雨夜の月(くずしろ)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

雨夜の月03 ヒューマンドラマ
luck’o
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

ひねくれものですので超メジャー作を読んでなかったり、「?」な作品を紹介したりしますがそこはご容赦くださいませwww

カテゴリは大きく分けて「連載中」「完結」「クラシック(主に2000年より前)」に分かれます
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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 雨夜の月 
【作者】
くずしろ
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜3巻
【掲載誌】
コミックDAYS

最新刊・3巻(2022/9/20発売)

奏音と映画を見に行った帰りに咲希は路上でチラシ配りをしていた女性から強引なカットモデルの勧誘を受けます



その女性「高倉明(たかくら あきら)」に髪を切ってもらいに行った咲希は、世間話のつもりで女子高を選んだ理由が「めんどくさい恋愛沙汰がないから」と話します

でも明は女子高にも「めんどくさい恋愛沙汰」はあると彼女の「友人」の話をしてくれました



明が強引に咲希を引き留めた理由はその「友人」と姿が重なったからだったそうです

別れ際に明は自分の中の「友人」に語るように言います

「成就した恋だけが正しい訳でもない」



オーケストラ指揮者である奏音の父「大鳴(ひろなり)」が日本に帰って来てコンサート拓く事になり咲希は凛音から1日奏音を泊めて欲しいと頼まれます

奏音はコンサートに行かないのが基本路線なのですが、彼女を1人家に置いて行くのは家族総出での懸念事項だそうです

結果、奏音がお泊りに来て興奮が収まる暇がない咲希は好きメーターがグングン上がっていく自分に頭を抱えていました



咲希は買い物中に奏音の中学時代の友人「綾乃(あやの)」と会い話をする事になります

彼女と奏音の関係が険悪なのは知っていましたが、綾乃の家庭事情もかなり特殊でした

片親で3人の弟妹の面倒を「強制的に」見させられている綾乃は、幼馴染の奏音の耳が聞こえなくなった時自分が守ってあげなければいけないという義務感に駆られます



そして全ての優先順位を奏音に回した結果悲劇が起きます・・・

luck’o
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Story&Review&Character

この作品は障害を持つ女性と出会った主人公が学校生活を通して日常を共有する中で色々な問題に直面しながら友情を育んでいくストーリーです

そこに過去のわだかまりと向かい合ったり友情を越えた愛情を意識し始め悩んだりします



ちなみに辞書では

あまよ‐の‐つき【雨夜の月】

雨雲に隠れた月。想像するだけで目には見えないもののたとえ

だそうです



主人公は「金田一咲希(きんだいち さき)」高校1年生

・・・じっちゃんは違う人です(当たり前)

特筆する技能もないごく普通の女子高に通う高校生です



そんな咲希はある夜、偶然会った美女に目と心を奪われてしまいます

そして偶然は2度訪ました

同じクラスの隣の席に座ったのはあの夜に出会った美しい女性でした

しかし心なしか彼女の雰囲気はあの夜と違う感じがします・・・



そんな咲希の考えを他所に担任の「関口聡子(せきぐち さとこ)」先生が彼女の横に立ちある説明をします

「及川さんは実は耳が不自由です」



その説明に乗じて彼女・「及川奏音(おいかわ かのん)」は自身への関りを強烈に拒絶する発言をして壁を作ってしまいます

それでも咲希は興味が先立ち奏音に話しかけますが、「聞こえる人は聞こえる人と仲良くなってください」と言われショックを受けます

他者を拒絶する奏音に心無いクラスメイトは悪口を言いながら咲希に歩み寄ってきますが、咲希はそれを素直に受け入れる気持ちにはどうしてもなれませんでした



障害者に寄り添いたい訳じゃない

障害者だから興味がある訳じゃない

「金田一咲希」「及川奏音」に興味があるのだ



それを譲らなかった咲希は少しだけ奏音の世界に立ち入ることが出来ました

「及川さんは耳が悪いけど 私は頭が悪いみたい」



こうして咲希と奏音の特別な関係が始まって行きます

咲希はとても素直でいい子です

でも彼女は女性に恋愛感情を持っており、それを後ろめたく思いるせいでちょっと内向的だったりネガティブな面もあります



咲希は想いを寄せていたピアノの先生が結婚を機に辞めてしまうショックを引きずったまま、新しい教室へ通い始めます

・・・ん?「及川」??

そう!新しい教室は奏音の母親が運営していました

これがまた鬼指導で邪な理由(汗)で通っていた咲希は基本のキも出来ておらずめっちゃ怒られます

でもこのお陰で奏音との距離感が更に縮まり彼女から部屋の「合鍵」を貰う事になります



咲希と仲良くなっても奏音にとって学校は決して優しい居場所ではありません

その為、お弁当はいつも1人で食べる場所を探していましたがそれを現国教師の「三浦(みうら)」に見咎められてしまいます

注意・・ではなく文芸部の部室を提供された奏音

どうやら三浦先生もぼっち気質らしく奏音にシンパシーを感じたみたいです(笑)



しかも三浦先生は「平等」「公平」をきちんと分けて考え生徒に落とし込んでくれる人でした

耳が聞こえない生徒がいるから「聲の形」を読む関口先生とは大違いです

これをきっかけに奏音は文芸部に入部します



教室では「田辺(たなべ)・村中(むらなか)」の2人が純粋に咲希達に興味を持ち友達関係を築きます

奏音との関係が順調な咲希でしたが彼女の妹「凛音(りんね)」と会って強烈なショックを受けます

まず姉の前とそれ以外での二面性が凄い!!

姉に近付く人間は全て偽善者だと断定し排除しようと積極的に行動してきます



あまりの塩対応に咲希の心が折れそうになりますが、奏音側の強力なフォローもあって何とか受け入れてもらう事が出来ました(超渋々ですが)

luck’o
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