東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー(黒丸)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

東京サラダボウル03 サスペンス・ミステリー
luck’o
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー 
【作者】
黒丸
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜3巻
【掲載誌】
Palcy(パルシィ)

最新刊・3巻(2022/6/22発売)

3巻では元警察官の有木野が現役刑事にハブられてる理由が明らかになって行きます

どうやら過去に起きた警察の情報漏洩事件に関わっているようなのですね~

詳しくは語られませんでしたが、果たして有木野は本当に悪事に関わったのか?

この話にはまだまだ闇がありそうです



誰かを庇ってそうな雰囲気なんだけどな~

ちょっと意味深なシーンとかあるけどまたそれは先の話ですね



刑事には嫌われている有木野ですが、取り調べ相手や彼に救われた外国人にはとても好かれています

通訳を通して彼の誠実さが伝わるんでしょうね

淡々と話すのも捜査員に先入観を与えない為とか色々考えながら通訳ってやるんですね

大変な仕事だ



そして2巻で起きた戸籍売買事件から「黄(こう)」と呼ばれる謎の男が浮上します

黄は通称「ボランティア」と呼ばれ不正に取得した日本国籍を不法滞在者に流すブローカーのような役目を果たしている日本人らしいという情報しかありません

また大きな事件のニオイがしますね



有木野のそっけない態度は相手を警察内で立場が悪い自分に関わらせない為らしいのですが、やっぱり彼は良い奴ですね

不器用だけど芯のあるいい男です

そんな有木野だから鴻田も大好きになったんだけど、どうもこの2人恋の空気を感じない(笑)



ストーリーは盗難車部品の密輸グループと鴻田が関わった電動自動車の窃盗に意外な接点が出てきてゴタゴタに巻き込まれてしまいます

そしてグループホームで起きた技能実習生の窃盗からまたしても違う展開になりそうな予感⁉

luck’o
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Story&Review&Character

《1~2巻》

この作品は「警察通訳人」という仕事をする主人公が、管轄で起こった事件や警察内部での日常を通して外国人にまつわる社会問題やたまにゲテモノ料理を紹介する漫画です



主人公は「有木野了(ありきの りょう)」という男性で「警察通訳人」という仕事をしています

聞きなれない職業ですよね

内容としてはその名の通り警察が色々な事情で身柄を拘束した外国人の通訳をする仕事です

警視庁の中では「警視庁教養課通訳センター」って所が仕事場です

有木野は日中英の3か国語を操りその通訳はまるでダイレクトに話をしている錯覚に陥るくらいスムーズなものです

ふむ、通訳としてはかなり優秀なクチみたいですね



でも彼はクールというか冷めた一面を持っていてとっつきにくい性格をしています

元刑事という事情も何やら良くない方向で影響しているみたいです



そんな有木野がもう1人の主人公「鴻田麻里(こうだ まり)」と出会う所から物語は始まります

鴻田は国際捜査係という部署の刑事ですが、髪は緑色でいつも突飛な行動をする為係内でもちょっと(かなり?)周りに距離を置かれています

本来国際犯罪と言えば密輸、窃盗団、犯罪インフラなど大規模な犯罪がメインとなるのに彼女は外国人の小さな相談事の解決ばかりに腐心しているのが関係しています



もちろん犯罪の大小で態度を変えちゃ駄目ですけど普通刑事って大きいヤマをやりたそうなものですけどね

なので鴻田は警察内でも変わり者扱いされています



そしてそんなぶっきらぼう通訳と変わり者刑事が出会ってしまいます

多分有木野は出会いたくなかったと思います(笑)



緑頭の変な陽キャ(鴻田)に絡まれた有木野は彼女のお節介から中国人旅行者の失踪を調査し始めます

本職は通訳ですがそこは元刑事

ちょっとアングラなパイプを利用して事件を解決に導いていきます

やはりこの男、かなり闇の部分を抱えてますが根は誠実なタイプみたいです

そしてデキるオトコです



それ以降、何かと鴻田にからまれ「アリキーノ」という微妙なあだ名まで付けられた有木野ですが鴻田が変なのは仕事だけじゃありませんでした

何と彼女はゲテモノ料理が大好きなのです!

「紅焼猪脳(豚の脳みそ炒め)」「酥炸田鶏(カエルの唐揚げ)」など生半可な日本人ではウプッてきそうな料理を美味しそうに召し上がられます

そう!この漫画は警察ドラマに見せかけたゲテモノ料理漫画だったんです(ウソ)



一度出来た縁は中々切れないようで今度は有木野が受けた中国人幼児の誘拐事件と鴻田が調査するベトナム人万引きグループの捜査が徐々に線で繋がっていきます



今回鴻田の本気度はかなりのもので、ドラッグストアの防犯カメラ監視が暇だったから従業員として店頭に出て品出し、接客、レジとベテランパートクラスの働きを見せます

・・・捜査は??

でもこれが捜査に大きな影響を与えるとは誰も想像つきませんよね(当たり前)

このように日本人が気付かないだけで外国人犯罪というのはありとあらゆる所で起こっており、我々の生活とも密接しています

作中の紹介では東京都の外国人居住者の割合はわずか3.98%

しかしそれを人数に換算すると55万人になります

東京は外国人の坩堝、さしずめ「サラダボウル」なんです(ハイ!タイトル回収!)



そんな人種の濁流といえる東京で起こる難事件に挑む2人の活躍から目が離せません

luck’o
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