概要
”「W杯に出て、日本代表のゴールを守る」。GK・神谷蒼は、その夢を叶えるため、さらなる成長を求め海外移籍を決断。ドイツ2部のレーゲンスブルクに加入した。合流早々、足に大怪我を負い、出遅れてしまった上に、新監督から事実上の戦力外通告を突きつけられてしまうが、一人のコーチとの“出会い”が、蒼の運命を大きく動かしていくーー。GKサッカーヒューマンドラマ、試練の第2巻!!”
Amazonより抜粋
作品情報
タイトル |
蒼のアインツ(2) |
作者 |
中村尚儁 |
出版社・掲載誌 |
講談社・コミックDAYS |
刊行日 |
2020年1月8日 |
ジャンル |
サッカー |
インデックス
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
主な登場人物
♤神谷蒼(かみや あおい)
プロサッカークラブ山梨所属のGK 20歳、身長や身体能力は抜きん出ていないがゴールを守るセンスがありピンチを楽しむメンタルを持つ
【プロサッカークラブ山梨関係】
♤鏑木信嗣(かぶらぎ しんじ)
プロサッカークラブ山梨・強化部長、蒼を発掘する、蒼に特別目を掛けており移籍にも親身になってアドバイスする
♤矢野美咲(やの みさき)
プロサッカークラブ山梨・広報、クラブで育った蒼に愛着を持っている
【レーゲンスブルク関係】
♤マルコ
コーチ、無愛想だが蒼の光るプレーを評価している
♤エドガー・ベッカー
第1GK、レーゲンスブルク一筋20年に迫るベテラン
♤パトリック
GKコーチ、偏屈者の酒乱で変わり者、エドガーを育てた実績がある
♤スヴェンソン
監督、蒼の事を全く評価していない
あらすじ
蒼を呼んだ監督が既に解雇されていた上、練習試合で足を怪我してしまった蒼は完全に出遅れた上に未だ言葉も通じない環境に立たされてしまう
それでも正GKのエドガーと出会い彼に世話になる事でコミュニケーションの壁が取れ始めるが、ようやく怪我が治った蒼に通達されたのは事実上の戦力外通告であった
ポイント紹介
初めての大怪我
復帰まで要する時間は半年。その直後にはワールドカップ本戦が迫っており蒼の目標達成には大きな障害となってしまう。
乗り越えるべき壁・第1GKエドガー・ベッカー
リハビリ中に町で犬を探している少女に出会った蒼は雨の中一緒に探し回っていると増水した川の中洲に取り残された犬を発見する。考える間も無く川に飛び込んで犬を助けた蒼に声を掛けて来たのは少女の父親でありレーゲンスブルクの正GKエドガーだった。
またしても降りかかる試練
エドガーに目を掛けられた事で早くチームに馴染めた蒼だったが、怪我が治って早々言い渡されたのはユースチームでの練習だった。事実上の戦力外通告である。
本場の指導
ユースチームに送られても腐る事なく練習している蒼を目にかけてくれたのはGKコーチのパトリックだった。偏屈者で知られるパトリックになぜか気に入られた蒼は初めて本格的な指導を受けることが出来て本場のGKテクニックを体得していくことができた。
ひとつの賭け
チームに必要とされていない蒼は思い切って監督に直談判をして試合出場を直訴するが、監督のスヴェンソンは聞く耳すら持ってもらえず門前払いの状態であった。そこで蒼はある提案をすることで対価として試合への出場を交渉していくが・・・。
思春期のニーナは相性悪し?
エドガーの家族は蒼を暖かく迎え入れてくれたが長女のニーナだけは蒼に心を許してくれる様子がなかった。一番の理由は蒼がエドガーのライバルである事。蒼が活躍すれば当然エドガーの地位を脅かす存在となり、ひいてはベッカー家の敵であることに間違いはなかったがそれにしても露骨な態度に蒼はなす術がなかった(笑)
それ以外にもニーナは必死に勉強して進学を目指していることにも何やら理由がありそう。
名セリフ3選
①『・・でも俺はあなたからポジションを奪います』
怪我も治りきらない状態で正GKのエドガーに放った蒼の言葉。あまりの図太い発言にエドガーも笑うしかなかったが、そういうストレートな所も蒼が気に入られている理由だった。
②『・・俺はGKだ ピンチには慣れてる』
監督命令でユースの練習場行きを言い渡された蒼のために激昂したエドガーを諫めた言葉。カッコイイの一言。蒼は物事を自己責任で完結できる考え方の持ち主のようで、ネガティブな事も自分が選択した結果とあっさり受け入れてしまいます。
③『その手はお前がこの異国で闘い抜くために唯一無二の資産だ もっと大事に扱ってやれ』
練習中に突き指した蒼が一瞬それに気を取られると、パトリックが慌てて駆け寄ってくる。蒼はなんでもないと言うが、パトリックはそれを許さず丁寧に治療してくれた上で蒼に言った言葉。パトリックすげえいい人。この一言で好きになった。
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主な作者関連作品
- 「1/11 じゅういちぶんのいち」集英社・全11巻
- 「伝説の勇者の婚活」集英社・全4巻
- 「メルヘン・メドヘン」集英社・全2巻
3巻に続く
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