よろしくメカドック 全12巻(次原隆二・1982-1985)【Luck’o書庫 No.037】あらすじ・ネタバレあり

よろしくメカドック01 職業・ビジネス

チューンナップしたエンジンが吼える!熱狂のロードレースが人気を博したジャンプ黄金期の車漫画の代表作!

作品紹介

luck’o
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こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです

蔵シカ
蔵シカ

こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす

luck’o
luck’o

では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは次原隆二先生よろしくメカドックです

よろしくメカドック01
蔵シカ
蔵シカ

ジャンプ黄金期の名作ですな

luck’o
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バトルがメインだった週刊少年ジャンプで自動車のチューニングをテーマに2年半連載を勝ち取り、なおかつアニメ化までした次原先生の力作です

蔵シカ
蔵シカ

車のチューニングってジャンプの読者層では珍しいよね

luck’o
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車に特化しても殆ど成功した例はないんじゃないかな
ジャンプ読者にとってチューニングは人差し指刺して「ん~間違ったかな?」ってやつだからね

蔵シカ
蔵シカ

アミバだけだよ
しかも違法改造

luck’o
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それにしても未成年がメインの読者層でしっかり車の事を説明しながら人気を勝ち取ったっていうのは凄いよね
今読み返してもゴリゴリにエンジンの説明とか入ってて難しそうに見えるからね

蔵シカ
蔵シカ

でもレースって要素も含めてスポーツカーは少年の憧れだからね

luck’o
luck’o

確かに
では内容紹介やっていきましょう!

蔵シカ
蔵シカ

おなしゃす

よろしくメカドック02
luck’o
luck’o

舞台は東京にある小さなチューニングショップ「メカドック」
メカニカルドクターと称し車のチューニングを専門にしたショップで働く3人の従業員が主人公です

蔵シカ
蔵シカ

当時はこんなお店が沢山あったのかな

luck’o
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まずはチューニング担当の風見潤
3度の飯よりチューニングが好きでお客さんの注文を大幅に超えて手を加えクレームを作ることも数知れず
お陰で店はタダ働きの赤字だらけ

蔵シカ
蔵シカ

かなりクレイジーな主人公だな

luck’o
luck’o

でもチューニングの腕は超一流でなんでこんな場末のショップで働いているのか不思議なくらい
更にドライビングテクニックも一流でそのお陰で中盤からのレース展開では名だたるチューナーと肩を並べる活躍を見せます

蔵シカ
蔵シカ

いじるの好きなら運転も好きなんだろうね

luck’o
luck’o

そして経理担当の中村一路
専ら金勘定担当だけどいつも赤字で頭を抱えています
人手が足りない時には整備も手伝いますが大した知識はありません

蔵シカ
蔵シカ

裏方も大事だよ

luck’o
luck’o

残りの1人は板金塗装担当の野呂清
気は優しくて力持ちを地で行くタイプだけど、大一番でのチョンボ担当でもあります

蔵シカ
蔵シカ

なにその扱い

luck’o
luck’o

レースでレインタイヤ忘れたり、耐久レースで足回りの部品忘れたりそこそこヤバいミスをよくします

蔵シカ
蔵シカ

良い人そうだから許す!

luck’o
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そんな3人の仕事の日常を描いたのが本作品です
中盤からはレース要素も多分に加わり男の子が胸アツな展開も増えてきます
大まかに分けてメインキャラが登場する導入パートと「キャノンボールレース編」「全日本ゼロヨングランプリ編」「東日本サーキットグランプリ編」「三戸コンツェルン編(マイレッジレース・NEOレース)」に分かれます

蔵シカ
蔵シカ

やっぱりレースはいいよね!

よろしくメカドック04
luck’o
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日常編を彩るキャラクターとしては暴走族の松桐坊主や女暴(スケボウ)小町、交通課巡視員の早坂優、カーショップ美酒蘭の南条久子などが入れ替わり立ち代わりで問題を起こします

蔵シカ
蔵シカ

日常にいらなくね?

luck’o
luck’o

いやいや彼らが問題を起こすからこそメカドックのチューニングが光る訳だよ

蔵シカ
蔵シカ

なるほど、必要悪か(笑)

luck’o
luck’o

その活躍が評価された事でキャノンボール・トライアルに出場できたんだし

蔵シカ
蔵シカ

キャノンボールって何?

luck’o
luck’o

公道を使ったレースで目的地に早く着いた者勝ちのスピードレースなんだ
作中では九十九里浜から江の島までの140キロを雑誌社が主催で開催するんだけど、勿論非公式だから警察が阻止しようとするんだよね

蔵シカ
蔵シカ

日本では不向きな大会っぽいけど

luck’o
luck’o

その当時はまだ連絡手段も情報も少ないから上手く出来たんじゃないかな
今やったら完全アウトだけどね

蔵シカ
蔵シカ

良くも悪くも緩い時代だったんだね

よろしくメカドック06
luck’o
luck’o

そこで出会ったのが作中で何度もバトルを繰り返すライバル那智渡とナベさんだね


那智はチューンドショップ「チャンプ」のオーナーで主にRX-7などのロータリーエンジンを専門としている
高飛車でプライドの高いタイプだけど筋は通す男気も持ち合わせていたゼロヨングランプリでメカドックに負けた際にはチャンプを辞めてメカドックに入ったんだ

蔵シカ
蔵シカ

カッコいいな。男前

luck’o
luck’o

もう1人のナベさんはチューニングの神様と呼ばれる人物で主にフェアレディZのチューニングを専門としているんだ
いつも物腰柔らかでケンカ腰で噛みついてくる那智をサラッといなしていたね

蔵シカ
蔵シカ

大人対応

luck’o
luck’o

でも勝負に賭ける情熱は人一倍でいつも風見と激しいレースを繰り広げていたんだ
風見も雲の上の存在とも言えるナベさんと飛ぶ鳥を落とす勢いの若手チューナーの那智と戦う事で加速度的に実力を伸ばしていったんだね

蔵シカ
蔵シカ

本番が一番の経験だね

luck’o
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その後、兵藤千里率いる夢幻が開催する全日本ゼロヨングランプリでメカドックは並み居る強豪を倒して優勝し、先に話した通り那智をメンバーに加え富士、鈴鹿、筑波と公道を貸し切りで行う東日本サーキットグランプリに出場する

蔵シカ
蔵シカ

公道貸し切りって凄い大会だな

luck’o
luck’o

夢幻に不可能はない!by兵藤

蔵シカ
蔵シカ

男前&太っ腹!

よろしくメカドック08
luck’o
luck’o

そこで注目されたのは夢幻が誇るセラミックエンジン18歳の五十嵐が開発したフルコンピュータ制御のマシン・ボブキャット
そして引退を撤回して夢幻からエントリーしたナベさんの存在だった
ナベさんは自身の白内障を押してまで若い世代と最後の戦いに臨んできたんだ

蔵シカ
蔵シカ

不退転の決意を感じるな

luck’o
luck’o

最後は目が見えなくなってしまうんだけど、なんとナベさんは目をつぶってサーキットを走行する

蔵シカ
蔵シカ

神業!!

luck’o
luck’o

3回の大きなレースで結果を残したメカドックにその原動力となった風見にフェラーリから研究生としてのオファーが届くんだけど、風見はメカドックで働きながら国産F1マシンを制作する夢を追いかけてフィナーレとなるんだ

蔵シカ
蔵シカ

浪漫があるね

よろしくメカドック10
luck’o
luck’o

でも現実的には車の漫画で人気をキープするのは難しかったらしく、アニメ化の勢いを借りても2年強が精いっぱいだったみたいだね

蔵シカ
蔵シカ

いきなり辛い現実に引き戻すな!

luck’o
luck’o

その後の次原先生の連載を見てもそれがわかるよね

 ロードランナー」(バイク)全3巻

 特別交通機動隊 スーパーパトロール」(車・バイク)全2巻

 「隼人18番勝負」(ゴルフ)全2巻

 ドン・ボルカン-聖なる男の伝説-」(野球)全2巻

その後、活躍の場をコミックバンチに移してレストアガレージ251 車屋夢次郎」で全33巻のロングヒットを出すんだけどね

蔵シカ
蔵シカ

1本ヒットを出してもジャンプで連載し続けるって大変なんだな

luck’o
luck’o

今青年誌でメカドック連載したら人気出そうだけどね
今回はジャンプの歴史でも異色とも言えるカーチューン漫画を紹介しました
ではまた次の作品でお会いしましょう

蔵シカ
蔵シカ

バイバーイ

よろしくメカドック12

Luck’opedia

主な登場キャラ

人物FILE

001:風見潤(かざみ じゅん)
 メカドックのエンジン担当

002:中村一路(なかむら いちろ)
 メカドックの経理担当

003:野呂清(のろ きよし)
 メカドックの板金・塗装担当

004:松木千秋(まつき ちあき)
 暴走族・松桐坊主のリーダー

005:桐島桐人(きりしま きりと)
 暴走族・松桐坊主のメンバー

006:月成彦六(つきなり ひころく)
 暴走族・松桐坊主のメンバー

007:小野誠三郎(おの せいざぶろう)
 交通機動隊

008:小野麗子(おの れいこ)
 小野の娘で二つ名は女暴小町(スケぼうこまち)、愛車はトヨタSPORTS800

009~010:神崎周治(かんざき しゅうじ)、しのぶ
 メカドックの近くで喫茶店を経営、のちにバスを改装した喫茶店に移る

011:早坂優(はやさか ゆう)
 交通課の巡視員

012:三掘隆志(みつほり たかし)
 キャノンボール・トライアルの主催者、モータージャンプ編集長

013:東條誠(とうじょう まこと)
 ハイギヤード所属

014~016:二階堂(にかいどう)、藤重(ふじしげ)、村上(むらかみ)
 チームGT-R所属ドライバー

017:那智渡(なち わたる)
 チャンプのオーナー、愛車はサバンナRX-7

018:渡辺俊光(わたなべ としみつ)
 レーシングワタナベのオーナー、愛車はフェアレディZ、チューニングの神様

019:那智徹(なち とおる)
 渡の弟、高速機動隊で勤務

020:南条久子(なんじょう ひさこ)
 カーショップ美酒蘭のオーナー

021:露崎武士(つゆざき たけし)
 北の大御所、スピードショップ紫電改オーナー

022:志賀俊也(しが としや)
 仙台のレースチューナー、マッド所属

023:白鳥充(しらとり みつる)
 ロードスター所属、スカGチューンでは随一

024:兵藤千里(ひょうどう ちさと)
 夢幻アウトバーンのチューナー

025~027:宇佐美誠(うさみ まこと)、清水勇二(しみず ゆうじ)、長沢和也(ながさわ かずや)
 プロト・レーシング、シルエット・マシンを中心に制作

028:五十嵐充(いがらし みつる)
 夢幻所属18歳の天才ドライバー

029:小早川卓(こばやかわ たく)
 元日産専属テストドライバー

030:山崎裕之(やまざき ひろし)
 三戸コンツェルンの社員

031:三戸光国(みと みつくに)
 三戸コンツェルンの会長

主な登場車両

車両FILE

(説明や型式が出ているものの一部です)
トヨタセリカ1600GTV
トヨタSPORTS800
三菱スタリオン2000ターボGSRⅢ
ホンダシティ・シティターボ
シボレー・コルベット・スティングレイ
セルボ
シャンテ・ロータリー・ターボ
スカイラインRS
スカイライン2000HT
フェアレディZ2000
サバンナRX-7
セリカXX
パルサーEXA
いすゞピアッツァ
スカイラインGT-R
フェアレディ280Z
セリ
LBターボシルエット
ニッサンシルビアHT2000ZSE-X
スバル360
ホンダバラードCR-X
ルノー5ターボ
ニュー・フェアレディZ
シティターボⅡブルドッグ
トヨタ2000GT
フェラーリ308GTB
ポルシェシルエット
スカイラインシルエット
シルビアシルエット
夢幻ペガサス
夢幻オリジナル ワタナベ・スーパー・スピリット
夢幻ボブキャット
MR-2
ホンダS800

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