日本最高峰の陰陽師・皇昴流が東京に潜む闇に迫る!
作品紹介
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのはCLAMP先生の『東京BABYLON』です
パチパチパチ(拍手)
この作品は1991年から1994年に刊行されサウスやウイングスで連載されていた作品です
ジャンルは陰陽師をベースにしたサスペンスで当時の社会問題なんかも多数取り込んだ意欲作となっています
社会問題・・・制作会社のデザイ・・・
ストーーーーーップ!!
それは社会問題じゃなくて会社の問題!
2021年にはアニメ化プロジェクトも進んでいましたが制作会社が・・・でちょっと延期になってますね。ハイ
では気を取り直して本編紹介行きましょう!
おなしゃす!
舞台は1990年台の東京
主人公は日本陰陽師界のトップに立つ皇家当主・皇昴流16歳
この年で陰陽師のトップって凄いな
一般の除霊はモチロン、政府御用達の皇家のトップだからね
そしてその双子の姉・北斗と仲良しの獣医師・桜塚星史郎
・・・獣医師?
なんと25歳の若さで東京で開業医してるんだよ!というのは表の顔で彼も陰陽師の家系なんだ
なんだ
昴流と同業者か
うん。でも彼の専門は暗殺だけどね
日本最強の暗殺集団・桜塚護の跡取り
ヒイィィ!何気に恐ろしい人じゃん
でも普段は黒髪メガネに長身でニコニコしているイケメン好青年なんだけどね
ギャップが怖い
そこがこの作品の肝なんですよ
真面目で仕事に真摯な昴流、何事も楽しまなければ損という北都、いつもニコニコ裏ではコロコロ(殺殺)の星史郎のハートフルコメディです
ってコメディじゃないでしょ!
おすすめPoint① 素直な弟、おちゃらけの姉、腹黒な友人が織りなす人間ドラマ
日本最高峰の陰陽師にしてピュアな16才の昴流くん
その行動原理に私心はなく相手の為を思いやって常に動いています
そんな彼をおふざけ120%で支えてくれるのが双子の姉・北都
リアル描写の作品で1人だけいつも奇抜な衣装で登場して昴流や絵面を明るくしてくれます
でもそのふざけた雰囲気の中で実はしっかり者の側面を持ちかわいい昴流を惑わす者がいないか目を光らせています
怖いな
その最たる者が星史郎なんですが基本は昴流に好意を持ってくれている星史郎を全力応援しています
なんせ親(作者)は女性5人組
BLなんざダース単位で受け入れてくれます(未確認)
でも星史郎が時折見せる闇の顔に対してはキッチリ釘を刺します
おイタしたら○すよ~って
更に怖いわ
で、その星史郎は過去に昴流に会った事がありその時に彼とある約束をしています
昴流はそれを覚えていませんが星史郎はちょくちょく匂わせにくるんですよね
その結果次第では昴流くんに悪いことが起こっちゃうぞ~って感じで
そんな可愛くないよな。絶対
そんな事はつゆ知らず北都と星史郎が大好きな昴流と水面下でバチバチの2人のやり取りが見所です
昴流が幸せになりますように
おすすめPoint② 当時の世相を存分に反映したドラマ
連載当時は1991年
まだ世の中はバブル真っ最中ですが進歩していく世界の中で人の心の闇は確実に増幅されていきます
そんな当時の心の闇を時代や流行に乗せて上手く表現しているのがこの作品です
テーマそのものは風刺的で懐かしいものも多々ありますが、闇の本質は30年経った今でもあまり変わらないのではないでしょうか?
どんなテーマがあるんだい?
主なテーマとして取り上げられたのは芸能界の闇やレイプなど性的な犯罪の問題、不法就労者、当時通信手段として流行だったダイヤルQ2、自己啓発系の新興宗教、高齢者問題、人工透析のドナー問題などが取り上げられました
かなりヘビーなテーマもたくさん含まれてるな
特にダイヤルQ2にハマって現実と妄想の区別がなくなってしまった女子高生やいつまでも順番が回ってこないドナーの話なんかは現在でも解決されているとは言い難い問題も入っていて当時から世の中の問題にしっかりとフォーカスしていたんだなと思いますよね
テーマである陰陽師も世の闇とは切れないものだもんね
おすすめPoint③ 物語は「X」へ続いていく
この作品は全7巻ですがその中では完結しません
未完って事?
ストーリーは一段落してるんだけど決着はついてなくてそのまま別タイトルの「X」に引き継がれていきます
そこではもう少し大人になった昴流と更に闇深さの増した星史郎が他の仲間と戦いを繰り広げます
「X」はそれ以外の作品のキャラも集まるCLAMP初期作品の集大成の作品だよね
ちょっと当時の世の中との兼ね合いで未完作になってるけどCLAMPファンなら是非見てほしい作品だね
レビューしないの?
やるよ!いつか・・きっと・・・多分・・ぎなぎな・・・
怪しいな
まぁその予定ではありますので気長にお待ちください
では次の作品でお会いしましょう!
バイバーイ
Luck’opedia
主な登場キャラ
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