闇に潜む獣の目が紫色に輝き人間を襲う⁉ホラーとアクションが融合した名作
作品紹介
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは篠原千絵先生の『闇のパープル・アイ』です
お!今回は少女漫画からのチョイスですか
Twitterの好きな漫画家で書いていながら一回も取り上げたことがなかったので満を持して出しました(笑)
この作品は1984年から連載が開始されました
紫の目になって豹に変身する少女・倫子とその存在を巡り利権を得ようとする学者・曽根原との戦いがメインになっています
それまではホラー色の強い作品が多かった篠原先生ですが、そこにアクションやミステリーを絡めてストーリーに深みが出ましたね
怖さはそのまま!
その後1987年にはOVAとしてアニメ化、1991年にノベライズ、1996年にはテレビドラマ化もされています
人間が豹に変身する設定、少女漫画ならではの美麗なビジュアル、そして主人公でさえ死とと隣り合わせのシビアな展開に引き込まれること間違いなしです
ではあらすじ紹介していきましょう!
おなしゃす
ストーリーは前半が倫子編、後半が倫子の娘の麻衣編に分かれています
まずは倫子編から行きましょう
主人公は尾崎倫子
初出は普通の高校生です
2年前に母が他界してからは尾崎家の家事を担うお母さん代わりとして奮闘中
家族構成は父と妹の3人暮らし
いい子だな
後々ホラー展開がわかっているからかこの平和さが逆に怖い
そうだね
そのギャップを演出する為の幸せな家庭なんだろうけどね~、やるせなくなってしまう
そんな倫子が最近気になるのは左腕にあるアザが大きくなってきている事と食べ物の嗜好が変わってきたこと
最近油ものきついよね・・グフッ⁉
ジジイか
違うよ、肉の調理が知らないうちにレアを通り過ぎて生になってしまう
更に血まで美味しく感じてしまうんだ
日本酒があう・・・グフッ⁉
ジジイか。ユッケじゃねーよ
まあこのフリからわかる通り倫子は徐々に豹化が進んでいたんだね
その秘密はさておいて倫子には幼馴染で2コ年上の彼氏がいました
水島慎也は言うまでもなくイケメンな上に学校の番長連中ににらまれている存在でした
(彼氏か番長か・・どっちを突っ込もうか・・)
ある日、慎也を目の敵にする番長連中はターゲットを倫子にして襲おうとする
セコッ
でも襲われた危機感で倫子の中にある豹への変身能力が覚醒してしまう
倫子が気を失っているうちに3人は死亡
まだ自分が豹に変身することを知らない倫子はただただ恐怖におののくばかり
わかるわかる
泥酔の翌日は何したか覚えてな・・グフッ⁉
だからジジイか
でも実は番長連中を後ろから唆した人物がいたんだ
その人とは倫子が通う学校の生物教師・曽根原
彼女は今でこそいち高校の教師なんだけど、彼女の父親は獣に変身する人間の研究をして変人扱いされ学会を追い出された人物だった
その父の名誉を回復するべく倫子が変身人間と知り捉えようとするんだ
ヤバい科学者の登場だな
そこから倫子の人生は一変してしまう
曽根原に命を狙われ続けながら妹を殺され学校には行けなくなり、身体は変身人間としてどんどん変化していく
精神的にギリギリの状態だった彼女を助けてくれたのは恋人である慎也とジャーナリストの小田切貢だった
小田切は黒豹に変身できる変身人間で唯一の同種である倫子に自分と一緒になることを勧めてくる
ちょっと特殊な三角関係だな
そう
尾崎倫子としての幸せは慎也といることにあったが、変身人間としては同じ能力の小田切といる方が正解だった
そんな彼女に悩む間すら与えてくれない曽根原は更なる罠を仕掛けてくる・・・
続きが気になる・・・グフッ‼??
ごめん誤爆
オイ!
悲しい結末の末に生き延びた慎也が倫子の子供である麻衣を引き取った所から物語は続き「麻衣編」へと入って行く
フム
引き取るって事は麻衣は慎也と倫子の子供じゃないんだ
そう
詳しい事は省くけど麻衣は倫子と小田切の間に出来た子供で変身人間としては純血種に当たる
変身人間であることを伏せたまま平和に育ててきた慎也だったけど、ある事をきっかけにそれが露見してまたしても危ない生活に引き込まれてしまう
短い平和だったな
15年は過ごせたけどね
麻衣は高階暁生という男に付きまとわれ自分の出自や不思議な能力の事を知りたくなって逆に彼を調べだす
でもそれ自体が暁生の作戦通りで彼の一族が運営する東日本重工の工場に誘い込まれ囚われてしまう
いきなり勇み足でピンチだな
活発な15歳だからね
後先考えない結果だけど、麻衣を追いかけてきた慎也も捕まりそこで変身人間の一族が長年組織を形成していることを知る
そんなにたくさんいるんだ
実際は血を受け継いでいるだけで変身できるのは暁生だけ
その暁生はかつて倫子と関係があった小田切貢のいとこだったんだ
ここで豹に変身出来る一族の事を聞いた麻衣はピンチになったことで自分の能力を覚醒させていく
純血種の麻衣は変身だけじゃなく周囲の生物を操ったり衝撃波を出すこともできたんだ
さすが純血種
でもその力が露見したせいで一族に狙われるんだけど、その後ろで糸を引いていたのは15年前に倫子と共に行方不明になった曽根原だった
因縁再び
これは決着つくまで終われないやつだな
曽根原が生きていた事で麻衣はひとつの考えに思い至る
「もしかして倫子も生きているのではないか」という説に
その情報をちらつかせては麻衣をおびき寄せようとする曽根原、それに挑む麻衣
組織に利用されていたと気づき麻衣についた暁生
変身人間をめぐる3人の因縁の鎖は決着へ向けて収束していく
時を越えて謎まで出てきて複雑になるな
しかも変身人間にはもう一つの重大な問題があった
それは短命種ということ
え?じゃあ倫子は・・・
でも同じ姿をした人間が何度も姿を現せばもしかしてって思うよね
さあ彼女は本物の倫子なのか?
気になるな~
種としての長年の決着、慎也と倫子の15年を挟んだ愛の行方、曽根原との因縁、そして麻衣と暁生の新しい愛・・・この結末が知りたい人は是非読んでみて下さいね
正直、篠原先生の作風は今も大きく変わらないので知ってる人は読みやすいと思いますよ
ではまた次回の作品でお会いしましょう
バイバーイ
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