第43回 新川直司「盤上のオリオン」を読む!

盤上のオリオン01 ヒューマンドラマ
luck’o
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)の私が、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは新川直司「盤上のオリオンです

この作品は四月は君の嘘さよなら私のクラマーでお馴染み新川直司先生の最新作です
・・え?ファンタジーの・・・アトワ・・いえ!過去より未来を見ましょう!!
帯にも前作ではなく四月は君の嘘って書いてありますからね!
僕はサッカー漫画やって欲しいんですが頑なに(?)描いてくれないのでこの作品で新しい境地を開いて欲しいと思っています

作品概要

【作品名】
 盤上のオリオン 
【作者】
新川直司
【連載期間】
 2024〜 
【巻数】
既刊1巻
(2024.5現在)
【掲載誌】
週刊少年マガジン

作品紹介

■ジャンル

基本的に「将棋漫画」ですが帯には「将棋×青春×ラブストーリー」と書いてあります
なかなか欲張りですね(笑)

正直最近は藤井聡太氏の活躍もあり将棋への注目度は目覚ましい反面、かなり業界体質が古くサクセスストーリーを描くには気難しい(笑)ジャンルとなっています
しかもサンデーで龍と苺がやっているので「将棋か・・」と思ったのは僕だけではないはずです
もちろん新川先生もそんな事承知の上での挑戦だと思います
見せてもらおうか!クラマーの続編より優先した将棋漫画を!(言いがかり)

■メインキャラクター

「二宮夕飛」(にのみや ゆうひ)」
高1、現役奨励会員で三段、震災で両親を亡くし祖父に引き取られ将棋を始める
目下17連敗でバリバリスランプ中

「茅森月(かやもり つき)」
高3、生徒会副会長、母が経営するバーでアルバイトの傍らギムレット一杯で将棋の対局を請け負っているグレーゾーン「真剣師」
昼は品行方正のJK、夜は将棋の弱い客を罵詈雑言でなじるバーテンダー

「茅森直子(かやもり なおこ)」
月の母、バー「Philip」のバーテンダー

「久慈彼方(くじ かなた)」
弱冠14歳で29連勝を記録した天才棋士、四段

■失意のスタート

夕飛はプロ棋士を目指す奨励会員ですが、将棋の世界に導いてくれた祖父の死を境にスランプに陥り現在17連敗中
彼を慰めようと先輩の「壱岐(いき)」が連れて行ってくれたバーで出会ったのは「ギムレット1杯」を条件に対局をする美人バーテンダー
そんな彼女に瞬殺され非公式ながら18連敗を記録した夕飛
高校の入学式で偶然顔を合わせた生徒会副会長は・・・あのバーテンダー??



傍若無人この上ない年上女性・月と出会った夕飛はバーの常連客との対局をきっかけに将棋の楽しさを思い出して行く・・・
というのが序盤のストーリーです



とにかく月のキャラが濃すぎて良い!
清楚な生徒会副会長からサタンの下僕のような腹黒さまで備えた秀逸なキャラクター
まだ祖父の死を忘れられない繊細な主人公に代わりストーリーを引っ掻き回します(笑)

■ラブストーリーは??

祖父の厚恩に応える為プロ棋士を目指した夕飛が失意の中から再びプロを目指すというのが「将棋」
学校では生徒会員をチェスの駒で呼び合うアタオカ(失礼)な組織に巻き込まれてるのが「青春」
では「ラブストーリー」は?
もちろん夕飛を月の関係を指すのでしょう!実際壱岐は「夕飛は月がタイプ」と言っていたのでそうなって行く可能性が大です
・・・・でも導入を見る限り良くて飼い主とペットがせいぜい(笑)
それくらい恋愛の気配が見当たらないんですが、あまり恋愛要素をいれるとシビアな将棋サクセスストーリーに支障が出そうで心配な気もします



というわけで「盤上のオリオン」の感想は「超面白い!!」でした
続きが気になって仕方がない!
良くも悪くも新川節がしっかり効いた作品となっています(ちょっとキャラのパターンが少ないかなって心配はあります)

luck’o
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