魔女大戦-32人の異才の魔女は殺し合う-(塩塚誠/河本ほむら)【漫画あらすじ紹介&レビュー】

魔女大戦-32人の異才の魔女は殺し合う-05 バトル・アクション
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こんにちはLuck’oです

このコーナーは現蔵書3000冊弱、延べ通読冊数6000冊以上のLuck’oが読んだ作品のあらすじ紹介とレビューをしていくブログです

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※ご注意
このコーナーは大なり小なりのネタバレを含みます
ご自身の判断で閲覧いただくようお願いします

TheWorkData

【作品名】
 魔女大戦-32人の異才の魔女は殺し合う- 
【作者】
作画・塩塚誠
原作・河本ほむら
【連載期間】
 2021〜 
【巻数】
1〜5巻
(2022.12現在)
【掲載誌】
コミックゼノン

最新刊・5巻(2022/10/20発売)

《かんたんあらすじ》

マタ・ハリの魔装「踊り躍る理想郷(ダンス・ダンス・ユートピア)」とメアリー・リードの魔法「七つの海の王女達(クイーンズ・オブ・セブンシーズ)」の正面衝突は一瞬にして決着が着きます



試合の展開を見守る悪魔達が注目したのはマタ・ハリが「魔法を使わずに勝利した」事実でした



この戦いの後、マタ・ハリはある人物達と合流します

「焔」の魔女・八百屋お七

「武」の魔女・厳詠春

「戦」の魔女・ゼノビア

この四人は「魔女の鉄槌」というユニットを組んで裏で行動していました

その真意はどこにあるのでしょうか?

★一回戦第五試合☆

「純」の魔女・マリー・アントワネットvs「意」の魔女・エカチェリーナ2世

「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」で名を馳せた稀代の魔女と「非ロシアの血を以ってロシアを支配した魔女」

奇しくも同じ時代に生きた2人の魔女は開始早々にお互いの魔装を展開し攻勢をかけます

「百の花びらを纏う薔薇(ロサ・ケンティフェリア)」

「生まれながらの王(ナチュラル・ボーン・キング)」



マリー・アントワネットを驚かせたのは自らが王になる資質を「性癖」と豪語する性格だけでなく、ここまで誰も持っていない魔装に纏わる秘策でした

それは・・変化する魔装「意魔法・エカチェリーナ“大帝(ヴェリーカヤ)”」!!

ロシアの歴史上もっとも長い皇帝たらしめた彼女の「適応力」が具現化したような能力に追い込まれるマリー・アントワネット



しかし彼女も自身の代名詞とも言える「ギロチン」でエカチェリーナを捕えると・・

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Story&Review&Character

《1~3巻》

この作品はこれまで世界中の表裏問わず活躍(時に暗躍)してきた女性達が、かつて叶えられなかった己の欲を実現する為に「魔女」として名乗りを挙げトーナメントを戦い抜くタイマンバトル漫画です



「週末のワルキューレ」「テンカイチ」などと同様にシステムを運営する者はいますが、基本的に特定の主人公はいません

言うなれば勝った者が主人公です



舞台は魔界・魔宴(サバト)闘技場

そこに悪魔女王アグラット・バット・マハラットが集めた古今東西で名を馳せた女性達32人が「魔女」として敗北即死のデスマッチトーナメント「魔女千夜血戦(ヴァルプレギス)」に参加します

優勝者に与えられるのは生前叶えられなかった欲望に実現

そして敗者に与えられるのは輪廻の輪から外れる完全なる消滅・・



「魔女」の称号を持つ者は自身の「魔装」「魔法」を駆使して敵を打ち倒します

「魔装」「欲」を武器とし鎧とする魔女の戦闘装束です

自身に関連のあるものが具現化し装備となります



「魔法」は己の「欲」を源とし発揮する魔女の異能です

「欲」さえあれば誰でも使えるみたいですが、その威力や効果は千差万別



ここまで万能な戦いを出来る一方で敗者に与えられるのは輪廻の輪を外れこの世から完全に消滅する「永遠の死」です



さあ31人の屍を乗り越えて己の欲を満たすのは誰か⁉

★一回戦第一試合☆

「血」の魔女・エリザベート・バートリーvs「豪」の魔女・巴御前(ともえごぜん)



エリザベート・バートリーはトランシルバニアの名家の生まれで権力を利用して殺しに殺しまくった人物でその数は650人と言われています

対する巴御前は平安時代に生きた人物で、木曽源氏の家系で女性とは思えない程の勇猛な武士でした

いきなり和洋対決(⁉)です

エリザベートは拷問大好きキ●ガイ美女です

一発目から何てヤバい奴を出して来るんだか・・

巴御前はそんなエリザベートと対極にいるストイックな戦士で平氏に敗れたが故に「悪」とされた仲間の汚名を返上する為に戦いに赴きます

対極としては嬲って削るエリザベートに一発逆転の機を狙う巴御前の展開です

○巴御前vsエリザベート●

巴御前の信念を乗せた弩弓の勝ち


★一回戦第二試合☆

「覇」の魔女・武則天(ぶそくてん)vs「純」の魔女・ジャンヌ・ダルク



人類史上最も高みに昇った女・中華帝国「唐」の女帝武則天と全てを戦いに捧げて来た無欲の女ジャンヌ・ダルクです



中国の覇権を握った女ですから欲に関しては人類史上でもかなり上位なレベルです

上から目線でしか物を見た事がないと思うので超尊大です(笑)

逆にジャンヌは「欲」が何かすらわからない為、「魔装」「魔法」も使えません

これは戦う前から勝負あったか?と思われた時にジャンヌがとんでもないこと言い出します

「我欲を欲す」

・・どえらい事言いましたよ⁉

まずは欲の塊みたいな武則天がロックオンされますが戦いの行方や如何に⁉

○ジャンヌ vs 武則天●

恐るべし「無欲の欲」


ここで2つの新たな指標が提示されます

ひとつは「欲の強さランキング」

これはS(サメク)級、A(アレフ)級、B(ベス)級、C(ヘス)級になるそうです

・・回りくどい言い方なだけで只のランク分けですね



もうひとつは「魔女階位」です

これは端的にオッズです

ここからは事前情報としてランキングがわかるようになります

順位通りか?それともジャイキリか?

★一回戦第三試合☆

「愛」の魔女・クレオパトラⅦ世(1位)vs「鬼」の魔女・卑弥呼(4位)



おっと!階位が出て早々の上位対決にして日本人にも馴染みのある名前同士ですね

クレオパトラが絶世の美女然としているのに、我らが卑弥呼様がJCギャルっぽいのは扱いに差を感じますね

でも斬新でいいかも(笑)

人を食ったような卑弥呼の奇策を正面からねじ伏せるクレオパトラの戦いは4巻に続く!

《4巻》

クレオパトラの魔法は「愛」

この世の全てに愛された女だからこそ出来る「何でも叶う魔法」



その命令によって左腕を捩り切られた卑弥呼は満身創痍の中、戦況を見守る魔族すら驚きの行動に出る

なんとクレオパトラと同じ手段で彼女の左腕を折ってしまう!

同じ魔法⁉同じ欲⁉

唯一無二の「愛」が相手にもあるのかと疑うクレオパトラだったが、卑弥呼の言動からそれが彼女のまやかしだと気付く



そう・・・すべてが「嘘」・・・



「愛」という孤独で生きて来た女と「嘘」を真実に変えて生きて来た女との決着は⁉

常に冷静沈着なクレオパトラはさすが魔女階位1位

そこを上手い事揺さぶろうとする卑弥呼との駆け引きが最高!

○卑弥呼 vs クレオパトラ●

延々と裏をかき続けた卑弥呼の作戦勝ち

★一回戦第四試合☆

「海」の魔女・メアリー・リード(24位)vs「密」の魔女・マタ・ハリ(14位)


18世紀のカリブ海で「海賊」として欲しい物は力づくで奪って来た女と、第一次世界大戦の最中人気ダンサーとして興行を打ちながら「二重スパイ」として活動し非業の死を遂げた女

動と静を体現したような

2人の対決はどちらが主導権を握るのか⁉



二重人格の海賊と二重スパイ・・そこは関係ないか(笑)

海賊とスパイなら海賊の方が強そうだけど、生前の肩書は全く関係ないから面白いのかな

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