第18回 三浦糀「アオのハコ」を読む!

アオのハコ13 恋愛
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは三浦糀アオのハコです

「糀」って結構身近に聞くものですけど人の名前になると変な感じがしますね(笑)

この作品はジャンプの情報を発信してるチャンネルで「ジャンプで恋愛漫画が始まる」と聞いて興味を持ったのが最初だと思います(本誌は全く読んでないので)

絵柄を見てこれは有りだと思い購入しましたが・・・サラッとした内容なんですがオジサンに青春モノはもう駄目なんでしょうか?(汗)

いや・・面白いんですよ

あとはアニメ化待ちですかね~

作品概要

【作品名】
 アオのハコ 
【作者】
三浦糀
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
既刊13巻
(2023.12現在)
【掲載誌】
週刊少年ジャンプ
【ジャンル】
恋愛・学園

作品紹介

1巻を読む!

舞台は中高一貫のスポーツ強豪校「栄明中学高等学校」
主人公は「猪股大喜(いのまた たいき)」
登場時は中3でバドミントン部に所属のバド馬鹿(笑)



1巻の真ん中くらいまでは大喜の最後の中学生活を描きつつ主要キャラクター紹介になっています
大喜の友人で同じバドミントン部「笠原匡(かさはら きょう)」同じく腐れ縁で新体操部「蝶野雛(ちょうの ひな)」が登場



匡は猪突猛進(名前通り)な大喜と違い冷静に物事を考えるタイプ
雛は全中4位、父が体操選手のサラブレッド
競技者として期待大だけど年相応にあどけない一面も持っていて、大喜とはいつもじゃれあっています



そしてヒロインは1歳年上の「鹿野千夏(かの ちなつ)」
高1でバスケット部内でも主戦力な彼女と大喜の共通点は「頑張り屋さん」
中学の部活を引退後、高校の練習に参加していた大喜は体育館が空くのを待って朝練も行っていました・・・やる気MAXだね~
でもそこには先客の千夏がいて、そんな彼女に「惚れてまったやろ~!!」って展開です(笑)



でも冷静な匡は大喜に突っ込みます
この恋は「シード校vs一回戦敗退校」だと・・
上手い事言いますね



まず二回戦に上がりたい大喜でしたが千夏の母と大喜の母が高校時代の友人という意外な接点で光明を見出した所で彼女の親が海外転勤というとんでもない話を聞かされショック!!
恋愛漫画初の主人公とヒロインが海を挟んだ遠恋・・ではなく、母親繋がりで卒業までの2年間千夏が大喜の家に下宿する事になりました!!
破局(まだ付き合ってないけど)からの一つ屋根の下!!
これ以上の追い風はありませんが、まだお互い恋心より部活に懸ける青春モードがメインです
さてどこから恋愛モードになるのやら・・



千夏は学校では有名人だしかなりの人気者です
そんな人物と一緒に住んでいるとバレたら大喜は学校中の嫌われ者になってしまいます(チーン)
秘密の恋と秘密の生活を抱えた高校生活のはじまりはじまり~



早速大喜を悩ませたのはバドミントン部のエース「針生(はりう)」先輩が千夏先輩を「ちー」と呼び距離感が近い問題でした
2人は付き合っているのか?
そんな大喜をおもしろおかしく茶化す雛はこの関係に絡んでくるのか?
匡はなさそうに見えますがまだ1巻ですからね
どうなるかわかりません

2巻を読む!

まず針生先輩問題は彼に「彼女アリ」という情報で解決しました!
この針生ってキャラは大喜が成長する上で重要になってくるかもしれませんね
顔、学年、バドミントン、女性耐性どれを取っても大喜より上ですから(笑)
超える壁として遜色ありません、その上ドSです(⁉)
というわけでインハイ予選のダブルスでなぜか針生とペアになった大喜はスパルタ地獄に・・喜びます(ドM)
バドミントンではしごいてくれて、千夏が好きだとバレるとイジってくれて、余計な事もしまくってくれて・・・やはり彼といると大喜は伸びる!!



新キャラは下富高校の「岸祥一郎(きし しょういちろう)」
針生と同じ学年でジュニア時代はチームメイトでした
アニメが好きでキャラ被りしている(本人の感想)千夏を狙っています
大喜が対抗心を燃やす動機付けキャラとしては使えますが、どう見ても恋のライバルではないですね(笑)



今回一番驚いたのは匡の大人さですね~
元々大喜とペアキャラという事で落ち着いた雰囲気は出してましたが、千夏を美人と認識しつつ恋愛感情に結び付けない冷静さはとても15歳とは思えません!枯れてる??
それどころか大喜をアシストして千夏先輩との「水族館デート」を設定するなんて・・・優秀!これからも大喜を頼むよ!



そして大喜と千夏の初デート「水族館デート」です!
と言っても2人モチベーションはちょっと違うんですけどね~
いい思い出と取っ掛かりになったのは事実だし良かったです(ウンウン)



締めの山場は雛に同居バレですが、これ自体は大きな問題にならずむしろ雛の奥に眠る何かが触発された感じですね~
ここ荒れるの希望(笑)

3巻を読む!

恋愛一直線・・かと思いきや部活ターンですね
今回はアスリートとしてのキャラ深堀りがされていきます



雛は大喜と千夏の同居、大会前のプレッシャーや周りの期待など精神的な重圧のせいで演技の精度が乱れてしまいます
それに蓋をする形で抑え込もうとして大喜とも距離を置こうとしますがこれが見事に逆効果・・
一度は押しつぶされそうになりますが、大喜とのコミュニケーションを上手く使って全国出場を手にします
個人競技の難しさを感じると共に、褒めるしかしない新体操部の顧問にイラッとしました(笑)



千夏はライバル校のスカウティングで「大したことない」と言われたのを偶然聞いてしまいますが、自分への他人評をサラッと受け流し結果で返そうとするスタンスはチーム競技であっても個人のメンタルをしっかり持ってる千夏の強さが伺えました
そしてインターハイ出場おめでとう!



一見好調に見える針生も新登場した優勝候補校のエースでライバルの佐知川高校「兵藤将太(ひょうどう しょうた)」に後れを取っている気持ちを内面で燃やしていました
エースとして、1人のアスリートとして勝ちに飢える姿は大喜にも良い影響を及ぼすのではないでしょうか?
準優勝ながらインターハイ出場おめでとう!



そして我らが大喜です!
練習の中とはいえ負けず嫌いの針生から1セット取れたり、図らずも自分の存在が雛や千夏のモチベーションを助けたりと1年生ながら自信を積み上げて行きます
「俺いけんじゃね?」・・・からの~
ダブルスは兵藤のペアに敗れ、シングルスでは佐知川の1年「遊佐(ゆさ)」にケチョンにされます
調子よかったはずなのに気が付けば自分だけ予選落ち・・・
これは落ち込むな~
ちょっと卑屈になりかける大喜でした(頑張れ!)

4巻を読む!

絶好調の筈だったのに気が付けば自分だけどん底って惨めですね(泣)
そこに追い打ちの風邪を食らって死に体の大喜(チーン)
女神の如く千夏が看病してくれるとふらついた拍子に2人でベッドに倒れ込むラブコメ約束の展開でしたが、これが結果的に逆効果でした
決して大喜がどさくさに紛れて変な所を触ったりした訳ではありません(笑)



元々千夏と言う女の子は基本男女問わずフレンドリーな性格です
だから誰からも好かれるのですが、針生曰く男女の一線はしっかり引いているとの事・・
大喜への感情も「好意」ではあれそこにまだ「恋愛感情」は薄いのです
なぜか??
バスケファーストだからです!
今は打ち込めるものがあって恋愛に割くリソースはないんですよね~
なのでちょっとした接触で態度が変わった大喜に配慮して距離感を大事にしようと思います
何と言っても居候の身ですからね



・・・・で!大喜はそれをどう取ったか?
「線を引かれた(ガーン)」
一番あかん奴です(笑)
まぁ本人は真剣なので笑ってもいけませんが、こうなると恋愛初心者の大喜は好きな人への距離感が全くわからなくなります



からの~夏休み突入です
相変わらず部活三昧の大喜と千夏でしたが、大喜が迷いを見せているの感じ取った雛はすかさず花火大会に一緒に行こうと誘いをかけます
最初は大喜の恋を見守るスタンスでしたが、自分の3人で唯一自分の気持ちに素直に行動し始めましたね
これぞ青春!良いですね!!
でも肝心の大喜が全く感じ取っておらず花火大会は雛の音頭でグループ行動すると勘違い・・
こいつ・・・鈍いな・・・
ここで再びアシスト王・匡の登場です!
約束をドタキャンして大喜と雛で花火大会に行くようセッティングします
やっぱこの子大人だわ~(感心)



浴衣でおめかしした雛とTシャツ短パンの大喜・・・
お約束の鈍さですが花火大会はこれからです
さぁ何が起こるか?いや、起これ!!

5巻を読む!

この巻も引き続き夏休み&インターハイ編です
久しぶりの新キャラ投入!
針生の彼女「守屋花恋(もりや かれん)」ちゃんです!
チッ!美男美女カップルかよ・・・
芸能活動もしている花恋は小学生の時に針生と出会い腐れ縁の友達関係を続けていましたが、最終的に彼女から告白して付き合い始めました
針生は彼女にそれを言わせてしまった事を不甲斐なく思っていましたが、目標に向かって努力するパートナーと切磋琢磨出来る素敵なカップルだと思います



この花恋ちゃん、実は千夏とも仲良しで彼女と針生から色々な情報を得ており大喜の家に居候している事も把握しています(針生は知らない)
この子結構重要なポジションにいますよね
針生や千夏を同じ目線で後押し出来て、大喜の事も全部知った上でハッパ掛けられるって・・
実際「下心を隠したまま一緒に生活するってキモい」って言われたし(笑)



針生と花恋の馴れ初めにもフォーカスされた回でしたが、理想的なカップルを見て大喜は触発されるのでしょうか??



一方で千夏は大喜と雛が2人で花火大会に来ているのを知りちょっと複雑な心境になってしまいます
でもまだ恋愛感情じゃないな~
友達以上気になる人未満ぐらいかな?
今はインターハイ真っ最中だから一瞬大喜に気持ちが振れてもすぐバスケに戻ってしまうので仲が進展するのは2学期以降でしょうか?



それに先駆け雛は花火大会で距離感を縮めて(?)、インターハイでも全国3位に輝きました
追い風に後押しされてか勢いのまま巻末で告白しちゃいましたよ!!!

6巻を読む!

内容の前に表紙になっている千夏&雛の水着姿が目を引きます
それと異様に幅広な帯が凄い!かなりプッシュしているのが伺えますね~



16歳JKが日常のバランスを壊すリスクを抱えての告白!
大喜はなんと・・・棚上げ!!
いくら雛がすぐに返事をしなくていいと言ったからって・・・マジか⁉
確かに非モテ男子の大喜には幾ら気さくな仲とは言え本来カースト上位に位置する雛からの告白は戸惑いを隠せないでしょう!即答も難しいでしょう!
しかし!
「俺は千夏先輩好きだけどそれでもいい?」
・・・・・・・・・・・・って、良いワケあるかあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
どっちにも愛想尽かされてしまえ!!(願望)



しかもインターハイで敗退した千夏を慰めようとして海岸に出かけると、電車のトラブルで帰れずお泊りイベント発生したにも関わらず何もしないとはどういう事⁉
この優しさが大喜の良さとはいえ雛の立場を考えれば「お前もリスクを犯せよ!」と言いたくもなります(雛寄り)



そして新学期が始まると千夏の祖父が手術する為に母が帰国し暫く猪股家を出て母と暮らす事になります
ここまで近すぎて当たり前だった距離感が離れた事でお互い思う所が出来たのはいい事だと思います
更に文化祭が迫りクラスメイトの大喜と雛が接する回数が増える一方で、雛は千夏にも大喜に告白した事を正直に言います
この雛の前向きさに応えない大喜ってどうよ⁉(雛寄り)



その横で雛と大喜の関係を見守る匡は、告白したまま返事をもらえない雛を心配しますがどうやら彼も好きな人を諦めた経緯があるようなのですが・・・相手誰⁉
でもこの子はいつも冷静に大気や雛を心配してくれるいい子ですよね~

7巻を読む!

文化祭で大喜のクラスの出し物は「白雪姫」
・・・・高校生がやる事か???
でも白雪姫役が雛でかわいいから許す!
雛が大喜を練習に付き合わせてキスで目覚めるシーンをする時に「大喜とキスしたの想像しちゃった」って・・可愛すぎる(雛推し)
人によってはあざといシーンだけど直球勝負の雛に限ってそれはないし、なにげに大喜にダメージ与えたの大きいよね



文化祭前の大一番「vs佐知川高校練習試合」がやってきました
インターハイで負けて以降トラウマレベルで意識していた遊佐とようやくの再戦です
あの試合から下り坂だった大喜にとっては何としてもモノにしたい試合ですね



序盤戦の不安定な試合の中で大喜はこれまでの出来事を整理していきます
千夏の事、雛の事、バドミントンの事・・・
ここまで相手視点中心で語られてきた部分がようやく大喜視点でも語られる事で彼の内面にあるっ見えなかった感情が露わになってきます
これを見れば雛への態度も少し納得が行きますが、千夏先輩ファーストな感じが気に入らない(雛推し)
自分の立ち位置に甘んじていた現状を知った大喜は試合に意識を戻して覚醒したプレーを見せます

久しぶりに登場した遊佐でしたが今回は噛ませの要素が強かったですね
それ以上にこれまで大喜を引っ張る立場だった針生が遊佐に負けたのは何を意味するのでしょうか?
さすがに針生超えとはいかないまでも同じステージに立ったのは大きな成長ではないでしょうか?
この漫画はバドミントンの成功なくして恋愛成就は望めない気がするので是非大喜には頑張って欲しい所です



そして迎えた文化祭当日
遊佐がバドミントンのライバルとして躍進する中、久しぶりに登場した下富高校の岸はただの千夏ストーカーとしての役割を全うします(笑)
そんな岸と大喜を打ちのめしたのは千夏の「メイド姿」でした
・・破壊力高すぎるだろ・・・(しかも見開きで)
この後千夏とライブを見に行く約束をした大喜は水族館、旅館に続く3度目の正直で変化を起こせるのか⁉

8巻を読む!

基本的に恋愛経験値「0」の大喜(決めつけ)にとって恋愛の進歩とは?
今の所一緒にいるだけで満足なのか先に進んで行きません・・・
でもこの文化祭デート(?)は千夏側にちょっと影響あったみたいですね



そこに輪をかけて白雪姫の劇で事件が起こります
王子様役だった女子が怪我をしてしまい急遽大喜が代役に選出!!
・・これは何かあるに決まっている・・
これ見よがしに天井に吊るされたくす玉の打ち合わせをする生徒・・・落ちるな、コレ(笑)
案の定、クライマックスの王子と白雪姫のキスシーンでくす玉が!!!
雛を庇った大喜に当たり勢いそのまま大喜の唇が雛の唇に!!・・・ってドリフか⁉
VARがないのでわかりませんが本人談では当たってないとの事
それを踏まえて劇の後に匡が雛への恋愛感情を問いますが「俺が好きなのは千夏先輩!」・・・それもどうよ、大喜クン・・



この事件が功を奏したかは定かではありませんがここで花恋がいい仕事をします
千夏とのパジャマパーティーで「気になる男の子がいる」という情報を引き出します(グッド!)
やはり彼女の気持ちをきちんとアウトプット出来る人物がいないと気持ちが整理されて行きませんよね~



これを引き継ぐ形で登場したのが花恋の妹「菖蒲(あやめ)」
一目見て気に入った遊佐がバドミントン部だと勘違いしてマネージャーになると不必要なボディタッチで千夏をざわつかせます(グッド!)
菖蒲は面食いで軽い恋愛を好むのでそもそも大喜は諸々論外なのですが、人見知りしない性格で大喜を勝手に「いのた」呼びして無駄に距離感を縮めていきます(笑)
雛の気持ちを知り応援する姿勢を見せてくれる辺り、恋愛要素を加速させてくれるいい存在かもしれませんね

そしてバスケ部でもアメリカ留学していた「松岡一馬(まつおか かずま)」が千夏獲りに参戦⁉
ちょっと面白そうな状況のまま秋合宿に突入して行きます!

9巻を読む!

ほぼまるっと秋合宿編です
ここでの一大イベントはやはり「大喜が正式に雛を振った」事でしょう!
ちょっと驚きましたね~
雛は大喜の千夏への気持ちを知った上で「自分を好きになってくれるまで待つ」というスタンスが一貫していました
せかすでも茶化すでもなく自分の気持ちにまっすぐに向き合っていました



でも恋愛に不慣れな大喜にはちょっと(かなり)重いですよね
だからもうしばらくはうやむやにすると思っていました
それを踏まえた上で「千夏が好き」と断言するって勇気要りますが、これだけは譲れないって気持ちがハッキリと伝わって来ましたね



それを上手く裏で支えたのは「匡&菖蒲」です

匡は雛の告白を知った時点で「きちんと返事をする」事を大喜に促していました
2人が大事な友人でありそれぞれの恋が真剣だからこそちゃんとした落し所が必要だとわかっていたんでしょうね
いつも周りを見て聞かずとも察する所が大人っぽくてカッコいい!
そして菖蒲も場をかき混ぜる存在かと思いきや雛の背中を押したり傷ついた雛に寄り添ったりと友達思いの一面を垣間見せます
そもそも自分が本気で人を好きになった事が無いし、何もしなくてもモテる容姿なので雛に一途さと大喜の頑なさは彼女に取っても初めての体験だったのかも知れません

最終的には匡と菖蒲は大喜と雛に代わり意見をぶつけ合う存在になりますが、何気にお似合いな気がしないでもないです



さぁ!自分の気持ちを一本に絞ったなら大喜の取るべき行動はひとつ!
「千夏とジャージを買いにいく!」
・・・・・・・・・出かけるのはOKとしてなんか違くない??
あと松岡噛ませにならなかったけど今後役立つんだろうか??

10巻を読む!

季節的には秋から冬に向かって行きます
部活組はインハイが終わり冬の大会に向けてトレーニングを始めていく流れですね



大喜も序盤の千夏デートを経てまた練習に帰って行きますが、そのデートで色々問題が起きます
まず登場以降イマイチの存在感だった松岡ですが、デート中に立ち寄った店でバッタリ鉢合わせます
そして千夏が席を外している間にニッコリ笑って大喜に言ったのが「Go home」でした
想像通りの嫌な奴ですが、やる事は想像の域を超えず千夏も明らかに線引きの外っぽいので大喜を焚き付ける為のキャラなんでしょうね
千夏と同じ学年で知らない事を共有しバスケが上手いイケメン・・・以上でも以下でもなかった(笑)



そんな松岡より存在感を示したのが新キャラの「木戸夢佳(きど ゆめか)」です
千夏がバスケを始めたチームにいた人物で小中と共にバスケで上を目指した仲でした
バスケの天才で、鋭い目つきと勝気な口調のせいでマウントタイプの人物に見えますが実際は友達思いな良い人でした
バスケに於いて千夏が誰よりも信頼を寄せ尊敬する存在でしたが、千夏に何の話もなく別の高校に行ってしまい疎遠というよりアンタッチャブルな人物になっていました



それが偶然大喜とのデートで再会し、彼女がバイトする歯科医院に大喜がかかった事でそれまでの事情が紐解かれます
別の学校に行ったのは両親の離婚の為で現在は「後藤」姓を名乗っている彼女は、中学の時点で自分のバスケの才能に行き詰まりを感じモチベーションを落したまま逃げるようにバスケも辞めてしまいました
それでも努力の天才と認める千夏を誰よりも評価しており陰ながら応援していたのです
・・・良い人だね~・・・それに引き換え松岡はクズだけど(笑)



なんにせよ夢佳との再会でやる気に火が付いた千夏でしたが、どうもチームと歩調が合わずギクシャクしています
個人競技の大喜や雛と違ってチームスポーツですからね
今後に影響しないか心配です



大喜には大した背景はありませんが(失礼)千夏は色々と過去のしがらみがありそうでそこにどう関われるかで彼女が心を開いてくれるかが分かれそうですよね
・・・大喜全く女心わからなそうで心配・・・



でも一番気に入ったシーンは

先生「なぁなぁ」

生徒「何すか男バスの監督」

・・・・・そんなやり取りあるかぁぁぁぁ!!!!!!!(笑)

11巻を読む!

クリスマスは優しさで出来ている!
松岡・・・アウトオブ眼中とか言ってゴメン(言ったか?)
大喜にチケット譲ってくれてありがとう!安らかに眠れ(死んでねー)



という訳で通りすがりの男バス監督がくれたウインターカップ一回戦のチケットを巡って大喜と松岡が火花を散らしましたが、最終的に大喜がゲットしチケットを夢佳に託します
冬真っ盛りながら千夏と夢佳にはようやく雪解けの時が訪れ、大喜はご褒美で千夏にハグしてもらいます
・・・最終的にこのせいで大喜は壊れましたが・・・



その他にも夢佳の背中を押してくれた彼氏の宗介クンや、小5以来彼氏がいない冬を過ごす菖蒲と匡のホッコリエピソードや、万年彼女いないキャラ扱いの西田先輩などホッコリ(?)エピソード満載のクリスマスでした



・・・なんか匡と菖蒲の距離感が変わってね?
いや、匡は相変わらずクールなんだけど菖蒲が彼に無意識に惹かれてる感じか?
これは針生&花恋、夢佳&宗介に続く新カップルあるか???



大喜はハグの余韻から抜け切れずモンモンとしていましたが遂に千夏に真意を確認しようとする・・・前に千夏は帰国した家族と長野に行っちゃいました~(笑)
まぁこういうのもお約束だから・・・ドンマイ!



シーンは冬休みから正月に移りますが未だ大喜のモヤモヤは晴れず・・
でも会いに行けないので「帰ったら話したい事がある」とメッセージを送ります
送信ボタン押すの時間かかったろうな(笑)
次回もしかして・・・・告白??

12巻を読む!

年明けから3学期頭までですね~



序盤から大喜の片想いは変わらずだったんですが、千夏に想いが芽生えた途端加速度的に恋愛要素が高まって来ましたね
シーズンオフ(冬休み)に恋愛する辺りがちゃんとアスリートです(笑)
千夏は家族と実家がある長野に帰り、大喜は匡たちと志賀高原に行き、千夏が「小波湖」にいると聞いた大喜が居ても立っていられなくなり会いに行きます



そして告白!!!
大喜らしいストレートな告白でしたが、千夏が平常心だったら危なかったのでは?と思いますがそこは作者が調整してくれるのでしょう(笑)
断られる事はなくても保留される可能性もあったのに、我慢出来なかったんでしょうね~
これが青春ですよ!!
上手く行かなかった帰り道を想像すると恐ろしくて仕方ない((ガクブル))



やはりひとつ屋根の下効果って凄いですね
物理的距離が近ければいいって訳じゃなくて、恋愛への意識が低い千夏をその気にさせるには大喜の誠実で前向きな人柄をじーーーっくり見てもらう必要がありました
逆にこのシチュエーションでないと叶わなかった恋愛なのかも知れません



という事で三学期からは「恋人」になったお2人ですが・・・
ここからどうなるんでしょうね??
最近の漫画の傾向なら付き合った後も延々話が続くというのがマストですが、掲載媒体がジャンプだし正直恋愛とスポーツのボルテージってこれ以上高まらなさそうだからここで終わりってのもひとつの手じゃないかって思うんですよね~

・・・遊佐君には悪いけど(笑)



まぁ大喜的にはチューのひとつもせずには終われないか・・・
話も次の大会に向かっているようですし、千夏が卒業するまでにイチャイチャを描いて終了って線でしょうか?
ここからは匡&菖蒲にも要注意ですし、雛がどう転ぶのかも気になります
一気に悪女化・・・はしないとしても誰か支えてあげる人出てきて欲しいですよね~
松岡も良い人でフェードアウトしそうだし・・・

13巻を読む!

・・・・・
・・・千夏と握手も恥ずかしがる男がよく付き合うって言えたな・・



12巻の告白イベントからちょっとは進展するかと期待しましたがそこはやはり青少年の味方・週刊少年ジャンプでした(笑)
敵を殺すイベントは平然と行われますが雑誌自体まだ恋愛作品にはウブでした(汗)

そう・・・例えるなら・・・
「キックオフ」から進んでないやないかい!!!!
いつまで見つめ合ってんねん!!!



と言いたくなるくらい恥ずかしいスタートでしたが、そこは高1男子と高2女子の初めてのお付き合いとなればこんなものでしょうか??
同じ屋根の下補正全くなし(笑)
そしてちょっと良いシーンの逃げ方は昭和から変わっていません!
頑張れ!!大喜!!



そんな足踏み状態の大喜をよそに付き合い始めたという報告を受けた雛の心中は穏やかではありません
好きだった人に告って断られその人が別の女と付き合う・・・
普通の大人でも地獄だよ!
幸い菖蒲や匡がその空気を察知して緩衝材になってくれたお陰で正気を取り戻しましたが、一時は菖蒲に「誰か紹介して」とか言ってましたからね
チャラ男と付き合う雛とか見たくないよ!
きちんと失恋を乗り越えて大喜と友人関係を続けられる雛は彼の100倍大人です(戦闘力にしたら53万くらい)



正直大喜が一回フラれた方が面白かった気がします(願望)
3巻で終わった順風満帆映画製作漫画程ではなくても、大喜もかなり高校生活上手く行き過ぎてる気はしますが根がストイックだから大丈夫でしょう

そんなこんなでアスリートカップルが目指すのは当然スポーツでの成功です
大喜は遊佐との再戦に燃えて県内の一年生大会に臨みますが・・・遊佐棄権!?
学校側がそんなレベルの大会に出る必要はないと判断した模様です(チーン)
その代わりに佐知川から新キャラ「望月(もちづき)」の登場です
それなりに上手いのに死んだ目と何事も諦め気味な態度は大喜の心に火を着けるのに十分でした
サンキュー噛ませキャラ(笑)



そして一年生大会優勝の勢いで大喜はやりました!
「千夏を名前呼び」
・・・それだけ??多分17巻くらいには手を握れる筈です!!


14巻に続く!

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