り隊の一員です・・・というか3人の中では1番ですよね

絹千代の活躍で食欲の神を倒す事が出来ましたがここからが実は本番でした

食欲の神を後ろで操っていた黒幕・雷の神が登場しますがどうやらこの神はこれまで出て来た神とは別格みたいです

ぶっちゃけ絹千代では相手にもなりませんが、一進はというと・・・まだ腕だけ!!

ようやく絹千代のピンチに復活したかと思ったら歌舞伎の装束に鬼の面・・・って誰!?

なにやら一進には隠された力があるみたいですが会話の内容からすると黒の神に関連するものようですが果たして今後にどんな影響があるのでしょうか?

町に入って速攻豚になった稲葉にも見せ場と過去話が入りますが、半妖として決して良い人生を歩んできたわけではなく人も神も恨んでいる心情が明らかになります

そんなあらゆるものに心を開かない稲葉ですが、一進に対してはちょっと特別な感情が芽生え始めています

3者3様に深堀があった巻ですがもっと成長しないと雷の神を始め強い神に対抗できない現実もハッキリしました

まだまだ謎の方が多くて続きが楽しみになります

一言感想

女の尊厳を踏みにじった食欲の神は万死で当然!

luck’o
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主な登場キャラクター

♤一進(いっしん)
地方武家の息子、正義感が強く弱気を助ける
神器・神喰一刀(かんばみいっとう)

♧一進の両親
小さな村の武家、実直な父と優しい母

♧黒い神
一進の祈りで現れた神、村人を皆殺しにした

♡織部絹千代
(おりべ きぬちよ)
神狩り陰陽隊少尉

♤稲葉秋水
(いなば あきみず)
神狩り半妖隊上等兵

♤黒羊(こくよう)
神狩り隊少将

♡真墨(ますみ)
黒羊の部下

♤田所孝之介(たどころ こうのすけ)♤光太郎(こうたろう)
神隠しの村に囚われた親子

♧食欲の神
食事をした人間を豚人間に変えてしまう

♧雷の神
強さ至上主義の神、好みの女はエロくて強い女

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