第57回　岸川瑞樹「クソ女に幸あれ」を読む！

このブログではいい年した漫画好き（汗）の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは岸川瑞樹「クソ女に幸あれ」です

この作品は１巻発売時に表紙で気になりましたが当時はスルーしてました
でも気になっていたので２巻発売と同時に読んでみました！
表紙のインパクトほど本編の画力は感じませんが（失礼）、学生の日常をほのぼのかつスリリングに面白く描いていてとても興味をそそられます
これからの展開に期待しつつ読み続けて行きたいと思いました

作品概要

【作品名】

クソ女に幸あれ

【作者】

岸川瑞樹

【連載期間】

2023〜

【巻数】

既刊２巻 （2024.6現在）

【掲載誌】

少年ジャンプ＋

作品紹介

■ジャンル

この作品のジャンルは「恋愛」です
そこにメイン男女の「入れ替わりファンタジー」が絡んで物語を複雑にしていきます
羨ましい展開に見えますが実際に起こったら大変なんでしょうね(笑)

■メインキャラクター

「秋吉直（あきよし　すなお）」
大学生、映画サークルに所属、檸檬にフラれた過去をもつが今は菜摘が気になっている

「西川檸檬（にしかわ　れもん）」
直の元カノで偏差値70オーバーの帝都大学生、直が思っているほどビッチではない？

「小河原菜摘（こがはら　なつみ）」
直の大学の先輩で憧れの人、実は檸檬の同居人

■入れ替わりファンタジー

この作品の根幹をなすのは「男女入れ替わりファンタジー」です
まぁこのカテゴリ自体は見慣れた（飽きた？）ものですよね
ではこの作品の入れ替わり方式はなんぞや？と問うと「眠る毎に身体が入れ替わる」です
要するに日替わりで男女の身体が楽しめる作品となっております(笑)

■基本は三角関係

直は檸檬とのこっぴどい失恋から立ち直って今は菜摘に恋しています
一方で檸檬はそんないきさつがあったにも関わらず直の事を「好き」と言っています
菜摘も最初こそ気の合う後輩という位置づけでしたが段々直の事が気になり始めます



まぁ絵に描いたような三角関係ですね
でも問題なのはなぜ檸檬が直を振る事になったのか？そして菜摘が好きになったのは本当に直なのか？（in檸檬の可能性）が考えられます



途中直の友人「鈴鹿（すずか）」が檸檬（in直）に恋しちゃいますが秘密を打ち明ける事で入れ替わりの事実を受け入れ直の良き理解者になってくれます
完全に檸檬愛が無くなったとは言い切れませんが・・
もしかしたら四角関係かも知れません

■タイミング勝負？

１日ごとに入れ替わる直と檸檬の勝負どころは１日置きに訪れます
というか試練は直にしかやってきません(笑)
というのも檸檬は高学歴、見た目良し、性格良し、友達多しとかなりハイクオリティな生活を送っています
対する直は地味な大学生で平凡な学力と映画サークルに所属する平均的すぎる男です
合わせるのは直の方が大変です



しかもようやくこぎ着けた菜摘とのデートまで檸檬ターンに取られてしまい、自分は帝都大学で必死の日常を過ごさねばなりません
かわいそうすぎる・・・



メインストーリーは直・檸檬・菜摘・鈴鹿で展開されそうですが直と檸檬が過去のわだかまりを解消して付き合うのがマストの流れでしょうか？
ここまでだと直に落ち度はなさそうなので檸檬に何か隠された秘密がありそうですね・・