【クラシック】第3回 園田健一「GUN SMITH CATS」を読む!

GUN SMITH CATS01 バトル・アクション
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こんにちは
湖面をたゆたう漫画好きLuckoです

このブログではいい年した漫画好き(汗)のボクが、これまでの漫画遍歴で好きだった漫画や作家さんの作品を中心にあらすじやキャラクターを簡単に紹介しつつレビューしていきます

完全に個人の独断と偏見ですのでその辺はご容赦ください

あとネタバレも含みますので注意してくださいね

今回ご紹介するのは園田健一「GUN SMITH CATSです

確か当時アフタヌーンのコミックを多数所持していたので(雑誌はあんまり読んでない)その関連で買ったんじゃないかな~と記憶しています

当時からガルフォース」「バブルガムクライシス」「スーチーパイなど幅広くキャラクターデザインなどもしていたので園田健一を通っていない若者はいないと思っています(ビシッ)

今ほどはあまり本格的なミリタリー作品ってなかったと思うので、ジャンルそのものも斬新でしたしガンスミスの主人公と元娼婦のパートナーって設定も独特でしたね

今読んでも色あせない独自性を感じさせるソノケンテイスト100%の名作です!

作品概要

【作品名】
 GUN SMITH CATS 
【作者】
園田健一
【連載期間】
 1991〜1997 
【巻数】
全8巻
【掲載誌】
アフタヌーン
【ジャンル】
 バトル・ガンアクション 

作品紹介

1巻を読む!

主人公はラリー・ビンセント
シカゴで銃工店「GUN SMITH CATS」を経営するガンスミスであると同時に凄腕のバウンティハンター(賞金稼ぎ)でもある
・・・稼ぎの大半は副業であるという説も・・・
インド系のイギリス人で愛車は1967年型シェルビー・コブラGT500、愛銃はCz751stモデル
・・・すでにガンマニアと車マニアでないとハードルが高い作品である事が伺えます
が、大丈夫!僕は両方とも門外漢です!!(笑)



そして相棒は「ミニーメイ」こと「メイ・ホプキンズ」
チャイナタウンにある娼館「紫猫館(しびょうかん)」で働いた過去を持ち夜のテクニックに精通した17歳・・・まぁアメリカの話なんで・・
恋人の「ケン」から爆薬に関しての知識や技術を叩きこまれた爆弾魔(ボムフリーク)
見た目はなぜか13歳くらいで止まっている謎の女性



もう主人公ペアの設定だけでお腹いっぱいです(汗)
表裏の仕事柄警察関係にも顔が効きやすくストーリーも主に賞金稼ぎ側の展開がメインとなります
そりゃあ銃修理してそれにまつわる昔話では続かないですよね(笑)

1話から弁護士の「フィリップ・ジョーンズ」に頼まれて麻薬ルートに関わる脱走犯の保護を依頼されますが、彼を狙っていた殺し屋「ボニー」と銃撃戦になります
その結果、ラリーとミニーメイのせいで両足を失ったボニーが兄「クライド」の協力で脱走すると関係者を巻き込みながら復讐にやってきます
やはりアメリカを舞台にしているだけあって、銃や刃物で簡単に人が死ぬし悪人は相当なワルですね・・



基本1話完結のオムニバスが中心ですがその中で継続してラリー達に関係がありそうなのはラリーご用達の情報屋「ベッキー・ファーラ」と運び屋の「ビーン・バンデット」、ミニーメイの恋人「ケン・ターキィ」、シカゴ市警の警部「ロイ・コールマン」ですかね



まずベッキーは見た目普通のメガネ女子なんですがかなりの情報を持ち金にうるさい人物です
1巻では情報屋としての能力よりボニーの人質になったりドジな側面が目立ちましたが、今後の活躍に期待です

ビーンは運び屋をしている謎の男です
1巻では間接的な関りが多くまだ不明な所が多い人物ですが、ビジネスで割り切った性格をしており金次第で敵にも味方にもなりそうです

ケンは本名「ケン・タキザワ」という日系人です
ミニーメイに爆弾の知識を仕込み、13歳のミニーメイに手を出した正真正銘のロリコンです!!!それ以外ありません!!
1巻では腱鞘炎を患い爆弾製作が出来ない為、所属する組織を逃げたくて行方をくらましていました

ロイは唯一の警察関係者ですが日本と違うのは警察と賞金稼ぎは決して敵対関係ではないという事です
ラリーとは犯人逮捕の為に持ちつ持たれつといった関係でしょうか



なにせ舞台がアメリカなので色々日本とはスケールの違いを感じてしまいます
FBIやCIAのドラマがカッコ良くて日本の警察モノがダサく感じるのと似たようなものですね(西部警察は除く)
銃撃戦あり、カーチェイスあり、人間ドラマありな内容になっております
個人的には女の子をコブラでひきそうになった際に、ドアを開けて中を通すシーンが逮捕しちゃうぞにもあって驚きました

2巻を読む!

いきなり19歳の処女と17歳の元娼婦が開店前のバーで怒鳴り合ってます
・・・さすがアメリカ(アメリカでも処女以外は違法だよ!)



序盤に登場した空き巣狙いのプロ「ミスティ(15)」はいい味出してましたが再登場はあるんだろうか?

今回はケンが所属していた組織との荒事です
元をただすと組織の下っ端が「GUN SMITH CATS」に強盗に入りついでに店番をしていたミニーメイも攫ったのが始まりです
当たり前のように組織を探っていたベッキーも捕まってますが、この子情報屋として大丈夫なんでしょうか??
1巻のケンの下りでミニーメイと顔を合わせていた組織のボス「グレイ」は、右腕を吹き飛ばしたラリーに恨みをもっていました(そりゃそうだ)
ミニーメイの隠し道具で2人はグレイのアジトを逃げ出しますがGUN SMITH CATSがラリーに関係があるとバレてしまい彼女はロイに一旦保護を求めます
・・・が既にグレイとロイの署の署長はズブズブの協力関係にありました・・・さすがアメリカ!



しかもグレイとのいざこざを回避しようとするラリーとこの機にケンを助けたいミニーメイの間で諍いが勃発します
罠に嵌めるはずだったグレイに先回りされたラリーは1500ドルのP210と直ったばかりのコブラを壊され心のダメージ大!!!
激しいカーチェイスの末にグレイを確保するもラリーはアバラにダメージを負いドクターストップ!
これで一件落着かと思いきや組織を抜けたケンの情報を辿りミニーメイとベッキーはロスに飛びます(いや~アメリカはスケールが大きい!)



ロスの撮影スタジオで爆弾技術を活かしスタッフに紛れ込んでいたケンを見つけたミニーメイでしたが、彼を追っていたグレイの部下に撃たれケン死亡(チーン)

・・と思ったら特殊メイクで死んだフリでした
撮影スタジオを掛けた仕掛けがオシャレ!
グレイは捕まりケンは追手から解放されめでたしめでたし・・とは行かないですよね~



ロイから「グレイ脱獄計画」を知らされたラリーはそれに逃がし屋ビーンが噛んでいると知りまたまた波乱の予感が・・・
ボニーにせよグレイにせよ裏の世界に足を置く執念は感じますが、ビリーはそれを超える戦闘やカーチェイスなどのスキルの高さを感じるキャラクターです
いいキャラなんで殺し合いにならないといいんですが・・
あとアメリカのアウトローって手足無くなると武器仕込むの普通なんですかね?そこらじゅうにコブラ(004?)がいる(笑)

3巻を読む!

前半はラリーvsグレイの最終章です
と言っても殆どラリーvsビーンのカーチェイスですけどね
グレイ脱出計画の日程を入手したラリーとミニーメイは刑務所前でビーンの車を探していると・・・ミニーメイがグレイに見つかり拉致られます!!
この子もよく捕まるな~(笑)
というわけでビーンカーにはビーンとグレイ、ミニーメイが乗りますがそれでもビーンは速い!
結構万能なラリーですら負けを意識するほどですからね
さすが名うての逃がし屋です!



最後は逃走経路となった港で決着です
ミニーメイをラリー復讐の道具にしようとしたグレイと、あくまで予定外に巻き込んだミニーメイを逃がそうとするビーンの間で交渉が決裂!
駆けつけたラリーとビーンが共闘してグレイを倒します
最初出た時はただのワンポイントの敵だと思ってましたが、しぶとい上に強かったですね
結果的に彼の腕を落したせいでアタッチメントが増えて厄介になりました(笑)



後半は新シリーズですが、2巻で絡んだ「ミスティ・ブラウン」の復活です!
もちろんトラブルを携えて(笑)



2巻の一件で服役していたミスティは刑務所内で知り合った女性からあるマフィアの情報が入ったビデオテープを入手します
持ち主は服役中に事故死し、彼女の仇を取りたいと意気込むミスティでしたが相手が流石にマフィアでは・・・
でもまたまたまた愛車のコブラがマフィアに壊されラリーの怒りに火が付きます!



今度の相手はマフィアですが、直接の相手は本場イタリアのマフィア「鉄のゴールディ」です
長身で女好きな・・・「女」
そしていつもどおりしつこい(笑)
マフィアの手をかいくぐり貸金庫からビデオテープを取り出そうと策を練りますが、ゴールディの「気に入った女レーダー」に引っかかりあえなくミスティが捕まります
本当にこの漫画のキャラやたら敵に捕まりますね
普通アメリカなら殺されてるんじゃないか・・・?



奪還作戦はいつも通り人質有のビハインドスタート
それでもラリーとミニーメイのコンビプレーでゴールディを出し抜きますが、逃げたって事はまた戻ってくるんですよね?
これもいつも通り・・・って考えると敵が変わってもパターン同じですね(笑)
まぁ多少非合法とはいえラリーはただの賞金稼ぎですから、組織と戦えば後手に回りますよね~
これからもラリーの受難は続く事でしょう!

4巻を読む!

巻を追うごとにバトルが激しくなりストーリーが重くなっていきます・・
ミニーメイとケンの出会ったエピソードでホッコリした後は、ゴールディ編の続きです



ゴールディは彼女が調合した麻薬「ケロシン」を各組織に売りさばいていましたが効き目に対し価格が安い事から爆売れしすぎてマフィアに警戒されていました
ケロシンはシティハンターでお馴染み「PCP(エンジェルダスト)」のように超人的な力を発揮するだけでなく、強い催眠作用がありこれが4巻を通してラリーを苦しめる原因となります
さすがアメリカのストーリー展開ですね
当たり前のようにドラッグの話が出てきます



なんとラリーはこのケロシンを追っていた賞金首に打たれてしまいます!
もちろんゴールディが裏で糸を引いているのですが、主人公が麻薬中毒になっちゃいました(チーン)
しかもケロシンの催眠作用を利用してゴールディがラリーに殺させようとしたのは、4巻までのストーリーで警察ながら彼女の強い味方であるロイ・・・
おいおいおいおい!!!それはダメでしょ!!
さすがに刑事撃ったら取り返しが・・それにストーリーがプリズンブレイクになっちゃう(笑)



実はゴールディは気に入った女性はどんな手を使ってでも手に入れる執念深い人間でした(コワッ!)
そんな彼女にロックオンされてしまったラリーとミスティは揃ってゴールディに拉致され最大最悪のピンチに陥ります
でもそこでラリーは機転を利かしある方法でケロシンの催眠を破ろうとします
・・・言うのは簡単ですが麻薬に抵抗するって並大抵の精神力じゃないですよね
20そこそこで場数踏んで来ただけの事はありますよ!



いや~、このゴールディって女は凄いキャラですね
マフィアとしての貫禄と生き延びて来た勝負勘、征服欲、アブノーマルさをハイレベルで兼ね備えています
結局またしても裏で雇われていたビーンにゴールディを攫われ逃がしてしまいますが、全員無事に戦いをやり過ごせたのは僥倖でしたね
でもラリーの心の傷は大きかった・・・一旦イタリアに帰って行きましたけど、絶対また出てくるよね~



ラリーをヤク中から助けようとしてチャイナタウンを訪れたミニーメイの秘密が明らかになります
何と!ロ○コンのケンの為に鍼と漢方で13歳当時の容姿を保っていたのです!!
そんな秘術があるのか⁉・・・ないよね(笑)

5巻を読む!

ケロシンでラリってGUN SMITH CATS営業停止!(チーン)
・・・店主が錯乱した銃砲店とか恐ろしくてたまらないですね(笑)
という訳で晴れて無職になったラリー・・・
心の中に去来するのはゴールディの一件での恨みつらみばかり・・
中でもあと一歩でゴールディを逃がしたビーンへの怒りは留まる所を知りません



そこへ偶然通りかかったビーンを見つけたラリーは・・・迷わず後を付けます!!
今回は1本のアクション映画みたいな展開ですね
ラリーやミニーメイを始めいつものキャラが活躍するのは勿論なんですが、ストーリーの中心にいるのは逃がし屋にして「ロードバスター」の異名を持つビーンです
序盤から何度も登場していながら未だ素性は明らかにされていない彼は一体何者なのか??
この第5巻で明らかになります!



序章はドラッグの運搬を請け負ったビーンに噛みついたラリーは「彼の仕事を妨害出来たら二度とドラッグを運ばない」という条件で勝負を受けます



そして第1章は「ビーンのお宅訪問!」からの「ハラハラドキドキかくれんぼ!」
ロックスミスが本業のミスティの力を借りてビーンの隠れ家に侵入します
ミスティってただのコソ泥かと思ってたけど、サクサク侵入の手助けする辺りかなり優秀なんだね(笑)
目的はビーンが取引の身分証明に使う「1ドル半券」
彼が今回仕事に使う車を特定し中を漁っているとビーンがやって来て出発!
ラリーは後部座席で息を潜めるお約束展開でしたがあるピンチが襲い掛かります
・・・「おしっこもれそう」・・・・



第2章は「チキチキアメ車猛レース」
サービスステーションでビーンの取引を横取りしたい男「ジョーンズ」とのやり取りにラリーも割り込みレース勝負に展開
フォード・ボス302マスタングのビーンvsジョーンズに雇われたコブラ使いの「リフ・ラフ」vsナンパ男のダッジ・バイパーを勝手に乗っ取ったラリーで開戦!
一般車をかいくぐりニトロあり、ジョーンズの妨害あり、ナンパ男のゲロあり、巨乳のお姉ちゃんあり(?)、雪ありのバトルロイヤル!!!
サイバーフォーミュラに出て来そうなビジュアルのリフ・ラフもただのギャルレーサーじゃなく野心と腕のあるいいキャラでしたね(死んでない!)
結局レースはジョーンズ妨害で水入りとなり、ビーンは重傷を負わされ1ドル半券も奪われてしまいます



そして締めの第3章は舞台をニューヨークに移し地元マフィアといつものドタバタ銃撃戦!
ビーンから取引ドラッグがあの「ケロシン」と聞き黙ってられないラリーと面子を潰されたビーンは別々に取引場所に乗り込みますが既にジョーンズは取引の最中・・
受けた仕事はきっちりやり切ろうとするビーンの性格というか矜持のようなものはこれまでも見えていましたが、凄く計画的なのに時に直情で行動し己を貫くビーンがやっぱりトリを締めます
戦う女子率高いこの漫画でひときわ男らしいキャラですな~(感心)



そして金にこだわるビーンの動機「オリジナルの車を作りたい!」
どこまでも車バカですね(笑)
車や武器だらけの自宅や頑強な装備と身体、そして鋼の職人魂をもつビーンの素性を垣間見た回でした

6巻を読む!

今回も1巻分の長編です(ラスト持ち越してるかも?)
子気味良いショートストーリーから長編にシフトしていくのはストーリー漫画の宿命ですね
それにしても・・・長い!キャラ多い!話重い!マダムの唇厚い!!!(笑)



というわけで行きましょう!
今回のメインゲストは一流マジシャン「Mr.スマート」こと「マイケル・ストーン」
そして裏の顔はロックスミス&催眠術師!
なかなか多方面に手広くやってますな(笑)



彼が敵・・・ではなく首謀者は「ボーグナイン」という男であるマフィアの取引を邪魔して金を手に入れる為にスマートを仲間に引き入れます
しかもボーグナインはスマートが裏切らないよう彼の娘「ジーナ」の首に爆弾入りベルトを付けてしまいます
これで従わざるを得なくなったスマートは行動を開始していきます・・



というのが序盤のあらすじですが、ラリーはどう関わるのか?
実はスマートは2年前に娘を虐待したとして親権を取り上げられており、今回人身事故を起こして逃亡した為賞金首の出番となりました
でも実際に状況を確認するとジーナはスマートを慕っている上、ジーナの友達「アグネス」「フローラ」「トム」が共謀して父娘を会わせようと必死になっている姿を見て疑問を抱きます



で、偶然ジーナが首輪爆弾を付けられた所に出くわしスマートとジーナを助けようと動きます
・・・だいぶ込み入った所に首を突っ込みましたね
それには理由があります
スマートとジーナの信頼関係を見てラリーは厳しかった母に隠れて銃を教えてくれた消息不明の父の思い出を重ねていました
今回はしみじみ要素も加算されています



ここからはいつものファミリー(?)総出で作業です
ベッキーはマフィアの取引情報を提供(有料)、ミニーメイはその幼児体形を活かしてジーナの替え玉に、ケンは爆弾のスペシャリストとして首輪解体に、ミスティは現場でラリーをフォローします
大分担当分けが出来てきましたね、ミニーメイは今回子守り担当です(笑)



対するボーグナイン側には運転手として5巻で登場したリフ・ラフが再登場!
今回も流れ的には雇い主に恵まれませんでしたが・・・(チーン)
しかも全般的に雪道&ハンマーで「スピードエンジェル」の二つ名はあまり役に立ちませんが、オフロードでも非凡な運転技術は見せてくれます



あ!黒幕はスマートの妻です(超ネタバラシ!!!)
しかし毎回重傷を負いながら銃撃戦をするラリーはちょっと痛ましいですね(汗)
次元大介みたいにスマートに撃ちまくって活躍してくれると安心なんだけど・・・
単純なガンアクションだけじゃなくカーチェイスや情報戦、人間ドラマと濃厚な長編に・・胃もたれしそう(オイッ!)

7巻を読む!

今回も長編でしたね(進行中)
大体パターン的なのが決まってて、「事件が起こる」「チームラリー出動」「ラリーガッツリ目なピンチ」「解決」って流れですね
麻薬打たれたりアバラにヒビ入って銃撃てなくなったりピンチが容赦ないのがちょっと可哀そうですが・・・今回は更に容赦がないです(チーン)



だって敵の大将が「ゴールディ」ですから!
宣言通りイタリアから舞い戻って来たゴールディ「パワーボール」と呼ばれるケロシンの後継ドラッグを使ってシカゴマフィアを恐怖に陥れます
このパワーボールはケロシンに比べて催眠効果が上がっており、いつの間にか投与されていたマフィアの幹部たちがゴールディの一声で自分のボスに襲い掛かります
大胆に敵の懐へ入って行くと見せかけて緻密な根回しをしている辺りにゴールディの怖さがグレードアップしています(ガクブル)
でも前回に比べて迫力だけでなく女らしさも増してるのが・・いい!!



イタリアンマフィアとしてシカゴを牛耳ると同時に、個人としてラリーを手に入れようとしますがゴールディは更にとんでもない隠し玉を出してきます
その名は用心棒「ミスターV」!(ダサッ!)
正体はラリーの父親で本物の「ラリー・ビンセント」(しかもパワーボールで催眠済)
ちなみにラリーの本名は「アイリーン」です
いかに気丈なラリーでもこれには心折れそうになります・・
色々あった上での結果論なので実際父がラリーを裏切ったのでも、意図的にゴールディに付いた訳でもないんですけどね



どこまでも先手を打ってくるゴールディを相手にするにはやはりチームラリーの力が必要です
特に前回に続きケンの活躍は大きなアドバンテージになりました
爆弾に関する知識や技術と裏社会の情報網やツテはミニーメイよりも上ですからね!ただのロリコンオヤジではありません!!(多分)
その分ミニーメイがラリーのバックアップとして活動するのも大きなメリットです
更にオリジナルの新車「バフ」を携えて登場したビーンもいい仕事してくれます・・が、ラリーとの一戦以降ちょっと良い人になっちゃいましたね(そこは良し悪し)



ラリーの想いは父に届き正気を取り戻させられるのか?
次回最終8巻で間違いなく決着ですね!
・・・あ、ロイが入院したの忘れてた(笑)

8巻を読む!

ゴールディ戦決着です!
ここまで何度も登場してラリーの肉体だけでなく精神まで追い詰めまくったゴールディもこれでオサラバです
パワーボールでラリって銃も刃物も効かないハイパーゴールディになったのは良かった(?)のですが、そのまま精神を蝕まれ彼女の過去が明らかになります
イタリアマフィアドンの孫として生まれ育ちゆくゆくは組織を継ぐ立場でしたが、両親と祖父を部下の裏切りで失った悲しい過去持ちそこから心理学専攻の強みを活かしドラッグでのし上がってきました
やはりこの風格と執念深さや周到さにはそれなりの理由がありましたね



因縁の相手が去り父親も無事戻り大団円のラリーが次に巻き込まれたのは「ニセ100ドル札製造」に関わる取引でした
・・・賞金稼ぎよりトラブルメーカーの才能がありますね(笑)
事の発端はミスティがロックスミスの血を騒がせビーンのバフを盗んだ事からでした
ミスティ、最近大人しかったのに最後に超ヤバイ事しましたね(汗)
そしてあえなくビーンの荷を狙う一派に捕まり、ニセ札の材料&本来の依頼者「ジム・マークス」共々交渉材料に使われてしまいます
しかし・・・ミスティと言いベッキーと言いマフィアの巣窟シカゴで敵に捕まり過ぎでは??



ラストエピソードはここまでライバル関係であり時に共闘してきたビーンとの追跡劇です
まー展開自体は目新しいものじゃないんで置いといて(オイッ!)
ビーンの仕事への矜持やこれまでのラリー達とのやり取りで少~し角が取れて人間味ある彼が見れました
バフのタイヤが90°回って横移動出来る機能なんて今でも一般的には実用化されてない技術ですよね?1997年当時に登場させてたのは凄いですね~
やっぱこの人キャラよりも車と銃が可愛いのかもしれません(笑)



最終話は生きてるキャラ総登場でラリーの誕生日をお祝いです
父親を見つけ賞金稼ぎを続ける意義を見いだせないでいたラリーでしたが、これまで関わって来た人達との関係を振り返り新しい意味を見つけました
めでたしですね!
ミニーメイとケンが婚約した事と、ゴールディが生きていたけど記憶を失っていた驚きを持って終了です

ご存知の方もいると思いますがストーリーは続編の「GUN SMITH CATS BURST」に続きます
そっちも順次読んで行こうと思っています

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