女神のカフェテラス(瀬尾公治)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

女神のカフェテラス08 恋愛
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このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

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カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 女神のカフェテラス 
【作者】
瀬尾公治
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜8巻
(2022.12現在)
【掲載誌】
週刊少年マガジン

新刊・8巻(2022/11/17発売)

《かんたんあらすじ》

仕事中、いきなり現れた黒服に隼と紅葉が拉致されてしまいます

黒幕は紅葉の祖母「鳳凰寺洋子(ほうおうじ ようこ)」

彼女は自分と紅葉を秤にかけた時、どちらを大切にするかのかという選択を迫って来ます・・



そしてまた店に現れた黒服・・・

今度は流星の父親で、彼女の両親が分かれ父がいなくなった経緯が明らかになります

しかも母の「流凛(るり)」は癌で余命3ヶ月だと聞かされ一目会って欲しいと頼まれ流星は悩みます

そんな時、秋水から聞いた隼の言葉で母に会う事を決意しますが同時に「ある行動」に出ました・・ 



千代田食堂で開かれたクリスマスパーティーでは、隼との仲を進展させようと目論む流星・紅葉・白菊が火花を散らして女の戦いを繰り広げる⁉

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Story&Review&Character

《1~5巻》

この作品は亡くなった祖母が経営していたカフェを引き継いだ青年が、祖母と同居していた5人の女性達と一緒にカフェでの仕事や日常を共有しながら友情や恋愛感情を育んでいくハーレム系カフェ経営漫画です



主人公は「粕壁隼(かすかべ はやと)」18歳

両親を亡くした後は祖母に育てられこの春晴れて東大生となった成績優秀な青年です

一見ぶっきらぼうで取っ付きにくい雰囲気を醸し出していますが、困った人を放って置けない優しさとちょっとした困難には負けない芯の強さを持っています



そんな隼を置いて祖母の「幸子(さちこ)」が他界してしまい隼は彼女が経営するカフェへと帰ってきます

目的は建物を処分して駐車場にする為です

世知辛い動機ですが、本当の所隼は東大に合格して経営ノウハウを身に着けて祖母のカフェを助けたかったのです

その想いのやり場が無くなった分、隼も辛かったんでしょう



しか~し、祖母の実家には5人の座敷童・・・もとい女性が住んでいて隼の存在と行動に「NO」を突きつけます(ひどい)

彼女たちは祖母が存命の時に居候兼アルバイトとして招き入れたという事情がありましたが、隼もそんな事知ったこっちゃありません(こっちもひどい)

その結果は言うまでもなく全面戦争です!



でもよくよく考えてみると祖母の死に落ち込み思い出を放棄しようとした隼と、祖母と5人を繋いだかけがえのないカフェを守ろうとする5人では隼の分が悪すぎました

ひと騒動の末に隼は大学を休学して祖母が経営していたカフェ「ファミリア」を引き継ぐ決意を固めます



ではここでその5人の居候兼ウェイトレスを紹介していきましょう

まずは「幕澤桜花(まくざわ おうか)」19歳・服飾系の専門学校生

一番性格きつめで事あるごとに隼と意見がぶつかります

ファミリアではウェイトレス兼衣装やデザイン担当



次に「鳳凰寺紅葉(ほうおうじ あかね)」19歳・フリーターで音楽活動をしているクール美女

一見物事に関心が薄そうなリアクションですが幸子への思い入れはかなり強い方です

ファミリアではウェイトレス兼コーヒー担当&たまに調理



次に「月島流星(つきしま りほ)」大学2年生

愛想のいいしっかり者で地域の商店の人達にも広く顔が効きます

ファミリアではウェイトレス兼営業担当



同じく大学生の「小野白菊(おの しらぎく)」

家事全般を優秀にこなす人材だが飲むと酒乱ですぐ裸になる

ファミリアではウェイトレス兼メニュー&調理担当



最後は唯一の高校生「鶴河秋水(つるが あみ)」

空手部に所属し腕っぷしと体力に自信はあるがド天然で周りに迷惑を掛ける

ファミリアではウェイトレス兼お笑い&バウンサー担当



という個性豊かな5人の美女とひとつ屋根の下で生活が始まりますが、こういう作品に不釣り合いなくらいストイックというか初々しさがないというかとにかくいたずらに女性相手に浮つくDTとはモノが違います

とにかく小規模経営に耐えうる手腕と経済観念を持ち、ラッキースケベにも動じない出来すぎたラブコメ主人公なのです(笑)



そんな新生ファミリアの船出は順風なものではありませんでした

経営に目途は立っても隼は人付き合いが上手ではなく、その辺は流星がしっかりとフォローしてくれます

コーヒーは紅葉が、衣装は桜花が、メニューは白菊が、そしてお邪魔は秋水(⁉)が受け持つことでなんとか再開へと漕ぎ着けました



しか~しここで敵キャラの登場です

兼ねてから祖母に融資していた「不破(ふわ)」が現れ生前の祖母を侮辱してきます

堪りかねた5人が不破に殴りかかろうとしますが、それをいち早く隼が制止し不破の面子を潰して追い返します

この出来事で少しファミリアに結束が生まれたのは間違いないでしょう



地域のイベント「桜まつり」では出店を出しますが今度は「不破(孫)」とトラブルになります

なんなんだこの家系・・・

出店を壊された隼は移動式リヤカー店舗「ファミリア零式」を投入して無事売上を達成します



カフェが再開して程なくすると紅葉が実家に帰るよう連絡があり、バリスタ兼ウェイトレスを失うピンチに見舞われます

そんな時も隼は動じることなく紅葉の意見を尊重しつつ、きちんと背中を守って母親との対話に力を貸してあげます

これで紅葉がちょっと隼に傾きます(グラッ!)

最初に一番クールキャラの紅葉の意識が変わるのはちょっと驚きでしたね



夏が来るとやり手オーナーの隼がロックオンしたのは「海の家もとい海のカフェ」

ファミリア零式〝改〟ことシーサイドカフェファミリアを期間限定でオープンして売上アップを図ります

狙いは当たり・・・いや、当たり過ぎてTVの取材がやってくると流星が元「天才子役」だった過去が明らかになります

人当たりの良さでお客さんや関係者から信頼を得る流星が、なぜ周りの信用を得ようとするのかがわかってきます

でも隼は何者である前に流星であると一貫して態度を変えませんでした

これで流星が落ちてしまいます(バキューン!)



桜花を心配して双子の妹「橘花(きっか)」がやってきた時もあっさり2人を見分けたのもポイント高かったですね

この男、さらっと人たらしです(笑)



そして5人と隼が良好な関係を築いていく中、早い段階で隼を意識していた紅葉が夏目漱石の文章を引用して告白を仕掛けます

当然現役(休学中)東大生の隼もそれに気づきますが、回答は棚上げして難を逃れます

この時点で紅葉と流星は完全に隼狙いになっています



3番目に手を挙げたのは白菊でした

何と彼女の父はミシュラン三ツ星の料理人で、幸子も実は高名な料理人だと判明します

しかし幸子の望みは名声ではなく隼との穏やかな日常でした

その結果、プロトップクラスの腕前を持ちながらコーヒーと軽食を作るカフェに落ち着くことになります

その料理人繋がりで子供の頃に隼と会っていた白菊は最初に彼を好きになったのは自分だと既成事実をアピールします

これで3人+満更でもない気持ちになりかけている桜花を含め4人が隼の彼女に名乗りを挙げます

《6巻》

橘花の変な入れ知恵で桜花の父が隼を呼び出すと、隼の祖父「大洋(たいよう)」と桜花の祖母がファミリアで一緒に働いていた事実が判明します

それだけではなく5人の祖母全員が粕壁夫妻と一緒にファミリアで働いていたという事実は何を意味するのか⁉

ちょっとこの辺謎パートですよね

偶然ではないにせよ祖母と孫が同じ店で働くってのはちょっと出来すぎですが、その伏線回収に期待しましょう!



もうひとり、祖父母の過去を知る男・不破は何とファミリアの目の前でカフェレストラン「ファミリー」をオープンさせてきます

しかも5人の従業員までキャラを合わせて来る徹底ぶり・・

秋水の「暗黒聖闘士」がわかる世代にはクスッとしてしまいます

でも外側がお洒落なだけで幸子の理念を理解していない店にファミリアが負けるはずありません

白菊が渾身の新メニューを開発し、流星が身体を張ってTVでアピールすると形勢はあっという間に逆転します

やはりファミリアの結束は簡単に壊れないレベルまできていますね

負けが確定すると不破は5人のモブウェイトレスに三下り半を突きつけますが、これに手を差し伸べた隼はここまでの売上を投げ打ってライバルカフェの救済に乗り出します



間接的に2店舗のオーナーとなった隼ですが、その蓄えは底を尽きかけていました

次なる一手はどうなるのか?展開に期待です

ちなみにカフェレストランファミリーの面々は以下の通り

千代田莉々歌(ちよだ りりか・アイドル)/高崎舞乙(たかさき まお・読モ)/宗谷萌美(そうや もえみ・大学生)/吉野碧流(よしの へきる・フリーター)/ヴァレンティーナ吾妻(ヴァレンティーナ あづま・旅人)

《7巻》

ファミリーも「千代田食堂」としてリスタートしますが、誤算なのは宗谷が有名な日本料理店「宗谷花壇」の娘だった事でした

強力な敵に塩を送ったのかも知れません・・



でも莉々歌から塩(温泉宿泊券)を送られた流星が隼を誘おうとしますが、桜花と白菊も商店街のくじ引きで宿泊券を当ててしまい結局慰安旅行を兼ねて6人で温泉に出かけます

流星と紅葉と白菊が牽制し合う中、様子がおかしいのは秋水でした



温泉宿は彼女の地元で身バレした秋水は姉の「恵里(えり)」を呼ばれひと悶着起こってしまいます

秋水は両親を早くに亡くし祖母が唯一の肉親でしたが最近では痴呆が進み秋水の顔もわからなくなってしまいました



その為祖母に会う事をためらっていましたが、祖母の死に目に会えなかった隼は自分の後悔を語り秋水の背中を押します

しかし祖母の反応は芳しくない中で、隼は夢で見た祖父の態度を真似て秋水の祖母に語りかけます

すると雷に打たれたように祖母は反応を示し意識を取り戻しました



秋水の為に奮発してもう一晩宿を取った隼でしたがお化けが出そうなボロ宿で5人からはブーイングを受けてしまいます(笑)



旅行の締めでハミ〇ンを見られて穏やかじゃない隼の気持ちを他所にチン〇ン談義に花が咲く女子達でした・・・

ようやく日常に戻ると隼は白菊の誕生日を忘れていた事に気付き紅葉に助けを求めますが、買い物の最中に今日が紅葉の誕生日だった事を思い出してしまいます・・・

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