巨大な音叉を振りかざして戦うド迫力の音響バトルアクション!
こんにちは ラックブックス メインMCのLuck’oです
こんにちは アシスタント兼データ係兼リアクション担当の蔵シカでーす
作品紹介
では漫画紹介やっていきましょう
今回紹介するのは松本嵩春先生の『トゥーハーツ』です
おや、美少女ものって珍しい
ん??
ん?・・・「To Heart」でしょ?
ああ・・そっちじゃなくて「音叉」の方の「2HEARTS」
音叉の方ってどっちの方!!??
この作品は「アガルタ」の作者・松本嵩春先生の初期連載作品で少年キャプテンに連載されていました
「アガルタ」は2021年に完全版が出た奴だね
そう
美麗なキャラクターとちょっと変わった切り口で読者を魅了する松本先生らしさが伺える作品となっております
では紹介にいってみましょう!
おなしゃす
この作品のジャンルはバトルアクションです
ちょっと設定が変わっていてこの世界を語るキーワードとして律(キイ)と呼ばれるものがあります
キイ?
律(キイ)とは生体に流れる波長エネルギーで人体は勿論、果ては地球にまで律(キイ)は影響を及ぼしています
律(キイ)が乱れると体調不良から大災害まで起こしてしまい、それを操作する「操律師(キイマスター)」なる人物が時代の影に存在していました
なるほど
その律(キイ)が鍵となる訳だ
そうそう
そして操律師の上には三賢者と呼ばれる存在がいて彼らは永遠に近い命をもって地球の律(キイ)の歴史を見守ってきました
ある意味神様みたいなもんだな
3000年以上前に大変災(カタストロフィ)という律(キイ)の乱れによる天変地異が起こり人類は滅びかけました
その時に大変災に関与した2人の賢者は死に最後に残ったティム・バーンは世を忍ぶ仮の姿を持って人間社会で生きてきました
そして物語は現代に移りスタートします
パチパチパチ
物語の舞台は連載当時の1993年頃
主人公は何の変哲もない女子高生・榊絢乎
特技は物体を振動させ共振エネルギーを発生させる事
変哲あるぞ
なんだその拳法の達人みたいな技は
この絢乎、実は死んだ三賢者の1人ジョン・ゾーンの末裔なんだ
だから本人の知らないうちに操律師としての資質を備えていた
それを見つけたティム・バーンは彼女を覚醒させようと封印された魔剣・絶対音叉ZAAR(アブソリュート・ツゥアール)の元へと導いていく
ちなみにティム・バーンは何してる人なの?
非常勤教師
公務員!?以外に安定職!
そして絢乎はZAARとの邂逅を果たし操律師としての能力に目覚めるんだけど操律師の始祖と同等の実力を現代の操律師組織が放って置くわけもなく彼女は争いに巻き込まれていくんだ
ちなみにZAARってどんな剣なの?
でっかい音叉(2m近い)
ズコーーーッ
軒下に置けば物干し竿にもなる優れもの!一家に一本!
使い方間違ってるよ!
ストーリーは序盤では絢乎とZAARの絡みがメインで、中盤からは立原兄弟が復活させた音叉「AMANDLA(アマンドラ)」との戦い
後半では操律師組織の〝律を司る者達(ヘキサゴン)〟が登場し、地球上の律を支える超弩級音叉「MERCRIUS(メルクリウス)」を巡る戦いへと展開していく
終盤では3000年前に起こった大変災の話から三賢者の力を持つ絢乎に地球の命運を委ねる事になる
なかなか壮大なストーリーだな
ZAARは自分の意思を持っていて会話も出来るし、振るえば操律師の力を大きく増幅してくれる
ここまで強力なのではないにしろ操律師はそれぞれ自分の音叉を持って戦うんだよね
それはカッコいいな
少年たちが好きそうなやつだ
残念ながら強力な魔剣はZAARとAMANDLAしか出てこないんだけどね
なんで?
んーー打ち切り・・・かな?最後巻いてる感じだったし
あちゃー
ベースは現代での異能力バトルなんだけど音叉とか操律師や律などが複雑で設定だけでちょっとお腹が膨れちゃうんだよね
キャラクターは絢乎やティム・バーンとかコミカルな一面やギャグ展開も結構あってテンポは良かったんだけどね~
その辺の匙加減って難しいからね
そのまま行ってればもっと沢山操律師が出てきて世界中の独特な音叉とか出てきたりしたかもね
王道バトルだな
結局バトルは絢乎&ZAAR vs タカシ&AMANDLAの一戦だけだったし
後半に出て来た〝律を司る者達(ヘキサゴン)〟も噛ませ犬にもならなかったからね
でも突然降って湧いた自分の能力が世界を左右するって展開は王道であり少年の冒険心をくすぐれそうな感じだっただけにちょっと残念だったね
そういう独特な世界観が「アガルタ」にも引き継がれてるんじゃないの
そうだね。間違いない
でも「アガルタ」も休載続いて尻切れで終わったけどね(笑)
(笑)じゃねーよ!
後半のMERCRIUSの登場やAMANDLAが暴走するシーンとか見どころも多かったし、連載初期とは思えない程画力もしっかりしていたし個人的にはもう一回見てみたい作品でした
・・・でも確かに説明聞いてると特殊な用語が多い作品だね
でしょ
そこはちょっと好き嫌い別れるかも知れない
という訳で今回はこれで終了です
ではまた次の作品でお会いしましょう
バイバーイ
コメント