雨夜の月(くずしろ)【漫画あらすじ紹介とネタバレビュー】

雨夜の月02ヒューマンドラマ

聞こえない彼女に聞いて欲しいほの私の本当の気持ち・・耳の不自由な友達の日常を共有する事で生まれる友情と愛情・・ガールミーツガールの友情・恋愛を描く学園ドラマ

luck’o
luck’o

こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書2500冊以上、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが超有名作品から知る人ぞ知るニッチな作品まで出し惜しみなくレビューします

ぜひ気になった作品はチェックしてみて下さい

皆さんの漫画ライフを広げる一助になれば幸いです

※ご注意
ネタバレボタンはネタバレを含みます
ご自身の判断でご利用いただくようお願いします

皆さんのオススメも随時募集中です
問い合わせフォームから未知の良作を教えて下さいね

作品情報

【タイトル】
 雨夜の月 
【作者】
くずしろ
作者のTwitter
【掲載誌】
 コミックDAYS 
【ジャンル】
百合・学園
【巻数】
1~2巻

オススメポイント

  • とてもキャラクターの表情が豊かで心理描写が秀逸
  • ハンディキャップや女性への恋心などマイノリティ視点のストーリー構成
  • 友情と愛情で揺れ動く咲希が超カワイイ(個人的見解)

ストーリー紹介

高校入学を控えたある夜

金田一咲希は偶然出会った美女に目と心を奪われてしまう

そして偶然は2度訪れる

同じクラスの隣の席に座ったのはあの夜に出会った美しい女性だった

しかし心なしか彼女の雰囲気はあの夜と違っていた

そんな咲希の考えを他所に担任の関口が彼女の横に立ち不躾に新しいクラスメイト達に説明する

「及川さんは実は耳が不自由です」

その説明に乗じて彼女・及川奏音は自身への関りを強烈に拒絶する発言を行い他者を拒絶していた

それでも咲希は興味が先立ち奏音に話しかけるが、「聞こえる人は聞こえる人と仲良くなってください」と言われショックを受ける

他者を拒絶する奏音に心無いクラスメイトは悪口を言いながら咲希に歩み寄ってくるが、咲希はそれを素直に受け入れる気持ちにはどうしてもなれなかった

障害者に寄り添いたい訳じゃない

障害者だから興味がある訳じゃない

「金田一咲希」が「及川奏音」に興味があるのだ

それを譲らなかった咲希は少しだけ奏音の世界に立ち入ることが出来た

「及川さんは耳が悪いけど 私は頭が悪いみたい」

1巻(2021/10/20)

収録

第1話 奏音と咲希
第2話 鍵
第3話 聖域
第4話 願い

内容紹介

咲希 夜道で奏音に出会う

    ピアノ教室の先生(女)が結婚すると知りショックを受ける

  ↓

咲希 高校入学式で奏音が同じクラスと知る

 奏音は耳が不自由だと説明を受ける

 奏音 健常者の咲希を遠ざけるが食い下がる咲希に折れる

  ↓

咲希 奏音の母親のピアノ教室に移る

    奏音から部屋の合鍵をもらう

  ↓

奏音 咲希に付き添われて書店に行くが中学時代の知り合いに会い落ち込む

 咲希奏音 手話を勉強する

解説という名のネタバレ

百合・・ですか?ですよね!

前知識なしに読んでるんで確証がないんですが匂わせは色々あったんで間違いないと思います

それと同時に耳の聞こえない同級生とのコミュニケーションのやりとりなど友達との心の通わせ方に興味を持って読んでもらいたい作品です

アドバンテージは関係ないんです

自分が相手に興味があれば納得行くまで話していく

押し付けや自己満足にならないよう気を付けながらも、自分の本心は偽らないように接していく

考えると物凄く難しいですよね

主人公の咲希はその辺に関しては周囲には考える部分はあっても奏音には飾らず積極的に話かけていきます

まっすぐで偽りのない気持ちや言葉に健常者に壁を作っていた奏音も少しずつ心を開いてくれるシーンはとっても胸アツです

自分が体験していない不自由に対して真摯に向き合うというのは普通に難しいことですよね

軽々しくわかったふりをしてもいけないし、腫物に触るようでもいけないし難しい問題ですよね

しかも咲希は明らかに奏音に友達以上の好意を持ってます

ムッツリです(失礼)

でも奏音への気持ちも純粋なものです

しかし奏音も中学時代に友人の純粋な気持ちに甘えすぎて上手く行かなかった苦い経験を持っています

それぞれが自分の心のしこりを乗り越えた時に新しい関係が待っているのでしょうか

2人の紆余曲折を見守りたいと思います

ちなみに辞書では

あまよ‐の‐つき【雨夜の月】

雨雲に隠れた月。想像するだけで目には見えないもののたとえ

だそうです

一言感想

先生の勘違いがヤバすぎる・・問題起こしそうな気がする・・・

luck’o
luck’o

試し読みはこちらから↓↓

2巻(2022/3/18)

昼休みは教室にいたくない奏音はお弁当を食べられる場所を探している最中に現国の三浦先生に声を掛けられる。彼に促されるまま文芸部の部室でお弁当を食べながら授業などで不自由な部分をすり合わせしていく。「平等」ではなく「公平」という奏音への扱いは、彼女を1人の人間として認めてくれているようで嬉しかった。

咲希は奏音の妹を紹介されるが、ニコニコした表情とは裏腹に明らかな敵意を咲希に向けて来るが・・・

収録

第5話 領会
第6話 理解者
第7話 邪魔者
第8話 不平等

内容紹介

奏音 三浦にぼっち仲間扱いを受ける

    昼休みに部室を使う交換条件で文芸部に入る

  ↓

咲希 凛音と初顔合わせ

 凛音に奏音に近付く偽善者扱いされる

  ↓

咲希 奏音の鍵を返そうとするが断られる

 咲希を巡り奏音と凛音がケンカして凛音がいなくなる

 2人で探し回り凛音を発見・仲直り

  ↓

咲希 奏音に誘われて映画を見に行く

 映画館で三浦親娘と鉢合わせる

解説という名のネタバレ

さあ2巻では咲希と奏音にそれぞれ新しい出会いが訪れます

昼食場所を探していた奏音は現国教師・三浦先生に呼び止められます

三浦はぼっち気質で職員室にいたくないらしく文芸部の部室で昼食を取っていて、奏音にはぼっち仲間のシンパシーを感じたようです

それに彼は他の大人と違って耳の不自由に対し無駄な気遣いをすることがありませんでした

その上で周りと「公平」に扱う為に必要な歩み寄りはしてくれる正しい「大人対応」が出来る人でした

プライベートでは妻を早くに亡くし娘1人を男手で育てる苦労人の一面を持っています

周囲の人間に不信感を持っている奏音に取って三浦は心許せる大人になるのでしょうか?

一方で咲希は奏音の妹・凛音と顔を合わせますがこちらはケチョンケチョンです(笑)

とにかく耳の不自由な姉に寄ってくる人間は、自己満足にまみれた偽善者だと思い排除しようと積極的に行動してきます

・・・イヤな積極性だ・・

姉が日常会話出来る為に読唇術の練習相手をずっと続けたり、中学時代に奏音に寄り添っていた綾乃との確執を知っているから姉に傷ついて欲しくない気持ちの裏返しなんでしょうね

あまりの直球攻撃に咲希も心折れそうになりましたが、奏音に助けてもらう事で一応認めてもらえる運びとなりましたが行動次第ではまた揉めそうです

そんなこんなの内にも咲希の奏音への気持ちは友達のラインをどんどん超えて徐々に抑えきれなくなっています

もう完全に恋ですね

このモヤモヤをどう解決していくのか?

・・修羅場が来ない事を願います(多分来るけど)

一言感想

大人な三浦先生と幼稚な関口先生・・同じ教師なのにこのギャップ・・・

luck’o
luck’o

試し読みはこちらから↓↓

主な登場キャラクター

♡金田一咲希
(きんだいち さき)
高1、ピアノを習っているがそれほどの情熱はない

♡及川奏音
(おいかわ かのん)
高1、咲希のクラスメイト、耳が聞こえない

♡及川凛音
(おいかわ りんね)
奏音の妹、姉に近付く人間は容赦なく排除する

♡奏音の母親
ピアノ教室を経営、鬼指導

♡関口聡子
(せきぐち さとこ)
咲希のクラスの担任

♤三浦(みうら)
現国教師、文芸部顧問でぼっち気質、娘がいる

♡田辺(たなべ)・村中(むらなか)
咲希、奏音のクラスメイト

♡綾乃(あやの)
奏音の中学時代の同級生、献身的にサポートしてくれていたが仲違いした

コメント

タイトルとURLをコピーしました